【2026年最新版】司法書士の通信講座おすすめランキングTOP7

司法書士の通信講座おすすめランキング

司法書士は合格率が約5%しかない、国家資格のなかでもトップクラスの難関です。出題範囲が広く、合格までに3,000時間ほどの勉強が必要といわれているため、独学よりも通信講座を使って効率よく対策する人がほとんどです。

ただ、講座の数が多く「結局どれを選べばいいの?」と迷ってしまいますよね。そこでこの記事では、料金・合格実績・教材・サポート・カリキュラムの5つの基準で人気の通信講座を比較し、おすすめ順に7社を紹介します。

目次

【2026年最新版】司法書士の通信講座おすすめランキングTOP7

講座 料金の目安(初学者向け・税込) 合格実績 こんな人におすすめ
アガルート
アガルート
162,800円〜 受講生の合格率28.6%(2025年度) 合格率とサポートを重視したい人
スタディング
スタディング
49,500円〜 合格者の声を多数掲載(合格率は非公表) とにかく安く学びたい社会人
クレアール
クレアール
355,000円(時期により大幅割引あり) 合格体験記を多数掲載(合格率は非公表) 効率重視で長期保証もほしい人
フォーサイト
フォーサイト
107,800円 受講生の合格率25.0%(2025年度) わかりやすい教材で短期合格を狙う人
伊藤塾
伊藤塾
499,000円〜 合格者占有率が高い実績(合格率は非公開) 費用をかけても確実に合格したい人
LEC東京リーガルマインド
LEC
49,500円〜 40年以上の指導実績(合格率は非公開) 大手の安心感や通学も選びたい人
TAC(Wセミナー)
TAC(Wセミナー)
495,000円〜 カリキュラム修了生の合格率33.3%(2025年度) 人気講師の教材で学びたい人

合格実績の数字は各社で計算の基準がバラバラなので、そのまま比べると判断を誤りやすい点に注意が必要です。くわしくは「各社が出す合格率をそのまま信じてはいけない理由」で解説します。

1位 アガルート|合格率の高さと手厚いサポートで選ぶなら

アガルート

料金(税込) 入門総合講義 162,800円/入門カリキュラム・ライト 239,800円/入門カリキュラム・フル 349,800円(2027年合格目標)
合格実績 受講生の合格率28.6%(2025年度・全国平均の約5.5倍)
受講形態 オンライン(スマホ・PC・タブレット対応)
教材 フルカラーのオリジナルテキスト+肢別過去問集+ひな形集
サポート 質問サービスKIKERUKUN、月1回のホームルーム、学習サポーター制度
合格特典 受講料の全額返金、またはお祝い金3万円

メリット

  • 受講生の合格率を公表していて、数字に裏付けがある
  • 講義をする講師がテキストも作っているので説明とつながりやすい
  • 苦手な人が多い記述式を段階的に学べる仕組みがある
  • 合格すれば全額返金が狙えるため、実質負担を大きく減らせる

デメリット

  • 通学はなく、対面で授業を受けたい人には向かない
  • 図解が多いテキストの作りが、人によっては読みにくく感じることがある
  • 定期カウンセリングを付けると追加費用がかかる

アガルートは、法律系の難関資格を得意とするオンライン専門の通信講座です。一番の強みは、受講生の合格率28.6%という具体的な数字を公表していること。全国平均の約5.5倍にあたり、根拠を示している点で安心感があります。

講義は9段階の倍速再生に対応し、スキマ時間でも繰り返し見られます。テキストはフルカラーで、合格に必要な情報だけを凝縮。質問サービスや月1回のホームルームなど、一人で学ぶ通信講座でも孤独になりにくい工夫がそろっています。

さらに、合格すると受講料が全額返金される特典があり、これを使えば実質的な負担をぐっと抑えられます。料金とサポートのバランスがよく、どれにするか迷ったらまず候補に入れたい講座です。

