クラブ・エス ウェブマガジン

今月のオススメの一冊

仮設住宅をつくる

これなら住みたい 仮設住宅16プラン

長い人生に長く住める住宅を 老後までの住まいを快適にするための間取りのヒント
悲惨な仮設住宅での生活を憂い、建設のスペシャリストたちが創った「マザープロジェクト」。本書では、長期化する避難生活で入居者達が快適な生活を得る為にと、彼らが作った16プランを特徴別に分類し紹介しています。
「敷地対応型」のプラン1では、住み慣れた地域に住むことに重点をおき、小さな基本ユニットを組み合わせ、被害を免れた狭小、勾配等の地形でも建設可能な住宅を提案しています。更に基本ユニットのズレにより生じる緩衡帯により、至近距離で住まなければならないストレスを和らげるといった地域全体の環境も考えられています。現制度においては収容施設である仮設住宅ですが、そこには生活があります。そんな“暮らすこと”を目的とした新しい仮設住宅の在り方を知ることができるでしょう。

『これなら住みたい 仮設住宅16プラン』 これなら住みたい 仮設住宅16プラン

木造仮設住宅群 3.11からはじまったある建築の記録

木造仮設住宅群 3.11からはじまったある建築の記録東日本大震災において、初めて生まれた仮設住宅が「木造仮設住宅群」です。
福島県を中心に建設されたこの住宅群を、建設から入居に至るまで撮り続けたカメラマンがいます。その記録を綴った本書には、多くの写真と共に実際の設計図や住宅群の配置図を掲載。建設が簡易であり、構造材、断熱材、内装材、外装材を兼ねるマシンカットログハウスを元にした木造仮設住宅は、長期化が予想される福島県の復興プロセスの中で芯になっていく可能性を秘めています。
従来の災害復興の概念の殻を破るためのプログラムづくりの出発点となる一冊です。

『木造仮設住宅群 3.11からはじまったある建築の記録』 木造仮設住宅群 3.11からはじまったある建築の記録

ページトップ