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今月のオススメの一冊

今月のテーマ「快適な住まいづくり」

長い人生に長く住める住宅を 老後までの住まいを快適にするための間取りのヒント

長い人生に長く住める住宅を 老後までの住まいを快適にするための間取りのヒント
住む家を決定する時に重視される間取り。マイホームを建てるとなれば、購入者からの様々な要望に設計者は悩まされることでしょう。購入者からあげられる要望の多くは現在の生活環境から発するものですが、30年後ではどうでしょうか。30年後の生活にあわせた要望が出てくることでしょう。
より長く家に住むために、変化し続ける生活環境に応じて、無理なく間取りを変更し、簡単にメンテナンスが行える…そんな設計が重要だと、著者は訴えています。例えばツーバイフォーやコンクリート製の住宅は壁の撤去、移動が不可能なため、設計段階からの準備が必要なのです。その仕掛けを実際の間取りを見ながら学ぶことができ、設計士が仕事をするにあたり、何を重視すれば良いのかを学ぶことができます。

『長い人生に長く住める住宅を 老後までの住まいを快適にするための間取りのヒント』 長い人生に長く住める住宅を 老後までの住まいを快適にするための間取りのヒント

エアコンのいらない家 自然のチカラで快適な住まいをつくる仕組み

エアコンのいらない家 自然のチカラで快適な住まいをつくる仕組み昨年の震災以降、電力不足による節電の影響は大きく、エアコンの使用を控える家庭が増えました。多くの人は暑さに耐えながら、毎日を過ごされているのではないでしょうか。そんな状況から、エアコンには頼らない、自然の力を生かした家づくりを提唱しているのが本書です。
快適・不快を決定する要素は温度、湿度、気流、放射、活動量、着衣量の6つですが、これら各要素には原理があり、例えば気流は暖かい場所から冷たい場所へと流れといったような性質を持っています。このような原理を利用することで、冷房・暖房を使わなくとも快適に過ごせる家が設計できるのです。エコや節電が叫ばれている今、快適な住まいづくりに道筋を示してくれる一冊です。

『エアコンのいらない家 自然のチカラで快適な住まいをつくる仕組み』 エアコンのいらない家 自然のチカラで快適な住まいをつくる仕組み

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