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アーキテクト・イン・シネマ 〜映画に観る建築・住まい・家族〜

SEX AND THE CITY [THE MOVIE]
  • SEX AND THE CITY [THE MOVIE]
  • 『SEX AND THE CITY [THE MOVIE]』
  • ■発売日:発売中
  • ■発売元:株式会社ギャガ・コミュニケーションズ/株式会社フジテレビジョン
  • ■販売元:エイベックス・マーケティング株式会社
  • ■価格:¥3,990(税込)
  • 監督:マイケル・パトリック・キング
  • 出演:サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、シンシア・ニクソン、クリス・ノース 他
 

(C) SEX AND THE CITY TM is a registered trademark of Home Box Office, Inc. Sex and the City (C) 2008 IFP Westcoast Erste GmbH & Co. KG. TM New Line Productions, Inc. Supplementary Material Compilation (C) 2008 New Line Productions, Inc. All rights reserved. 

ニューヨーク公共図書館 <アメリカ〜ニューヨーク>

摩天楼の足元にたたずむ歴史的名建築

イタリア〜ヴェローナ

(C)Sam Spiro - Fotolia.com.jpg

ニューヨークの五番街。高級ブランド店や話題のショップが軒を連ねる通りを抜けると2頭のライオンが鎮座する威厳ある建物、ニューヨーク公共図書館が見えてきます。ニューヨーク市に在住、または勤務している人ならば誰でも利用できるこの図書館は、本館分館を合わせると89施設から成り、蔵書数は460万冊、地図や記録写真、テープなどを合わせると5000万点以上にものぼるという、まさにアメリカの知的財産の宝庫といえる場所です。

どっしりとした柱が目を引く1911年築のボザール建築の建物の中へ入ると、そこは喧騒からかけ離れた静寂の世界。エントランス・ホール正面にある総大理石の階段を上がると、見えてくるのはキャリーが思わず見とれた天井画。さらに3階の閲覧室へ足を延ばせば、開館当時から変わらない重厚な空間に出会うことができます。光がふんだんに降り注ぐアーチ型の高い窓に天井画、使い込まれた机や釣り下がったライトなどは、図書館というよりむしろ美術館のよう。ライターであるキャリーが、歴史に名を残した偉人たちの愛や思想が詰まったこの場所を結婚式場に選んだのは実に彼女らしい選択といえるでしょう。実際、ここで結婚式を挙げることも可能なので(ただし、ウェディングプランナーなどプロを雇うことが条件)、キャリーのような特別な式を挙げたいという女性はもちろん、流行の最先端ニューヨークとは違う一面をのぞけるこの場所を訪れてみてはいかがでしょうか。

『世界で一番有名な4人のニューヨーカーたちは、今日も 輝き続けている--。』 ■Introduction

メガホンをとったのは『シャーロットのおくりもの』などのゲイリー・ウィニック監督。長い闘病の末に2011 年2 NYを舞台に、全く新しい視点から、スキャンダラスに、コミカルに4人の主人公を通して女たちの本音を描き、一大ムーブメントを起こした大ヒットテレビシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」の映画化作品。監督はTVシリーズからおなじみのマイケル・パトリック・キング。出演は、『噂のモーガン夫妻』『ニューイヤーズ・イヴ』のサラ・ジェシカ・パーカー、『ゴーストライター』のキム・キャトラル、『シャークボーイ&マグマガール 3-D』のクリスティン・デイヴィス、『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』のシンシア・ニクソン。パトリシア・フィールドがスタイリングする、300着の衣装を着こなす女優たちのファッションも見逃せない。

■Story

キラキラと輝く街マンハッタン・NYで、欲しかった愛<LOVE>と肩書き<LAVEL>を手に入れた4人のニューヨーカーたち。10年間付き合ったり別れたりを繰り返した青年実業家ミスター・ビッグ(クリス・ノース)と、遂に結婚する事になったライターのキャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)。愛とセックスを両立できる年下の彼氏を見つけ、彼をスターにするためにLAへと移り住んだPR会社社長サマンサ(キム・キャトラル)。理想の結婚を果たし、優しい夫と可愛らしい養女を迎えて順風満帆の結婚生活を送っているシャーロット(クリスティン・デイヴィス)。そして、バーテンダーの夫との間に生まれた息子と、3人で幸せな家庭を築き上げていた弁護士のミランダ(シンシア・ニクソン)。4人それぞれが幸せを掴んだはずだった…。