2位 スタディング|安さとスキマ時間学習で社会人に人気

スタディング

料金(税込) ミニマム 49,500円/ベーシック 69,300円/スタンダード 89,100円/コンプリート 99,000円
合格実績 合格率は非公表(合格者の声を多数掲載)
受講形態 オンライン完結(スマホ・PC・タブレット対応)
教材 デジタルテキスト+スマート問題集+記述式の暗記ツール
サポート AIによる復習機能、質問は有料チケット制
合格特典 合格お祝い金 最大1万円

メリット

  • 5万円台から始められ、業界でもトップクラスに安い
  • スマホひとつで講義も問題演習も完結する
  • AIが苦手な問題を最適なタイミングで復習させてくれる
  • 1講座が短く、忙しくても少しずつ進めやすい

デメリット

  • 合格率を公表しておらず、実績が数字で見えにくい
  • 紙のテキストは標準では付かない(オプション)
  • 質問するには別料金のチケットが必要

スタディングは、スマホだけで学習が完結するオンライン専門の通信講座です。最大の魅力は49,500円から始められる圧倒的な安さ。10万円を超える講座が多いなかで、この価格は大きな武器です。

1回の講義が短くまとまっていて、通勤中や寝る前などのスキマ時間にコツコツ進められます。AIが一人ひとりの理解度を分析し、忘れたころに復習を出してくれる機能も便利です。

費用を抑えたい社会人や、まとまった勉強時間が取りにくい人にぴったり。一方で紙のテキストが標準で付かない点や、質問が有料である点は事前に理解しておきましょう。

3位 クレアール|効率重視のカリキュラムと長期保証が魅力

クレアール

料金(税込) 2027年合格目標 1年スタンダード春コース 一般価格355,000円(5月割引価格184,600円など、時期により大幅割引あり。入学金・教材費・送料込み)
合格実績 合格率は非公表(合格体験記を多数掲載)
受講形態 オンライン(紙テキストとデジタル教材の両方を利用可)
教材 テキスト+択一六法+合格書式マニュアルなど(紙とPDF両対応)
サポート 回数無制限の質問、答案の採点・添削、安心保証プラン
合格特典 安心保証プラン利用時、一発合格でオプション代5万円を返金/合格お祝い金 最大10万円

メリット

  • 合格点を最短で狙う効率重視のカリキュラム
  • 不合格でも1年延長できる安心保証プランがある
  • 質問が回数無制限で、初学者でも相談しやすい
  • 条文が苦手な人に評判の択一六法が付いてくる

デメリット

  • まったくの初学者には内容が難しく感じることがある
  • コースの種類が多く、どれを選ぶか迷いやすい
  • 料金やキャンペーンが頻繁に変わるため確認が必要

クレアールは、満点ではなく合格点を最短で取ることに特化した、独自の学習法が特徴の通信講座です。出題されやすい論点にしぼってムダを省くため、仕事や家事と両立したい人から支持されています。

注目はプラス5万円ほどで付けられる安心保証プラン。万が一その年に合格できなくても、もう1年サポートを受けられます。一発合格すれば保証分は返金されるので、保険として付けても損になりにくい仕組みです。

質問が回数無制限なのも初学者には心強いポイント。ただしコースが多く料金も時期で変わるため、申し込み前に公式サイトで最新の内容を確認しておきましょう。

4位 フォーサイト|わかりやすい教材で短期合格を狙う

フォーサイト

料金(税込) バリューセット 107,800円(基礎講座・過去問講座は各76,800円で単科購入も可)
合格実績 受講生の合格率25.0%(2025年度・全国平均の約4.8倍)
受講形態 オンライン(紙テキストとデジタルの両方を利用可)
教材 フルカラーテキスト+eラーニングシステム「ManaBun」
サポート 質問制度(回数制限あり)、個別カウンセリング、フォローメルマガ
合格特典 Amazonギフトコード 最大2,000円分

メリット

  • 受講生の合格率を公表していて実績が見える
  • 10万円台で必要な教材がそろうコスパのよさ
  • 図やイラストが多く、初学者でも理解しやすい
  • 最短6か月での合格を目指せるスピード設計

