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第一次検定(種別:土木)

第一次検定(前期試験)は全61問から40問を解答する形式(選択問題21問、必須問題19問)で実施され、すべて四肢択一式で出題されました。

第一次検定では、現場技術者としての基礎知識が備わっているかを試されます。出題傾向としては、過去に問われた内容が再び出題されることが比較的多くなっています。そのため、十分な試験分析のもと、よく出題されている内容について理解を深めておくことが合格のポイントです。今回の前期試験は、問題の選択の仕方によっては高得点が狙える出題構成でしたが、初出題の内容や新傾向問題も出題されていたため、例年よりやや難しかったと考えられます。

【選択問題】No.1~11(土木一般)、No.12~31(専門土木)、No.32~42(法規)

土木一般は全11問が出題され、土工、コンクリート、基礎工の各問題から9問を選択解答する形式でした。ほとんどが近年出題されたことがある内容となっていたため、しっかり学習を行っていた方には比較的解きやすかったと考えられます。ただし、No.2法面保護工は、前回の出題から10年以上経過していたため、学習範囲をそこまで広げていなかった方も多かったと考えられます。

専門土木は全20問が出題され、6問を選択解答する形式でした。各種の土木工事に関して、専門的な難しい内容が多く出題されましたが、過去5年以内に出題されていた選択肢も多くあったため、当該専門工事に関する経験が不十分な方でも、過去問学習によってある程度対応できた内容だったと考えられます。
法規は全11問出題され、6問を選択解答する形式でした。初出題や約10年前の問題が再出題されるなど、難しい問題もありましたが、全体としては十分に正解できる問題が多かったため、この範囲で満点をとることも可能だったと考えられます。

【必須問題】No.43~53(共通工学・施工管理法)、No.54~61(施工管理法(基礎的な能力))

測量、契約、設計、建設機械、施工計画、工程管理、安全管理、品質管理などの範囲から全19問が出題されました。過去問からの再出題も多くみられましたが、この範囲は全問を解答する必須問題のため、問題文の読み間違い等のケアレスミスに注意し、標準~易しいレベルの問題は確実に正解しておくことが重要でした。また、No.54~61「施工管理法(基礎的な能力)」の出題形は、前年度までは「文中の空欄に当てはまる語句・数値等を解答する形式」のみでしたが、「適当なものの数を解答する形式」や「適当なもののみを全てあげている組合せを解答する形式」が新たに追加されたため、難度がより高まったと考えられます。

「施工管理法(基礎的な能力)」に関しては、注意深く問題文を読み込み、1つ1つの選択肢について、的確に正誤を判断をする能力が必要でした。