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今月のオススメの一冊

今月のテーマ「防犯と防災」

東日本大震災の教訓(都市・建築編)〜覆る建築の常識

東日本大震災の教訓(都市・建築編)〜覆る建築の常識 地球の4つのプレートが交差した日本は、常に地震と隣合わせ。震災に向き合い、建築基準法は都度改正されていますが、3月11日は今一度、防災について考えさせられる日でした。今回の震災で浮き彫りとなった問題は、今後の建築の在り方を考えるにあたり逃れられない課題です。本書は、東日本大震災が建物や街にもたらした被害を、建築専門誌ならではの視点でまとめています。津波による建物被害や液状化現象、耐震補強後の損傷、外壁や天井材といった非構造部材の崩落などを、現地取材と専門家による分析によって解き明かしています。被害分析を踏まえ、将来の安全・安心な都市形成に必要な対策も紹介し、さらに、日本を代表する著名建築物の被害状況なども報告しています。災害に負けない都市・建築を構築するために欠かせない知識を提示した一冊です。

『東日本大震災の教訓(都市・建築編)〜覆る建築の常識』 東日本大震災の教訓(都市・建築編)〜覆る建築の常識
  • ■発行:日経BP社
  • ■定価:¥3,150(税込)
  • ■参考サイト:日経BP社


防犯環境設計の基礎―デザインは犯罪を防ぐ

防犯環境設計の基礎―デザインは犯罪を防ぐ情報・テクノロジーが進化・変化していくにあたり、私たちの身の回りで起きる犯罪も同様で、構造的転換期が来ています。日々変化していく犯罪への対策も同様に進化が求められています。本書は、犯罪がなぜ起きるのか、犯罪防止のためにはどのような環境づくりを行うべきか、初心者にも理解しやすいように、その原理と構造、方法をまとめています。人通りの多い商店街での無差別な殺人などの犯罪を未然に防止するための環境づくりを、初心者にもわかるようにまとめ、都市環境に防犯の視点を最初から組み込むことで、安全安心なまちづくりを提起しています。防犯環境づくりの論理と構造、安全な戸建て住宅づくりの基本構想などを、写真と実例を交えて解説。犯罪の起こりやすい場所として、住宅、学校、公園、それらを包括する街全体を取り上げ、起こりうるであろう犯罪と、その防止策を見い出せる一冊です。

『防犯環境設計の基礎―デザインは犯罪を防ぐ』 防犯環境設計の基礎―デザインは犯罪を防ぐ
  • ■発行:彰国社
  • ■定価:¥2,415(税込)
  • ■参考サイト:彰国社


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