合格体験記
一級建築士 松本 和也さん

SPECIAL INTERVIEW

開き直りも大切です

松本 和也さん (44) 令和6年度 1級建築士合格

学歴:
高専

勤務先:
民間確認検査機関(性能評価)

教室:
さいたま校

受講講座

受験回数:
学科1回/設計製図1回

私の受験ストーリー

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ

妻が探してきた

積極的に自分の意思で進もうと思った道ではありません。むしろ自分が想定している方向とは真逆の道に進んでいます。諸事情で続けていきたかった設計を中断することになり、他分野の職種も含め今後を考えていた所、妻がワークライフバランスの取れそうな現在の会社を見つけてきてくれ今に至ります。

1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法

「足の裏についた米粒」が気になりだした

若いときは子育てや、仕事を覚えること、自分の趣味等に時間を費やしていました。40歳を過ぎそれらが一段落したため、「取っても食えないけど、取らないと気持ち悪い」そんな「足の裏の米粒」を取ってしまおうと受験を決めました。妻と子供達にその旨を話し了解を得ていたので、特に不安要素はありませんでした。

独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由

他の学校では不足だった

通信指導や他の学校も利用しましたが、合格できるまでの実力が付きませんでした。低費用の個人塾も検討しましたが、業界大手であり実績や講習内容が豊富で手堅い印象を受けた総合資格学院に決めました。

他講習と比較して、実際学院で学んでみていかがだったでしょうか

お値段以上

当初、講習内容がさほど変わらなければ、受講料・受講時間がちょうど半分となる他講習を2回(不合格時も考え)利用した方が金銭的にお得と考えていました(学院は物量が過剰で消化不良になる懸念が大きかったため)。しかし、実際に受講してみると講義や教材、講師のフォローなど諸々の密度がとても高く、満足のいく結果となりました。初期の支払い額は大きいですが結果的にコスパがすごく良かったです。

ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか

勉強方法の確立

1年目は独学でした。勉強方法が明確に確立されている事が最も大きな違いでした。独学の場合、課題読み取り、エスキス、作図、記述のどれをとっても様々な勉強法が世間に溢れており、効果的かつ効率的な学習法を取捨選択するのが大変でした。

合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残ったエピソード

自分の処理能力とペースを自覚する

学院の課題量と自分の処理能力に元々不安があり、ギリギリで課題をこなしていました。普段周りに流されない性格なのですが、僅かな不安と体力の過信に煽られ、試験前の特別対策講座に申込んだものの、消化不良と体調不良を起こし、結局受講を途中断念することとなってしまいました。どんな時も自分のキャパシティーを見失わず冷静に判断することが大切です。

勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点

別居

わが家は借家で狭小、受験生の子供がいたため、私が落ち着いて長時間勉強できるスペースはありませんでした。思い切って勉強部屋を借り、朝・夜・休日にまとまった学習時間を確保しました。まとまった学習時間を確保できた分、メリハリを付けるため仕事の休憩時間等のスキマ時間は一切勉強しませんでした。

当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと

個人の性格に応じた適切な指導

在籍していたクラスが少人数であったこともあり、受講生それぞれの性格や癖を踏まえたご指導とアドバイスを頂けたことです。また、エスキスにあっては作業中の手元まで見て頂きながら思考の過程を修正頂いたことも良かったです。

設計製図攻略法

前期講座(実力養成講座)で、エスキス・作図・チェックなど、課題発表前に十分なトレーニングを行っていただきましたが、そのなかで成長したと実感されたことを教えてください

エスキス手法の習得・分析・勉強方法

各課題を通し、学院のエスキス手法を習得できたのはもちろんですが、答案に不備・不具合があった際、思考の過程のどこでズレが生じたのか、その原因は何かなど子細に自分のエスキス分析も行えるようになりました。また、抽象的だったエスキスの勉強法(強化法)も具体的にわるようになりました。

エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと

克服できなかった

情報処理速度が一般的な受講生に比べ格段に遅かったため、エスキスや記述の各段階で制限時間を大幅に超えていました。結局、本試験までの全課題中2課題しか制限時間内に終えることができず、最後までこの問題を克服することができませんでした。

作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと

どこまで崩した図面で仕上げるか

学生時代から意匠専攻だったこともあり「図面は美しく」が体に染みついていました。試験での「読めるレベルの図面でできるだけ短時間に仕上げる」ことに体がなかなか順応してくれず、作図時間が最後まで安定しませんでした。講義では常にシビアな時間計測というプレッシャーを与えられていたお陰もあって、本試験ではストレスフリーな作図ができました。

製図合格のポイント

終わればワンチャンあり!

私の様な常に終わらない受講者は少数ながら存在すると思います。学院の課題採点基準は厳しく、終わった課題もランクは全て「Ⅳ」、本試験当日のチェック時間も「0」、試験後面談もランクは「D」という結果でした。けれども合格したのは「未完」を防げたことの1点につきると思います。結果的に私の様な受講生には出来具合よりも終わらせることが最も重要な採点項目たったのだと思います。

メッセージ

合格後の心境や、周りの変化、今後の目標や抱負

特に資格を重要視される場ではありませんが、今後は、再開の時期を見計らっていた個人的な建築活動を活発化していき、創作に繋げられるよう考えています。

資格取得をめざす方へアドバイス

学生の間や若い間には、そのときしかできない貴重な経験が数多くあります。またその経験が今後の建築人生の核にもなります。資格取得は何歳からでもできますので、くれぐれも2度とないその時間を有意義に使われることを望んでいます。

総合資格で良かったところ

  • 教務スタッフ

    日々の講義や宿題で、講師・受講生共に疲れ切ってお互い挨拶も暗くなっているなか、イケメンな学院スタッフがいつも爽やかで元気な挨拶をしてくれることに本当に心救われました。他の教務スタッフも親切にご対応して頂きありがとうございました。

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  • 講師による添削

    成果物の図面は元より、エスキス用紙に書いた何気ないメモ程度の数値や言葉も漏らさず、思考の癖やエラーを全て指摘する常軌を逸するとも言える添削に驚きました。

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  • 実力養成講座(前期講座[課題発表前])

    単に過去問頼りの講義内容ではなく、直近の試験の動向を踏まえたうえで後期講座に向けて計画的に組み立てられた講義内容とスケジューリングがとても良かったです。

総合資格学院は
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