デメリット

  • コースが1種類で、レベル別に選べない
  • 質問の回数に制限がある
  • 学習経験者向けに特化したコースはない

フォーサイトは、満点ではなく合格点を取ることを重視した、わかりやすい教材が評判の通信講座です。2025年度の受講生合格率は25.0%で、全国平均の約4.8倍。実績を数字で公表している点は信頼につながります。

テキストはフルカラーでイラストも豊富。専用スタジオで撮影された講義は1回15分前後なので、短い時間でも区切りよく学べます。最短6か月の合格を目指すスピード型のカリキュラムも魅力です。

10万円台で一通りそろうコストパフォーマンスのよさが光る一方、コースが1種類しかないため、自分のレベルに合わせて細かく選びたい人には物足りないかもしれません。

5位 伊藤塾|お金をかけても確実に合格したい人向け

伊藤塾

料金(税込) 司法書士入門講座 スタンダードコース 499,000円/スリーステップコース 529,000円(入学金1万円別)
合格実績 合格者占有率が高い実績(受講生の合格率は非公開)
受講形態 通信中心(一部オフラインイベントあり)
教材 制作経験10年以上の専門スタッフが毎年改訂するオリジナル教材
サポート マイページからの質問制度、電話やZoomでのカウンセリング
合格特典 合格特典はなし(不要になった講座の返金制度などはあり)

メリット

  • 合格者の多くが利用してきた実績と知名度がある
  • 初学者から経験者までコースの種類が豊富
  • 指導経験10年以上のベテラン講師から学べる
  • 毎年テキストを改訂し、法改正にもしっかり対応

デメリット

  • 受講料が50万円前後と高め
  • 受講生の合格率そのものは公開されていない
  • 合格による全額返金などの特典はない

伊藤塾は、長年にわたり多くの法律家を輩出してきた実績ある予備校です。司法書士試験でも、合格者のうち多くの割合を伊藤塾の受講生が占めるとされており、実績の厚さと知名度はトップクラスです。

ベテラン講師による質の高い講義と、毎年改訂される教材が強み。コースの種類が豊富で、初学者から経験者まで自分に合った学び方を選べます。電話やZoomでのカウンセリングなど、サポート面も手厚いです。

料金は50万円前後とこの記事のなかでは高めですが、費用をかけてでも実績のある環境で確実に合格したい人にとっては有力な選択肢になります。

6位 LEC|大手の安心感と通学も選べる柔軟さ

LEC東京リーガルマインド

料金(税込) スマホで司法書士 S式合格講座 49,500円〜/新15ヵ月合格コース 548,000円〜(入学金1万円含む)
合格実績 40年以上の指導実績、初級受講生数が多数(合格率は非公開)
受講形態 通信・通学の両方から選択可(全国に校舎あり)
教材 オリジナルの「ブレークスルーテキスト」
サポート 教えてチューター、受講生同士で相談できる教えてメイト、自習室
合格特典 合格特典はなし(経験者向けの受講料返還制度などはあり)

メリット

  • 40年以上の指導実績がある老舗の安心感
  • 通信と通学、WebとDVDなど選択肢が豊富
  • 安いスマホ完結コースから本格コースまで幅広い
  • 受講生専用の自習室を使える

デメリット

  • 本格的に合格を狙うコースは料金が高め
  • 受講生の合格率は公開されていない
  • 合格による全額返金などの特典はない

LECは、40年以上の指導実績をもつ大手の資格予備校です。最大の特徴は通信と通学、Webと教室など学び方を柔軟に選べること。近くに校舎があれば生講義も受けられ、ひとりだと続かない人にも向いています。

教材はオリジナルの「ブレークスルーテキスト」。基礎から書式対策まで1冊にまとまっており、書き込みながら自分専用のテキストに育てられます。受講生同士で相談できる仕組みや自習室など、サポートも充実しています。

安く始められるスマホ完結コースから、しっかり対策する本格コースまで幅広いのも魅力。ただし合格を本気で狙うコースは料金が高めなので、予算とのバランスを考えて選びましょう。

7位 TAC(Wセミナー)|人気講師のオリジナル教材で学ぶ

TAC(Wセミナー)

