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- 杉浦 義崇さん
SPECIAL INTERVIEW
最後の1秒まであきらめない気持ちが大切!
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
ストック&リノベーションの時代を生きる建築士となるために!
1級建築士の学科を学習している際に「ファシリティマネジメント」という業務があることを知りました。これからの時代は建物を長く、多様な使い方をしていくことが大切であると感じ、新築の建築施工管理業務から転職を行い、改修工事やリノベーション工事を提案・実施をしたいと思ったからです。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
周りから信頼される技術者となる一歩
仕事をしていると、経験や知識などで周囲からの信頼を得られますが、それと同じかそれ以上に「1級建築士」という資格を持っていることが信頼の一歩目となると感じたからです。受験を決めた際に不安に感じたことは、私が文系大学出身だったので、構造などの理系の絡む学習が追いつくか不安でした。学院の問題を何度も解き、問題ごと覚えてしまうくらいの学習を行い、力学は得意分野になりました!
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
自分を奮い立たせるためには、ライブ講義が一番と感じた
映像講義だけの学習では、ついつい気が緩んでしまったり、周囲の受講生の状態を把握することができないので、ライブ講義中心の総合資格学院に決めました。ライブ講義の分、受講費は高額ではありますが、「絶対に落ちられない」というプレッシャーを自分に掛けることで奮い立たせていました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか。
試験に対するノウハウや情報量の違い
独学者は動画サイトや参考書などで学習を進めることが中心かと思いますが、それではどうしても時間がかかると思います。やはり資格試験であるので、合格するためのコツやポイントを押さえた学習ができることが資格学校に通うメリットだと思います。また、一緒にがんばっている受講生が周囲にいて、そこから受ける刺激も資格学校に通うメリットだと感じます。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
製図試験終了後の朝まで飲み会!
長期製図で同じクラスのメンバーとは非常に親しく、製図試験が終わった当日に、図面と要点を復元して朝まで飲み会をしに行きました。試験で疲れているのにも関わらず、ずっと我慢していた飲み会のために、模擬試験や本試験以上の速度で復元を終えて、みんなで飲みに行ったのはいい思い出です!
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
職場へ1級建築士の受験をしていること宣言
製図のための学習はある程度まとまった時間が必要になるため、職場へ自分が製図試験の学習をしていること宣言し、仕事量を削減してもらうことで、平日の勉強時間を捻出していました。休日は学院の自習室へ向かい、広いスペースで自分の学習に集中していました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
学習した内容がそのまま実務に活かせたり、業務の幅が広がった
既存建物の内装をリノベーション工事する業務に関わる際に、新規で設けた居室からの避難経路の歩行距離や廊下幅などの法規関係の制約に誰よりも早く気づけたり、1級建築士の勉強をしていることから内装監理業務を任されたりと、ほかのメンバーよりも任されたり、頼りにされることが多くなり、業務の幅が広がりました!
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
疑問に感じたり、理解できない内容を直ぐに質問できる
どうしてもテキストや問題集の解説を読んでも理解できない内容が出てくることがありました。そういったときは10分悩んで、それでも解決できないときは講師に質問するように決めていました。学習時間には限りがあるので、わからないことでずっと悩むと時間がもったいないと感じていたからです。
前期講座(実力養成講座)で、エスキス・作図・チェックなど、課題発表前に十分なトレーニングを行い、そのなかで成長したと実感されたこと
多くの課題に取り組むことで自分の弱点を見つけ克服する
前期課題では様々な建物を設計することになり、課題ごとに特徴は違うものの、自分が犯してしまうミスというのはいつも似たようなものでした。大きく減点されるようなミスもあったので、そういった悪い癖を早く見つけ直していくことで、着実に課題へ取り組めるようになりました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
グループミーティングでのミスの共有
製図講義の際のグループミーティングでは、ほかの受講生のエスキスや図面を共有し合うことがあり、その際に「なぜそのミスをしてしまったのか」という点をほかの受講生によく聞いていました。誰かがするミスは自分もする可能性があるので、誰かのミスを自分のミスとして経験値にすることで、ミス回避に繋がりました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
徹底的な時間管理と、トラブル対応を決めておくこと
作図順番はもちろん、製図道具の配置もできる限りルーティン化することで、常にいつもと同じリズムで作図をできるように心掛けていました。それでもミスやトラブルは起こるもので、そういったときの対応方法を事前に決めておくことで焦りを減らしていました。焦ることが一番ミスを繰り返す原因だと思います。
製図合格のポイント
あきらめないこと、絶対に最後まで時間を使うことエスキスでいつもより時間がかかってしまっても、初出題が全然わからなくても、今までの学習を信じて活路を見つけることが大切だと思います。また、試験時間の最後の1秒まで使い切って何度もチェックすることが大切だと思います。僕は「特定防火設備」と「防火設備」は本試験で5回は確認しました。
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教務スタッフ
学科試験から製図試験の長期間となる試験勉強をしていくなかで、中だるみや成績が伸び悩む時期がありました。そういった際に教務スタッフと話を行い、自分の学習方法などのアドバイスをいただき、非常に有難かったです。
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講師による添削
長期講座では様々な建物用途の設計課題に取り組みますが、実際に建物を設計したことない私にはなかなか難しい状況でした。ですが、どの建物を設計するにも重要なポイントがあり、そこを押えることがエスキスのコツであることを教えていただき、滞りなくエスキスできるようになりました。
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自習室
試験直前期には毎日自習室を開けてくださるとのことで、一週間近く有給休暇を取り毎日自習室に通い自習を行いました。直前期の学習は不安になることも多く、自習室でほかの受講生ががんばっている姿を見て、「自分もがんばらないと」と思いがんばり続けることができました。
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設計製図オリジナル解答例
試験元の解答例とは別で、試験の1週間後に出してもらえる解答例でした。製図試験に合格してしまえば細かく見ることは少ないかも知れませんが、残念ながら不合格となってしまったときは、試験元の解答例と見比べ、研究することが大切だと思います。