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スパニッシュ・アパートメント
  • スパニッシュ・アパートメント
  • 『スパニッシュ・アパートメント』
  • ■発売日:発売中
  • ■販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • ■価格:¥1,490(税込)
  • 監督:セドリック・クラピッシュ
  • 出演:ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ、ジュディット・ゴドレーシュ、セシル・ド・フランス 他

2010 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

混乱と楽しさ満載の刺激的な“ごちゃまぜ”生活

今にわかに注目を浴びているシェア・ハウス。ひとつの家を占有の個室+共有部分と分けて他人同士が効率よく暮らすこのシステムですが、最近では古い物件をリノベーションしたオシャレなものが次々と登場しています。家賃を抑えられたり、広いリビングやキッチンを使えたりとその魅力はさまざまですが、何より得難いのは入居者同士の繋がりから生まれる刺激。そんな“シェア”というスタイルがじわじわと浸透中の日本ですが、海外(特に欧米)では他人同士がルームシェアをするのは至極当たり前のこと。本作ではスペインでルームシェアをしている若者たちの様子が生き生きと描かれています。

フランスからスペインのバルセロナへ交換留学でやってきたグザヴィエ。家賃を軽くするために彼が見つけたのは、国籍もバラバラな男女5人が暮らすアパートでした。「気の合う人間と暮らしたい」という彼らの“試験”をパスしたグザヴィエはフランス、イタリア、ドイツ、イギリス、スペイン、デンマークに加え、後からベルギーも加わった7か国での共同生活を開始。しかし、彼曰く「このアパートの仕組みは説明しにくい」そうで、冷蔵庫内の私物の置き方や電話の使い方など一応ルールはあるもものの、掃除の仕方や来客などのトラブルも日常茶飯事。とはいえ、さまざまなバックグラウンドを持つ彼らが衝突を繰り返しながらワイワイ楽しむ姿は、シェアの醍醐味といえるでしょう。

サグラダ・ファミリアやグエル公園といったガウディの作品を身近に感じながら、恋や友情、不倫など刺激的な1年を過ごすグザヴィエの姿を通して、青春の甘酸っぱさ、そしてシェアの雰囲気を大いに感じ取ってください。

『冷蔵庫の中、電話の出かた、恋、夢―このアパートにルールなんかない!』 ■Introduction

スペインに留学したフランス人青年の心の成長を描く青春ドラマ。監督・脚本は『パリの確率』『ロシアン・ドールズ』のセドリック・クラピッシュ。撮影は『カノン』のドミニク・コラン。音楽は『パリの確率』のロイク・デュリー。出演は『パリの確率』『CQ』のロマン・デュリス、『ウィズアウト・ユー』のジュディット・ゴドレーシュ、『アメリ』のオドレイ・トトゥ、新鋭のセシル・ドゥ・フランス、ケリー・ライリー、クリスティナ・ブロンド、フェデリコ・ダナ、バーナビー・メッチュラート、クリスチャン・パグ、ケヴィン・ビショップほか。うらやましくなるほど、とびきり素敵な仲間たちとの生活を描く。

■Story

パリで暮らすグザヴィエ(ロマン・デュリス)は、卒業を来年に控えた大学生。彼の悩みは目下、就職。かつては作家に憧れていた彼だったが、現実はそう上手くいかなく、父親のコネを使ってお役所の面接を受けてみることに。そこでスペインへの留学を勧められたグザヴィエは、バルセロナへの1年間の留学を決意する。期待と不安、恋人マルティーヌ(オドレイ・トトゥ)とのしばしの別れ…。様々な思いを胸にバルセロナへ降り立ったグザヴィエは、国籍も性別もバラバラの6人の学生が暮らすアパートでの同居生活を始める。

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