料金(税込) 山本オートマチック 1年総合本科生 495,000円〜/入門総合本科生 583,000円〜
合格実績 カリキュラム修了生の合格率33.3%(2025年度)
受講形態 通信・通学の両方から選択可
教材 市販書籍でも人気の山本浩司講師によるオリジナル教材
サポート 質問カード制度、全国の校舎の自習室、追っかけフォロー
合格特典 合格特典はなし

メリット

  • カリキュラム修了生の合格率を公表している
  • 市販書籍でも有名な人気講師の授業を受けられる
  • 性格や学習スタイルに合わせてコースを選べる
  • 通信生でも全国の校舎の自習室を使える

デメリット

  • 受講料が50万円前後と高め
  • 合格による返金などの特典はない
  • 合格率は修了生が対象で、申込者全体ではない

TAC(Wセミナー)は、市販の参考書でも人気の山本浩司講師による教材と講義が評判の予備校です。2025年度はカリキュラム修了生の合格率33.3%を記録しており、この記事で紹介した講座のなかでも高い数字です。

効率を重視する人向けの「山本オートマチック」と、確実性を重視する人向けの「入門総合本科生」など、自分のスタイルに合わせてコースを選べます。講師自身がテキストを書いているため、講義と教材の内容がぴったり一致していて混乱しにくいのも利点です。

通信生でも全国の校舎の自習室を使えるなど、学習環境のサポートも手厚いです。料金は高めですが、人気講師の指導を体系的に受けたい人には魅力的な講座です。

目的・タイプ別のおすすめ司法書士通信講座

ランキングだけでは決めきれない人のために、目的やライフスタイル別のおすすめをまとめました。同じ「おすすめ」でも、あなたの状況によって最適な講座は変わります。自分に近いタイプから読んでみてください。

費用を抑えたい人 スタディング / LEC(S式)
働きながら目指す社会人 スタディング / アガルート
家事や育児と両立したい人 スタディング / クレアール
50代・60代から挑戦する人 フォーサイト / アガルート
初めて法律を学ぶ初学者 アガルート / 伊藤塾
一度落ちた経験者・リベンジ組 アガルート / クレアール
スマホ完結で学びたい人 スタディング / LEC(S式)
最短・一発合格を狙う人 フォーサイト / TAC(Wセミナー)

費用をとにかく抑えたい・安さ重視の人向け

費用を最優先するなら、5万円台から始められるスタディングが第一候補です。LECの「スマホで司法書士 S式合格講座」も同じくらいの価格帯で、必要に応じて記述や過去問のセットを追加できます。

ただし安さだけで決めると、紙のテキストや質問サポートが付かないこともあります。安い理由まで確認したうえで、自分に必要なサービスが含まれているかをチェックしましょう。

働きながら目指す社会人向け

仕事と両立する社会人にとって、最大の課題は勉強時間の確保です。1講座が短く、スマホだけで完結するスタディングは通勤時間や昼休みを活用しやすく、相性がよいでしょう。

学習計画に不安があるなら、月1回のホームルームや学習サポーター制度があるアガルートも安心です。社会人は2〜3年の長めのスパンで計画を立てると、無理なく続けやすくなります。

家事や育児と両立したい主婦・主夫向け

家事や育児のすきまで学びたい人は、短い時間で区切りよく進められるスタディングが向いています。机に向かわなくても進められるのは大きな強みです。

不合格でも翌年まで延長できるクレアールの安心保証プランも、生活の変化が読みにくい人には心強い選択肢です。自分のペースが乱れても立て直せる仕組みがあるかを基準に選ぶとよいでしょう。

50代・60代から挑戦する人向け

中高年から挑戦する場合は、図やイラストが多くて視覚的に理解しやすい教材が学習の助けになります。フルカラーで見やすいフォーサイトやアガルートのテキストは、久しぶりの勉強でも取り組みやすいでしょう。

司法書士試験には年齢制限がなく、年齢を重ねてから合格する人も実際にいます。あせらず自分のペースで続けられる講座を選ぶことが、合格への近道です。

初めて法律を学ぶ初学者向け

法律をまったく学んだことがない人は、基礎からていねいに教えてくれて、つまずいたときに相談できる講座を選びましょう。質問サポートが手厚いアガルートや、コースが豊富で基礎固めに強い伊藤塾が候補になります。

