令和7年度 一級建築士 学科試験 合格発表
令和7年度 一級建築士 学科試験 合格発表
概要 | |
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実受験者数 | 27,489人(前年28,067人) |
合格者数 | 4,529人(前年6,531人) |
合格率 | 16.5%(前年23.3%) |
合格基準点 |
学科Ⅰ(計画)【11】点
学科Ⅱ(環境・設備)【11】点 学科Ⅲ(法規)【16】点 学科Ⅳ(構造)【16】点 学科Ⅴ(施工)【13】点 総得点【88】点 ※各科目及び総得点の合格基準点すべてに達している者を合格とする。 ※なお、合格基準点について、各科目は過半の得点、総得点は概ね90 点程度を基本的な水準として想定していたが、総じて難度が高かったことから、上記合格基準点としている。 |
令和7年9月3日(水)に、令和7年7月27日(日)に実施された、令和7年度 1級建築士学科試験の合格発表がありました。
実受験者数は27,489人で令和6年の28,067人より578人減少しました。合格者数は4,529人で、令和6年の6,531人より2,002人減少し、過去5年で最も少なくなりました。
合格基準点について、各科目は過半の得点となり、総得点については、出題の難度が総じて高かったことから88点に下方補正されました。
合格率は16.5%となり、昨年(合格率23.3%)より、6.8%低下しました。昨年は合格基準点が92点に上方補正された上での合格率23.3%であり、今年は、下方修正されながら合格率16.5%だったことを考えても、今年の試験が昨年と比べ、いかに難しかったかがわかります。
令和7年度 学科試験の特徴
前述した様に、令和7年の1級建築士学科試験は、難度が低かった令和6年度と比較すると難度が高くなりました。特に、学科Ⅰ(計画)と学科Ⅳ(構造)は、科目の基準点補正はなかったものの、難しい内容でした。
令和7年度は、例年と異なり、省エネ法改正関連の4月1日施行となった法改正も試験適用範囲となり、該当する問題に対しては、法改正に基づいた学習をしておく必要がありました。
その他の初出題については、実務的な内容の他、近年の社会情勢からの新しい用語や、地球温暖化対策に基づいた「既存建築物の活用や資源循環」「木質系材料」「エンボディドカーボン」「一次エネルギー消費量等級の基準」「建築物のエネルギー消費性能の向上等に関する法律」といった出題がありました。
また、災害対策に関する内容やその他にも新しい形式の出題があり、今後の試験は、これら新傾向についてポイントを押さえた学習と過去出題されている内容を正しく判断する学習が重要になります。
合格者属性から見る試験の特徴
合格者の3分の2近くが20代
合格者を年齢別に見ると、20代が65.9%と3分の2近くを占めて、令和2年以降最大の割合となりました。
23歳以下が21.1%と、令和6年の16.0%より5.1ポイント増加し、これも令和2年以降最大の割合となり、受験者の若年齢化が一層進んでいます。
令和2年からの受験資格の変更により、従来、建築士試験を受験する際の要件となっていた実務経験が、免許登録の際の要件に改められました。これにより、一定の指定科目を修めて所定の学校を卒業した方は、卒業後すぐに建築士試験の受験が可能となりました。
平成21年から令和元年までの間で、20代の割合が5割を超えた年はなく、令和2年以降、合格者属性が大きく変化していることが見てとれます。
上記の結果からわかるように、若年層の受験チャンス拡大に伴い、若年層の合格者も増加傾向にあります。若いうちに資格取得に向けての学習をスタートすることは、 実務者であれば「ベテランとなり多忙となる前であれば、比較的学習時間を確保しやすい」、「学んだ知識が実務に活かせる」、学生であれば、「就活のアピールポイントになる」「学習時間が確保しやすい」などのメリットがあります。
女性の合格者割合が増加傾向
男女別では、女性の割合が28.4%となり、過去10年間では令和6年の29.8%に次いで多い割合となりました。10年前(平成27年度:21.2%)と比べると、7.2%増加しています。
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