令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)合格発表

令和5年1月13日(金)に、令和4年度 2級土木施工管理技術検定 第一次検定(後期)の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

■種別:土木
受検者数 11,785人
合格者数 7,328人
合格率 62.2%
合格基準 選択問題、必須問題を合わせて解答する40問のうち、24問以上正解

合格発表を受けて

令和4年10月23日(日)に実施された令和4年度 2級土木施工管理技術検定第一次検定のみ試験(後期)の受検者数は11,785名、合格者数は7,328名、合格率は62.2%となり、令和3年度の第一次検定のみ試験(後期)と比較すると、受検者数は761名増加、合格者は488名減少、合格率については8.7%低下しました。

合格基準は40問のうち、24問以上正解となり、令和3年度から変更はありませんでした。 なお「通年(※)」で比較すると、令和4年度は令和3年度より、受検者数は2,245名増加、合格者数は542名減少しました。

※ 第一次検定のみ試験(前期)と第一次検定のみ試験(後期)の合計

受験者数 合格者数
令和4年度 前期 16,041人 10,175人
後期 11,785人 7,328人
合計 27,826人 17,503人
受験者数 合格者数
令和3年度 前期 14,557人 10,229人
後期 11,024人 7,816人
合計 25,581人 18,045人

令和4年度 第一次検定のみ試験(後期)のポイント

令和4年度の第一次検定のみ試験(後期)は、過去に出題された内容の再出題が散見されたため、問題の選択の仕方によっては高得点が狙える構成でしたが、初出題や新傾向問題が一部出題されていたため、受検対策が不十分だった方には難しく感じたと考えられます。

なお、令和3年度から出題されている「施工管理法(基礎的な能力)」に関しては、令和4年度も文中の空欄に当てはまる語句・数値等を四肢択一式で解答する形式であり、落ち着いて選択肢を絞り込んでいけば正解できる問題が多かったため、確実に得点しておきたい範囲でした。

技術検定の受検資格見直しが検討されています

現行の技術検定で、1級の第一次検定を受検するためには、学歴に応じて実務経験年数が必要ですが、見直し後は、19歳以上であれば受検できるようになることが検討されています。
前述の内容が施行されれば、現行の受検要件を満たしていない方にも、受検チャンスが生まれます。
改正建設業法の施行は、令和6年4月1日と公表されており、令和6年度の技術検定より受検資格の見直しが適用される見通しです。

※ 2級検定についても受検資格の見直しが検討されています。

※ 詳細は以下、国土交通省資料をご覧ください。

■資料:
適正な施工確保のための技術者制度検討会(第2期)第4回検討会(2022/4/25)
[資料3 技術者制度の見直し方針(案)「7-2.技術検定の受検資格見直しの方向性」]

令和5年度試験に向けて

第一次検定は、施工技術の基礎となる知識・能力が問われる試験であるため、近年の出題傾向を踏まえた学習を行うことはもちろん、有資格者に求められる知識・能力を正しく理解しておく必要があります。
そのうえで、十分な学習量を確保し、第一次検定の合格に必要な知識を確実に身につけておかなければ、合格は難しいといえます。

総合資格学院では、6月に実施される前期試験、10月に実施される後期試験、それぞれの試験に向けて、第一次検定対策講座を開講しています。
幅広い出題範囲から、試験で問われるポイントに絞って、基礎知識の習得から問題演習へと段階的、かつ効率的に試験対策を行います。 総合資格学院は、令和5年度も受講生の合格を徹底的にサポートしてまいりますので、受検をお考えの方は、ぜひ当学院講座の受講をご検討ください。

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