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アーキテクト・イン・シネマ 〜映画に観る建築・住まい・家族〜

ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシー
  • ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシー
  • 『ザ・ターゲット 陰謀のスプレマシー』
  • ■発売日:発売中
  • ■発売元:ファインフィルムズ
  • ■販売元:ハピネット
  • ■価格:DVD ¥3,800+税
  • 監督:フィリップ・シュテルツェル
  • 出演:アーロン・エッカート オルガ・キュリレンコ
    リアナ・リベラト アレクサンダー・フェーリング
    ニール・ネイピア 他
 

(C)2011 EXPATRIATE FILMS INC. AND ENTERTAINMENT MOTION PICTURES BELGIUM SPRL, 2011. ALL RIGHTS RESERVED

アントワープ中央駅(ベルギー〜アントワープ)

歴史と革新が交差する街に鎮座する世界一美しい駅


アントワープ中央駅(ベルギー〜アントワープ)

ベルギー第2の都市アントワープ。「フランダースの犬」の舞台であり、バロック絵画の巨匠ルーベンスの故郷として知られるこの街は、有名デザイナーを輩出したモードの街であると同時に、「アート」や「ダイヤモンド」などいくつもの顔を持っています。また、バロック時代の建物をはじめ、アールヌーボーや現代建築など、時代を超えたさまざまな建築物を楽しめるのも魅力です。

さまざまなメディアで「世界で最も美しい駅」に選ばれているアントワープ中央駅は、主要都市や空港へも乗り入れるアントワープの玄関口。巨大組織の陰謀に巻き込まれた元CIA捜査官の戦いを、『ダークナイト』のアーロン・エッカート主演で描いた本作では、娘と共に何者かに命を狙われる羽目になったアーロン演じる元CIA捜査官のローガンが、手掛かりを求めてこの駅を訪れます。

第2代ベルギー国王レオポルド2世の命により1895年に着工、10年の歳月をかけ1905年に完成。建築家ルイ・デラサンセリが設計した駅舎は、巨大なドームと8つの塔を持つネオバロック様式の建物です。高い吹き抜けにベルギー特産の色大理石がふんだんに使われたエントランスホールは重厚感があり、まるで大聖堂か宮殿かと見紛うほどで、「鉄道の大聖堂」とも呼ばれています。一方、大階段の先に広がるプラットホーム部分には、クレメント・フォン・ボガードが手掛けた長さ185メートル、高さ44メートルの鉄とガラスの連続するアーチ屋根が広がっており、この屋根は、後のアール・デコへとつながるデザインと評されています。伝統の職人技が生み出した重厚なエントランスホールと、鉄とガラスという近代的で優美なプラットホームが融合した美しさは、訪れる人の旅情気分を一層高めてくれることでしょう。

狙われたのは、元CIAの暗殺者。

■Introduction

人生を消され、愛する娘を誘拐された男がすべてを賭け、国家の巨大な陰謀に立ち向かっていくリベンジ・アクション。主演は、『世界侵略:ロサンゼルス決戦』でアクション俳優としての名乗りを上げたアーロン・エッカート。謎のCIA局員を、『007/慰めの報酬』のオルガ・キュリレンコが演じる。

■Story

元CIA捜査官で今は民間防犯装置会社の責任者であるローガン(アーロン・エッカート)は、愛する娘エイミーと2人で暮らしていた。しかしある日突然、会社の存在が抹消され、元同僚のフロイドに襲われる。かろうじて逃げたローガンは、フロイドが持っていた鍵で開けたコインロッカーから、元同僚の暗殺予定者リストを発見。自分もリストに入っていることを知り“不法滞在者”となって捜査していく。そして巨大組織ハルゲートとCIAに関係があり、自身のCIA元同僚であるアンナ(オルガ・キュリレンコ)が関わっていたことを知るローガン。さらに、愛娘エイミーが組織に誘拐されてしまう。ローガンは娘の釈放を条件に機密書類を引き渡す取引をするが―。

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家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
  • 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。
  • 『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
  • ■発売日:DVD&Blu-ray発売中
  • ■発売・販売元:ハピネット
  • ■価格:DVD ¥3,900+税 Blu-ray ¥4,800+税
  • 監督:李闘士男
  • 出演:榮倉奈々 安田 顕
    大谷亮平 野々すみ花
    浅野和之 品川 徹/螢雪次朗 他
 

(C) 2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会

風変わりな妻から学ぶ夫婦のかたち

“家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか? 家に帰り玄関を開けると妻が倒れていました。最初は驚きましたが毎日やるのでほら起きてと流すようになりました。(kkajunskyさん)”
2010年にYahoo! JAPANの質問・相談コーナーである「Yahoo!知恵袋」に寄せられたこの質問、何の冗談かと思いきやホントの話なんです。“kkajunsky”を名乗る利用者の男性の妻の奇抜な行動が「面白い!」と話題になり、ボーカロイド曲、コミックエッセイへと派生。そして榮倉奈々と安田顕を主演に迎え、映画化されたのが本作です。

バツイチのじゅんとマイペースなちえは結婚3年目の夫婦。ある日じゅんが仕事から帰宅すると、ちえがリビングで血を流して倒れていました。驚き慌てふためくじゅんを見て、ちえはニッコリ。それ以来、ちえは毎日あらゆる方法で死んだふりを続けます。なぜ? どうして? と頭に「???」しか浮かばないじゅんは、それでも彼女の死んだふりに付き合いますが、次第に不安になっていき…。

銃殺、ワニに食べられる、頭に矢が貫通、宇宙人にさらわれるなど“死にざま”も実にバラエティー豊か。一体なぜ彼女がそんなことをやっているのか―。じゅんと同様、不思議な気持ちで彼女を見守りつつ、何よりも、ちえの趣向を凝らした“死にざま”がそれはもうお見事で、見つけた時のじゅんのリアクションも併せて爆笑必至。そんな2人のコミカルなやりとりの中に、じゅんの後輩・佐野夫婦や、じゅんの上司、ちえのパート先の店主などの夫婦を登場させ、一筋縄ではいかない“夫婦”の複雑さや面白さが描かれます。「3年たったらお互いの意思を確認し合う」という約束の日から突如、始まった妻の死んだふり。妻は、夫は、そのとき何を考えていたのか。風変わりでいとしい夫婦から結婚の在り方を考えてみてはいかがでしょうか?

妻の謎の行動には、秘密があった。 ■Introduction

2010年に「Yahoo!知恵袋」に投稿され話題を呼んだ、妻の“奇行”についての質問を基にしたラブコメディー。初音ミクのオリジナル楽曲が制作された他、コミックエッセイ化するなど、さまざまなメディアに派生した作品を、榮倉奈々と安田顕のダブル主演で映画化。脚本はドラマ「コウノドリ」シリーズなどで知られる坪田文が手掛け、監督は『デトロイト・メタル・シティ』『神様はバリにいる』の李闘士男が務める。

■Story

サラリーマンのじゅん(安田顕)が仕事を終えて帰宅すると、玄関で妻のちえ(榮倉奈々)が口から血を流して倒れていた。動転するじゅんだが、「ククク…」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰ると必ず死んだふりをするようになったちえ。ある時はワニに食われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…。次第にエスカレートしてゆく“死んだふり”。最初はあきれるじゅんだったが、何を聞いても「月が奇麗ですね」と笑うだけのちえに、だんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか。ちえの謎の行動には、ある秘密があった―。

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