平成29年度 一級建築士設計製図試験 合格速報

平成29年度 1級建築士設計製図試験 合格実績

平成29年12月21日(木)に、平成29年度 一級建築士 設計製図試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

設計製図の試験
(全国)
実受験者数 8,931人(前年 8,653人、対前年 278人増)
合格者数 3,365人(前年 3,673人、対前年 308人減)
合格率 37.7%(前年 42.4%)
採点結果の区分 ○採点結果については、ランクI、II、III、IVの4段階区分とする。
○採点結果における「ランクI」を合格とする。

ランクI (37.7%):「知識及び技能」※を有するもの
ランクII (21.2%):「知識及び技能」が不足しているもの
ランクIII (29.9%):「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV (11.2%):設計条件及び要求図書に対する重大な不適合に該当するもの

  • ※「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき、「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

平成29年度 1級建築士設計製図試験 合格発表をうけて

平成29年10月8日に実施された平成29年度 1級建築士設計製図試験の全国合格率は37.7%となり、過去10年で最低の合格率となりました。実受験者数は8,931人となり前年から278人増加し、合格者は3,365人となり前年から308人減少しました。

採点結果の区分については、ランクI(37.7%)、ランクII(21.2%)、ランクIII(29.9%)、ランクIV(11.2%)となりました。

● 採点結果の区分割合の推移

  ランクI ランクII ランクIII ランクIV
平成29年 37.7% 21.2% 29.9% 11.2%
平成28年 42.4% 27.1% 20.7% 9.7%
平成27年 40.5% 25.2% 23.3% 11.0%
平成26年(※) 40.4% 32.7% 20.5% 6.3%
平成25年 40.8% 27.3% 19.2% 12.7%
平成24年 41.7% 27.9% 18.2% 12.2%
  • ※沖縄県会場を除く

特に注目すべきは、ランクIIIの該当者が約3割と、平成21年度の試験制度見直し以降、最も高い数値となっていることです。
こちらについては、試験実施機関より公表された「標準解答例@・A※」の構成からわかるように「リゾートホテル」という本年度の課題用途に対し、設定された周辺環境(南または東の眺望)にどれだけ適切な対応ができたか、といった建築士としてあるべき実務レベルの力が求められたためと言えます。

  • ※標準解答例@は宿泊室が1・2階で全て南向き/標準解答例Aは宿泊室は2階の東南にL型配置

また、要求室の「コンセプトルーム」では、従来の面積適宜に加え、「地域の魅力の発見や活性化につながると考えられる既存の観光資源等を任意に想定し、その想定した観光資源等を活用した室の使い方を自由に提案する」といった要求があり、受験者自らが判断し、プランをまとめなければならない実務的な内容でした。
3平面図ということもあり、確かな作図力に加え、読み取りからエスキスにおいての判断力及び計画力が大きく合否に影響を与えたと推察されます。

    合格者属性に見る本年度試験の特徴

    • ●「学歴・資格別」- 「大学」が過去最高の76.9%
    • ●「年齢別」- 「24〜26才」が過去最高の21.0%
    • ● 1級建築士受験資格を得てからの早期取得が主流に

    「学歴・資格別」における「大学」の割合は前年から7.0ポイント上昇し、76.9%と過去最高となりました。「年齢別」についても、「24〜26才」が5.5ポイント上昇し、21.0%とこちらも過去最高となり、受験者の約半数を20代が占めました。この結果から、大学・大学院卒の方が、受験資格を得た早い段階で1級建築士を取得していることがわかります。

    建設業界で有資格者不足が深刻化していることを背景に、各企業が新入社員に対して早期資格取得を求めていることが一因として考えられ、このように建築士資格の早期取得が現在の主流になってきています。

    『採点のポイント』に見る本年度試験の特徴

    関連リンク

    「採点のポイント」の詳細は、上記リンクよりご確認ください。

    ●「伝達」という評価基準がより重要視されている

    採点のポイント(2)建築計画では、B図面、計画の要点等の表現・伝達が挙げられています。
    課題文中で要求図書の補足が太字で記載されていることからも、平成27年度から採点のポイントに含まれている「伝達」という評価基準が試験において重要視されていると推察されます。

    ●構造設備と設備計画において、計画の要点とほぼ同じ内容の記載

    採点のポイント(3)構造計画では、@建築物全体の「構造種別・架構形式」、「スパン割り」、「主要な部材の断面寸法」に加え、今年のサブテーマでもあるA地盤条件及び敷地条件を踏まえた構造計画が挙げられ、(4)設備計画では@ダクトルートの計画における空調機械室及びダクトスペースの配置計画が挙げられています。
    これらは計画の要点の設問とほぼ同じ内容が記載されており、構造計画・設備計画において、実務的な専門知識が図面と記述の双方から要求されていることがわかります。

    ●要求室以外にもバリアフリー関連の要素が失格項目の対象に

    課題文には「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定する特別特定建築物に該当し、「建築物移動等円滑化基準」を満たすものとすると記載されていたこともあり、採点のポイントでは要求室以外で「エレベーター、車椅子使用者用駐車場、車回し、車寄せ」などバリアフリー関連の要素が失格項目の対象となっていました。

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    建築士定期講習について

    一級建築士として登録した後、建築士事務所に所属する建築士は3年度ごとに建築士定期講習の受講が義務付けられています。これは、建築士事務所に所属する建築士については、「業」として設計・工事監理等の業務を行うことが可能であることから、業務の実施に当たり必要となる能力を確実に身に付けておく必要があるため、3年度ごとに最新の建築関係法規等について、習得していただく趣旨のものです。

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