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SPECIAL INTERVIEW
自分の決断に責任と自信を持つ

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
幼少期の小屋づくり経験から
私の幼少期の遊びは、兄と色々なところからかき集めた端材を使って家の庭での小屋づくりでした。端材でつくるので、つくっては壊れ、つくっては壊れ…を、何度も繰り返しました。けれど「なんで壊れるのか」「次はどのようにつくろうか」とわくわくしていたのを今でもおぼえています。高校の進路希望の時には、迷わず工業高校を選択しました。
建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
自分のために
施工管理業界はまだまだ圧倒的に男性社会です。女性は力仕事では男性に敵わず、結婚・出産などの人生のイベントでは真っ先に離職を視野に入れなければなりません。そのため、少しでも建設業界に必要としてもらえるよう、受験を決めました。何をしても不安はなくならなかったので、諦めて不安を受け入れました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
手厚いサポート力
私が勤めている会社では他校を推奨していましたが、推奨しているがゆえに、その学校からのサポートを薄く感じていました。その点、総合資格学院では受験する前から何度も声をかけてくださり、無料の資料や模擬試験など、できる限りのサポートをしてくださいました。ここまでしていただいたので、「総合資格学院」にお世話になろうと思いました。
他講習と比較して、実際学院で学んでみていかがだったでしょうか。
背中を押してくれるありがたさ
私は、学科は独学で挑み、設計製図は学院にお世話になりました。独学で勉強しているときは、残業や疲労などを理由に勉強をさぼりがちで、ぎりぎりラストスパートで追い込み学習をしました。学院に通い始めてからは毎週毎週課題があり、ノルマを達成していかなければならず、常に背中を押し続けられるような感覚でした。そのおかけで自分を追い込むことができました。一人ではなかなか自分の背中を押せないので、ありがたかったです。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
模試判定ランクⅣからのスタート
1回目の模試でランクⅣの判定をもらいました。自分の中ではいい出来だと思い、最大限の力を尽くしていた図面だったため、愕然としました。プランが良くなくランクⅣだったので「このままの思考では受からない」と気づき、学院のエスキス課題の再確認や過去問・解答例の確認を徹底し、試験元が何を求めているのかを常に考えてエスキスをするようになりました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
やりすぎ注意
おぼえなければならないことが多いため、最初の1カ月は常に焦っていて1日何時間も図面を描きました。そうすると、だんだん図面を見るのが億劫になり、逆に学習が上手くいかなくなってしまったため、1週間のうち製図をするのは4日だけと決め、残り3日はエスキスをすることや思考の休息の日に充てました。そうしたらエスキス力も製図力も身についたため、追い込み過ぎずに少しゆとりをもって学習することも大切だと実感しました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
初心に戻って確認すること
私は自身の思い込みのままエスキスする癖があり、解答例をみてから間違っていることに気づくことが多々ありました。①課題文の読み飛ばし、②重要ポイントの見落とし、③エスキスを終えた時点でのチェックはただ課題文の流し読みをする、この3つがプランのミスにつながっていたので、講義中の常時確認はもちろんですが、本試験では常に何度も課題分を見直し、図面間チェックを5回行いました。チェックをするにあたり、作図が速くて良かったと思いました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
とにかく作図手順!
最初の1カ月はとにかく作図手順を覚えることに集中しました。暗記が苦手なので、とにかく描いて手に手順を染みこませる勢いで描きました。結果、2カ月目からはエスキスに思考を集中でき、作図手順→エスキスの順で正解だったと思いました。
製図合格のポイント
人事を尽くして天命を待つな受験前の1週間、毎日緊張と不安で不合格になる夢を見ていました。今回はだめかもしれないと半ばあきらめていたところ、上司から「人事を尽くして天命を待つな、やれることはやれ」との言葉をもらい「できる限りのことをしよう!」と思い直しました。結果的に合格することができたので、最後まであきらめずにがんばることは大切でした。