アメリカ建国の舞台となった瀟洒な赤レンガの旧議事堂
インディペンデンス・ホールは、ペンシルヴァニア植民地の議事堂として1741年に建てられた、赤レンガ造りの典型的なコロニアルスタイルの建物です。設計者は、議会の議長をつとめ、法律家兼アマチュアの建築家だったアンドリュー・ハミルトンでした。
1776年7月4日、この建物の広間が、アメリカ建国の舞台となりました。イギリス植民地下にあった13州の代表者が一堂に会し、アメリカ独立宣言に署名したのです。
その広間は現在一般公開されており、初代大統領ジョージ・ワシントンや、宣言を起草した第3代大統領トーマス・ジェファーソンが座った場所も見ることができます。
独立宣言の時、「ここにすべての土地の住人に独立を宣言する」と刻まれた自由の鐘が鳴らされました。現在は亀裂が入ったため鳴らず、通りの向かいの「リバティベル・パビリオン」に収められていますが、本作ではこの鐘がかつて掛けられていた白い時計台に、謎を解く鍵が隠されています。
ホールは1787年に合衆国憲法制定の舞台にもなり、1979年にはユネスコの世界遺産として登録されました。
『その封印を解く最初の鍵は、アメリカ独立宣言書にあった…』
■Introduction
主人公の冒険家ベン・ゲイツを演じるのは、ハリウッドを代表する実力派スター、ニコラス・ケイジ。また、主人公と共に謎に挑む博士役に『トロイ』のヘレン王女役で一躍注目を浴びたダイアン・クルーガー、天才ハッカーでベン・ゲイツの相棒役に若手有望株のジャスティン・バーサ、財宝を狙いベン・ゲイツと対立する謎の男に『ロード・オブ・ザ・リング』のボロミア役が記憶に新しいショーン・ビーン、FBI捜査官役に『パルプ・フィクション』の名優ハーヴェイ・カイテルと、超一流の顔ぶれが揃っている。豪華キャストを『クール・ランニング』のジョン・タートルトーブ監督が見事なアンサンブルにまとめあげ、ミステリアスで、エキサイティングなアドベンチャーへと観る者を誘う。
■Story
歴史の動乱の中で忽然と姿を消した伝説の《秘宝》が、今もアメリカのどこかに隠されている…。天才歴史学者にして冒険家のベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、ゲイツ家に代々語り継がれてきたその《秘宝》の謎を追い続けていた。そしてついに、謎を解く重要な手がかりが【アメリカ合衆国独立宣言書】に隠されていることを突き止める。果たして、伝説の《秘宝》の正体とは何なのか?そこに封印された驚愕の真実とは?巨大な敵から秘宝を守るため、FBIの追跡をもかわし、ベン・ゲイツの命をかけたトレジャーハントが始まる…。

『ピーター・ラビット』が初出版された1902年のヴィクトリア王朝時代は、産業革命の真っ只中。乗り物が馬車から車へ代わり、オイルやガスの灯りが電気にとって代わった時代でした。本作に登場する建物にも、当時の空気が色濃く再現されています。
ミス・ポターが生まれ育ったロンドンの家は、まさに白亜の豪邸。コバルトブルーとマホガニーの色を組み合わせた壁紙に包まれたホールは、重厚なヴィクトリア様式の調度品や絵画、ギリシャ風の円柱で埋め尽くされ、いかにも上流階級といった趣です。その中でも、屋根裏の隠れ家のような彼女の私室兼仕事場だけは、メルヘンな雰囲気を漂わせていました。
その後、彼女が自ら選んで定住したのは、ロンドンから約430km北西に位置する、自然豊かな湖水地方の農場でした。
この地方特有のスレート石を重ねた建築で、玄関を入るとすぐに居間。小ぢんまりとした温かみのある空間です。実は彼女が最初に住んだ家であるヒルトップ・ファームは撮影許可が下りず、ポターのもう一つの家であるユー・ツリー・ファームに、乾いた石の壁やキッチン・ガーデン、白い砂の色に塗り替えられたコテージなどをリメイクして撮影が行われたそうです。
土や動物に触れながら生きることを選んだ彼女の、飾らない人柄が家にも表れているような気がしてなりません。
なお本作のロケ地は、ポター自身の寄付によって現在は国立公園として管理されており、湖と丘に囲まれた美しい風景が後世まで受け継がれています。
『その恋が私を変え、私の絵が世界を変えた』
■Introduction
世界中に愛されるキャラクター、「ピーターラビット」の原作者ビアトリクス・ポターの波乱万丈の半生を実話に基づいて描く感動のストーリー。ヒロイン、ビアトリクス・ポターを演じるのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』で女性からの圧倒的な支持を受け、『コールド マウンテン』でアカデミー賞に輝いたレニー・ゼルウィガー。ポターの初恋の相手ノーマン役には、『スター・ウォーズ』三部作で世界的な名声を得たユアン・マクレガー。ノーマンの姉でポターの大親友となり、二人の恋を応援するミリー役を、『奇跡の海』『ほんとうのジャクリーヌ・デュプレ』でアカデミー賞に2度ノミネートされた演技派エミリー・ワトソンが熱演している。監督は、『ベイブ』でアカデミー賞7部門にノミネートされた、クリス・ヌーナン。
■Story
1902年、ヴィクトリア朝の英国。上流階級の女性が結婚しないで仕事を持つことなどあり得ないこの時代に、アーティストとして生きることを夢みる一人の女性がいた。彼女の名前は、ビアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)。彼女は幼い頃に湖水地方で出逢った大好きな動物たちの絵に物語を添えて、絵本として世に出したいと願っていた。ついに出版を引き受ける会社が現れ、「ピーターラビット」の物語は、驚異的なベストセラーとなる。夢が叶うと同時に、ポターは思いがけない幸せを手に入れる。編集者のノーマン・ウォーン(ユアン・マクレガー)と恋に落ちたのだ。だが、身分違いの許されない恋の行方には思わぬ運命が待っていた…。