最初の科目でつまずくと挫折につながりやすいため、わからないことをすぐ質問できる環境かどうかを重視するのがおすすめです。

一度落ちた経験者・リベンジしたい人向け

一度受験した経験がある人は、弱点をしぼって対策できる経験者向けカリキュラムが効率的です。アガルートの中上級カリキュラムや、他資格・受験経験者向けコースが充実したクレアールが向いています。

多くの講座で他校からの乗り換え割引や再受講割引が用意されています。費用を抑えながらリベンジできるので、申し込み前に割引制度も確認しておきましょう。

スマホ完結でスキマ時間に学びたい人向け

紙のテキストを持ち歩かず、スマホだけで学びたいならスタディングが代表格です。講義も問題演習もアプリで完結するため、移動中でも気軽に取り組めます。

LECの「スマホで司法書士 S式合格講座」も、安さとスマホ完結を両立した選択肢です。デジタルだけだと勉強しにくいと感じる人は、紙テキストをオプションで足せるかも確認しておくと安心です。

最短・一発合格を狙いたい人向け

短期間での合格を目指すなら、合格点主義で最短6か月のカリキュラムを掲げるフォーサイトが有力です。修了生の合格率が高いTAC(Wセミナー)も、効率重視の山本オートマチックなどで一発合格を狙えます。

ただし短期合格には、毎日まとまった勉強時間を確保できることが前提です。自分が確保できる時間と相談しながら、無理のない計画を立てましょう。

失敗しない司法書士通信講座の選び方5つのポイント

数十万円と1年以上の時間をかけるからこそ、講座選びで後悔したくないですよね。ここでは申し込んでから「思っていたのと違う」とならないための5つのポイントを紹介します。

初学者か経験者か、自分のレベルに合っているか

司法書士試験は範囲が広く、初学者と学習経験者では使うべき教材がまったく違います。レベルに合わない講座を選ぶと、理解できずに途中で挫折しやすくなります。

初めて法律を学ぶなら、図や表で視覚的に学べる初学者向けコースを。すでに学習経験があるなら、弱点をしぼって対策できる経験者向けコースを選びましょう。

表示価格ではなく実質負担額で比べる

講座選びで見落としがちなのが、表示価格だけで比べてしまうことです。実際には、合格による全額返金や教育訓練給付制度を使うと、実質的な負担額は大きく変わります

たとえば合格特典で全額返金がある講座なら、合格すれば実質ほぼ無料になることもあります。逆に、安く見えても質問が有料だったり追加教材が必要だったりして、結局高くつくケースもあります。表示価格ではなく、最終的にいくら払うことになるかで比べましょう。

3,000時間を走り切れるサポートがあるか

司法書士試験の合格には3,000時間ほどの勉強が必要といわれます。これだけ長い学習を一人で続けるのは大変で、途中で挫折する人も少なくありません。

だからこそ、わからないところをすぐ質問できるか、学習計画の相談に乗ってもらえるか、モチベーションを保つ仕組みがあるかは重要です。教材の良さだけでなく、長期戦を最後まで走り切れる支えがあるかという視点で選びましょう。

教材が自分にとってわかりやすいか

評判のよい教材でも、自分に合うとは限りません。内容が頭に入ってこなければ、合格に必要な知識は身につかず挫折につながります。

多くの講座は資料請求や無料体験を用意しています。実際にテキストや講義を試して、説明がわかりやすいか、講師の話し方が自分に合うかを確かめてから決めるのがおすすめです。

最新の法改正にきちんと対応しているか

司法書士試験は法改正が影響する試験で、その年の4月1日時点で施行されている法令にもとづいて出題されます。古いテキストのままだと、せっかく覚えても得点につながりません。

テキストが毎年改訂されているか、法改正をまとめて確認できる講座があるかをチェックしましょう。法改正対策の講座やフォローが用意されているかも、選ぶときの判断材料になります。

