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- 小笠原 淑晃さん
SPECIAL INTERVIEW
毎日やりきることが大切

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
ものづくりをしたい
昔から何かつくることが好きで、その延長で漠然とものづくりにかかわる仕事ができればいいなと考えていました。中学のときに実家の新築工事を見たことがとても印象に残っており、高校卒業後、建築学科のある大学に進学し、今学んでいることが仕事にできればいいなと考え現在の会社へと就職しました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
信頼してもらうための近道
建築業を生業とするうえで、オーナーさま、協力業者さま、社内関係者など、様々な方との関係性を築くことが必要です。相手に信頼して仕事を任せてもらうために経験値に勝るものはないと考えています。20代の若手よりも40代の実績のある担当者に任せたい。そう考えることは当然です。そのようななかで、1級建築士の資格を取ることは少しでも相手に信頼して任せてもらうための近道であり、自分の成長にもつながっていくと考えています。試験前の直前期など、どうしても学習に集中したい期間が発生します。通常業務と並行して学習時間を確保することに不安を感じていましたが、上司や周りの方々のサポートのおかげで、学習時間を確保することができました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
後悔しないために実績のあるスクールを選択
勉強自体得意ではなかったので、独学という選択はありませんでした。ほかの資格スクールと比較したときに、映像講義、自習室の利用可能状況、各講師独自の教材など、通常の講義時間以外のサポートも手厚い総合資格学院を選択しました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
慢心、自己完結型の勉強はあまりよくない
2級建築士受験の際、製図自体はかなり得意だという意識があり、1級建築士受験の際も特に苦手意識はありませんでした。作図速度も比較的早いタイミングで受験可能圏内に入り、チェック時間も確保できていました。しかし、そこで生まれた慢心が最終チェック能力の上昇を妨げ、結果、全体評価自体が合格圏内に乗ってきたのは試験前ギリギリの時期でした。ほかの受講生にチェックはどのように行っているのか聞いてみると、人それぞれ内容が異なっていることを知り、改めてチェック方法を見直すきっかけとなりました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
毎日時間を確保することに苦労
学科の勉強は電車の移動時間など、隙間時間を利用して行うことができ、比較的勉強時間を確保しやすいと思います。製図は本試験を意識した時間管理が必要となるため、毎日ある程度まとまった時間の確保が必要でした(毎日通しで3時間以上は欲しいところでした)。とにかく日々の生活の削れる時間を削りました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
話の内容のイメージがしやすくなった
現在も業務上わからないことばかりで、日々学習しなければいけないのですが、そんななかでも、話の大枠自体はとらえやすくなったと感じています。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
十分に内容を理解できたと実感できる状態で、毎回の講義を終えることができた
自力でのテキストの読み込みではやはり理解しにくいものがあり、そこは講師の方々に丁寧にわかるまで教えていただけました。加えて、講師オリジナルの教材での学習のサポートもあり、毎回の講義の密度が濃く、のちに忘れてしまっても、教材を見れば確実に思い出すことのできる状態にできました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
エスキスは講義後別パターンも検討
製図初受験のときはエスキスがなかなかまとまらず、目安の時間を超過してしまうことが多くありました。基本を徹底し、学院の模範解答を記憶するような学習をしていたので、本試験での突発的な課題に対応する力は十分ではなかったと感じています。2回目の受験では、エスキスを解きなおしたり、ほかの受講生のプランを参考にしたりと、周りをよく見るようにして対応力を鍛えました。その結果、通常の講義でもエスキスが解き終わらないことはありませんでした。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
とにかく手を動かす
速く描くためにはとにかく手を動かすしかないと思います。講義では正しい作図の手順を早く覚えました。チェックの時間の確保や、図面の描き直しにも対応できるよう、どんな課題でも確実に2時間での作図をめざしたので、自分が速く描ける方法を常に模索していました。
製図合格のポイント
他受講生との会話直前期には、今までの学習状況からどんな課題が出たら嫌か話し合うまで習熟度を高めることができました。その結果、前日に話していた内容が本試験でそのまま出たので、焦ることなく解けました。また本試験で焦ることがないよう、とにかくたくさん枚数を描くようにしました。そのなかで自分に合うやり方を模索することができたのが合格のポイントだったと思います。