総評
令和8年度 第一次検定 総評
令和8年度の第一次検定における各出題項目の出題数・解答形式は、下記のとおりで、全72問から60問を解答する形式(必須問題:31問・選択問題:29問)で出題されました。
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令和7年度と異なる出題構成としては、施工法のNo.21~No.30(躯体工事に関する問題)では10問中7問(令和7年度は10問中8問)、No.31~No.40(仕上げ工事に関する問題)では10問中8問(令和7年度は10問中7問)を選択して解答するよう指定されました。
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建築学一般のNo.1~No.6までは、必須問題(6問全て解答する問題)ですが、環境工学が2問、各種構造が2問、構造力学1問、建築材料が1問、令和7年度と同様に出題されました。
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施工管理法(応用能力)のNo.51~No.60までは、「五肢択一式」解答形式の必須問題(10問全て解答する問題)でしたが、躯体工事と仕上げ工事に関する問題が各3問出題され、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理が各1問、令和7年度と同様に出題されました。
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令和8年度の施工管理法のNo.41~No.50では初出題で難度がやや高めの出題がありましたが、施工管理法(応用能力)のNo.51~No.60では比較的解答しやすい過去問が目立ちました。また、全体的にも過去10年以内からの出題は令和7年度とほぼ同程度であり、難度も令和7年度とほぼ同程度だったものと考えられます。
建築学等
No.1〜No.40(解答数:32問/40問)【建築学⼀般・施⼯共通・施⼯法】
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建築学⼀般において、No.1〜No.6が必須問題として出題
No.2は、環境工学(必要換気量)に関する問題でしたが、計算問題として初めて出題され、かつ、難度の高い内容でした。解答に戸惑った方も多かったと考えられます。
No.13(繊維強化セメント板)、No.16(幹周のはかり方)は、10年以上前に出題のあった古い過去問でした。
仕上げ工事に関する出題のNo.37は、ベベルエッジの石こうボードにおけるジョイントの目地処理に関する初めての出題でしたが、過去にテーパーエッジの石こうボードで出題されており、非常に混同しやすく、難度が高い出題でした。
施工法(躯体工事及び仕上げ工事)は、施工管理法でも同様の出題があり、得点源として非常に重要な範囲になります。また、建築学一般は、例年比較的得点がしづらい範囲となるため、総合点で高得点を狙うためには、その範囲の対策も十分に行うことが必要になります。
施工管理法
No.41~No.60(解答数:20問/20問)【施工管理法】
■ 施⼯管理法(必須問題)において、No.51〜No.60が応⽤能⼒(五肢択⼀問題)として出題
五肢択一問題は、四肢択一問題に比べ難度は高く、また、合格基準としてこの範囲の問題に対して60%以上の得点(10問中6問以上)が設定されている非常に重要な範囲になります。
四肢択一問題のNo.46(解体工事)及びNo.48(足場)に関する出題は、正答肢が初出題の内容で難度が高かったと考えられます。
五肢択一問題のNo.51(主筋の継手範囲)は、図(イラスト)を用いた鉄筋工事の初めての出題で、難度も高い出題でした。なお、図を用いた鉄筋工事の出題は、近年の1級建築士 学科試験 学科Ⅴ(施工)では頻繁に出題されています。
五肢択一問題で得点をするには、四肢択一問題以上に一肢一肢を正しく判断する力が求められます。また、例年はこの範囲で数値を問う出題も比較的多く、過去に出題のあった数値は、しっかり時間をかけて正しく覚えていく必要があります。
法規
No.61~No.72(解答数:8問/12問)【法規】
■ 過去問題の類似・関連問題(初出題)が⽬⽴った
法規については、例年どおり、建築基準法3問、建設業法3問、労働基準法1問、労働安全衛生法2問、その他の法規3問の出題がありました。
令和8年度の法規の出題では、過去に出題があった内容の周辺(類似・関連問題)を問う問題(正答選択肢)が目立ちました。
今回は直近の法改正の内容を正答選択肢で直接問う出題はないように見受けられましたが、法令の改正内容は、いち早く本試験(正答選択肢)で出題されることも考えられますので、改正情報等はこまめに入手し対策学習を進めましょう。