各社が出す合格率をそのまま信じてはいけない理由

講座選びでつい合格率の高さで決めたくなりますが、ここに大きな落とし穴があります。各社が出している合格率は、計算の基準がバラバラで、そのまま横並びで比べられないのです。この章では、数字にだまされず本当の実力を見抜く方法を解説します。

受講生の合格率・合格占有率・合格者数はまったくの別物

各社が出す「実績」には、実はいくつもの種類があります。たとえば次のように、見た目は似ていても意味はまったく違います。

  • 受講生の合格率:その講座の受講生のうち何%が合格したか(例:アガルート、フォーサイト、TAC)
  • 合格占有率:全国の合格者のうち、その講座の受講生が何%を占めたか(例:伊藤塾)
  • 合格者数:合格した受講生が何人いたか(例:スタディングの合格者の声)

たとえば「合格占有率90%」はとても高く見えますが、これは受講生の何%が受かったかではなく、合格者の中でその講座出身者が占める割合です。受講者数が多ければ占有率も高くなりやすく、受かりやすさを直接示すものではありません。

数字のからくりを見抜く3つのチェックポイント

合格率の数字を見たら、次の3つを確認するクセをつけましょう。

  • 分母は何か:受講生全員なのか、最後までやり切った修了生だけなのか。修了生だけだと数字は高く出やすくなります。
  • 誰を数えているか:有料受講生だけか、アンケートに回答した人だけか。回答者だけだと実態より高く見えることがあります。
  • そもそも公表しているか:合格率を出さず、合格体験記や合格者の声だけを載せている講座もあります。これは良し悪しではなく、数字で比べられないというだけです。

つまり、合格率が高い講座が必ずしも受かりやすいとは限らず、合格率を公表していない講座が劣るわけでもありません。基準をそろえずに数字だけで順位をつけるのは危険だと知っておきましょう。

結局どこを見れば本当の実力がわかるのか

では何を見ればよいのでしょうか。おすすめは、数字を参考程度にとどめ、合格体験記を読むことです。

特に自分と似た状況の人が合格できているかに注目しましょう。働きながら、子育てしながら、何度目かの挑戦で合格した人の声があれば、その講座が自分の状況でも機能する可能性が高いといえます。合格率は判断材料のひとつにすぎず、最後は教材や講師との相性で決めるのが現実的です。

申し込み前に知りたい合格後のお金とスケジュール

講座選びに集中していると見落としがちですが、司法書士は試験に合格して終わりではありません。合格後にも費用と時間がかかるため、ここまで含めて計画しておくと、あとで「こんなはずじゃなかった」とならずに済みます。

申し込み前に知りたい合格後のお金とスケジュール

合格後に必要な研修と登録のための費用

司法書士として働くには、試験合格後に研修を受け、司法書士会への登録が必要です。研修には中央研修・ブロック研修・配属研修があり、これらを経てはじめて司法書士を名乗れます。

研修や登録には費用もかかります。試験対策の受講料だけでなく、合格後の費用も含めて資金計画を立てておくと安心です。合格はゴールではなく、司法書士として働くスタートラインだと意識しておきましょう。

受講期間は研修まで含めて逆算する

たとえば受講期間が12か月の講座でも、合格後の研修に数週間〜数か月かかることを考えると、実際にはもう少し長く時間を見ておく必要があります。

中央研修はeラーニングで受けられるため働きながらでも進めやすいですが、ブロック研修や配属研修は現地で数週間受けるものもあります。仕事を続ける場合は休みの取り方も含めて、試験日から逆算してスケジュールを組んでおきましょう。

そもそも司法書士試験とは?難易度と合格率を解説

ここからは、講座選びの前提となる司法書士試験の基本を整理します。どれくらい難しく、どれだけの勉強が必要かを知っておくと、自分に合った講座や学習計画が見えてきます。

合格率は約5%|過去の推移と難しいといわれる理由

司法書士試験の合格率は、ここ数年おおむね4〜5%台で推移しています。2025年度(令和7年度)も約5.2%で、20人に1人ほどしか合格できない計算です。

難しいといわれる理由は主に次の3つです。

  • 試験科目が11科目と多く、出題範囲がとても広い
  • 上位の人だけが受かる相対評価のため、まわりのレベルが上がると合格点も上がる
  • 科目ごとに基準点があり、1つでも下回ると不合格になる

