資料請求

令和5年度 2級管工事施工管理技士(前期) 第一次検定 総評

 

 

令和5年度の第一次検定の全体の難易度は、昨年度とほぼ同程度でした。

 

 

令和5年度2級管工事施工管理技術検定の今回実施された前期第一次検定は、下記の構成で出題されました。令和4年度と同様の出題で、総出題数が52問、必要解答数が40問でした。
また、令和3年度から導入された四肢二択問題については、過去の出題の中でも実務的で専門的な問題が出題されました。

No.1~28【機械工学】

この範囲は、[原論・電気工学・建築学][空気調和設備・衛生設備][設備・設計図書に関する知識]から非常に幅広く出題され、全体の解答数の半分を占めています。
令和5年度の特徴的な出題として、必須問題である№1~№6の[原論・電気工学・建築学]の中では、№6の『鉄筋相互のあきの最小寸法』に係る出題が挙げられ、特に難度の高い問題でした。
また、№24~№28の設備・設計図書に関する範囲では、初出題の内容や過去問の言い回しを変えた問題が出題されたことに加え、設備に関する実務的な知識が問われました。

No.29~38・No.49~52【施工管理法】

施工管理法では、他の施工管理技術検定でも問われる一般的な施工管理に関する問題と、管工事施工に限定した専門的な知識を問う問題が出題されました。
特徴的な出題として、令和3・4年に引き続き、№49~№52施工管理法(基礎的な能力)が、四肢二択問題(必須問題)で出題されたことが挙げられます。この範囲の問題は過去問が中心でしたが、令和3年より、四肢二択の解答形式になったため、二肢とも正解するには一肢一肢の正誤判断が必要になり、出題内容に対して難度は高くなっています。

No.39~48【法規】

法規は、7~8種の法[建築基準法・建設業法から各2問][労働安全衛生法・労働基準法・消防法から各1問][その他浄化槽法や廃棄物処理法等から3問]の出題があり、管工事を問わず幅広い知識が要求されています。