知識を広く深く身につけたうえで、本番で安定して点を取る力が求められる試験です。

合格に必要な勉強時間と学習スケジュールの目安

司法書士試験の合格には、一般的に3,000時間ほどの勉強が必要といわれます。いつから始めるかで、1日あたりの勉強時間は大きく変わります。

始める時期 1日あたりの勉強時間の目安
3年前から 約2.5〜3時間
2年前から 約4時間
1年半前から 約5.5時間
1年前から 約8時間

社会人は勉強時間が限られるため、2〜3年かけてコツコツ進める計画が現実的です。通信講座を使えば効率よく学べるので、限られた時間でも合格を狙いやすくなります。

試験日程と試験科目・合格基準点

司法書士試験は筆記試験と口述試験に分かれます。筆記試験は毎年7月の第1日曜日に行われ、これに合格した人だけが10月の口述試験に進めます。

筆記試験は、午前の部が憲法・民法・商法・刑法、午後の部が不動産登記法・商業登記法などです。択一式に加えて記述式もあり、午前・午後・記述式それぞれに基準点が設けられています。どれか1つでも基準点を下回ると、合計点が高くても不合格になる点に注意が必要です。

行政書士・弁護士と比べた難易度の違い

同じ法律系の資格でも、難易度には差があります。一般的には、弁護士(司法試験)が最も難しく、次いで司法書士、その次に行政書士という順で語られることが多いです。

行政書士は主に書類作成や許認可申請を扱うのに対し、司法書士は登記や裁判所提出書類など、より専門的な業務を担います。弁護士は法律事務全般を扱える点で業務範囲が広く、その分だけ試験の難易度も高くなっています。

司法書士通信講座に関するよくある質問

最後に、司法書士通信講座を検討している人からよく寄せられる質問にまとめて答えます。

司法書士は独学でも合格できますか?

不可能ではありませんが、合格率が約5%の難関で範囲も広いため、独学はかなり厳しいのが現実です。効率を考えると、通信講座を使うほうが合格に近づきやすいでしょう。

一番安い通信講座はどれですか?

この記事で紹介したなかでは、スタディングが49,500円〜と最も安く、LECのスマホ完結コースも同程度です。ただし安さだけでなく、必要なサポートが含まれているかも確認しましょう。

働きながらでも合格できますか?

できます。実際に働きながら合格する人は多くいます。ただし時間の確保が課題になるため、スキマ時間で学べる講座を選び、2〜3年の長めの計画を立てるのがおすすめです。

合格までにどれくらいの期間が必要ですか?

必要な勉強時間は約3,000時間で、1日に確保できる時間によって変わります。1日2〜3時間なら3年程度、まとまった時間が取れるなら1〜2年で目指す人もいます。

通信講座と予備校(通学)はどちらがいいですか?

時間の融通がきく通信講座は、忙しい社会人に向いています。一方、強制力がほしい人や対面で質問したい人は通学も選択肢です。LECやTACのように両方を選べる講座もあります。

まとめ|まずは無料体験で相性を確かめよう

司法書士通信講座は、料金・合格実績・教材・サポート・カリキュラムのバランスで選ぶのが基本です。迷ったときの選び方を、もう一度整理しておきます。

そして忘れてはいけないのが、合格率の数字は基準がバラバラなので、そのまま比べないこと。そして合格後の研修や費用まで見据えて計画することです。ここまで考えて選べば、講座選びで後悔する可能性はぐっと下がります。

最後は、教材や講師との相性が合格を大きく左右します。多くの講座が資料請求や無料体験を用意しているので、気になった2〜3社を実際に試してから決めましょう。まずは無料体験から、合格への第一歩を踏み出してみてください。

この記事を書いた人

総合資格マガジンは、スキルアップやキャリアアップをめざす方に向けた情報メディアです。資格取得、リスキリング、転職など人の成長に関する幅広いテーマをわかりやすくお届け。これからの自分を磨きたい方に、日々の学びを後押しするコンテンツを発信しています。

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