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- 大谷 温人さん
SPECIAL INTERVIEW
意味のある時間

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
自分の家を設計したい
私の実家は二階の大きな吹抜けが特徴的で、バドミントンやドローンで遊ぶことができる家でした。そんな住んでいて楽しく、心地いい空間を自分も設計したいと思い建築に興味がわきました。高校二年生のころまでは建築の道に進むか迷っていましたが、当時担任の先生が貸してくれたル・コルビジェの本を読んで、「建築の世界の広さ」「まだ知らない世界の建築」に興味がわき、建築の道に進むことを決めました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
建築士として認められる存在になりたい
ただ楽しく生きているだけでは建築の世界で中途半端に終わってしまうと思い、1級建築士受験を決意しました。「人生をかけないと合格できない」などの厳しい声も耳にしましたが、建築士として認められ、活躍したいという気持ちが試験の活力になりました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
手厚いサポート
私は大学二年生から約二年間、独学で学科の勉強をしていました。ですが膨大な知識は頭から抜けていき、一度理解した内容すらも忘れ、二年間の勉強が無駄だったように感じていました。そんなとき、総合資格学院の説明を聞く機会があり、「知識の定着を図る学習サイクル」が自分に合っていると思いました。「合格まで全力でサポートする!」と背中を押してくれたこともあり、総合資格学院に決めました。
他講習と比較して、実際学院で学んでみていかがだったでしょうか
没頭できた
独学で学習していたときは、わからないことを聞ける人もいなく、知識の定着につながらない学習をしていました。総合資格学院では対面だからこそ講師に直接質問ができたので、わからないことを残さずに確実な知識の定着を行えました。また、学習スケジュールがあったので、効率的に学習できました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか
モチベーションの高さ
ほかの受講生と交流できて、自分に合った勉強方法を探すことができます。また、難関試験を勝ち抜くライバルであり、仲間が身近にいることで、一人で戦っているのではなく、みんなで合格するという気持ちになれます。クラスで試験に立ち向かうという環境下は、学院でしか得ることのできない、良いモチベーションになりました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残ったエピソード
学科の知識を疎かにしてしまった設計製図試験
「北側斜線」が出題されたとき、学科の法規で学習した内容でしたが、上手くまとめることができませんでした。設計製図試験は建築の学科からのすべての範囲が出題範囲なのだと再認識しました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
やめることで確保した時間
勉強時間の確保に最も必要なのはスケジュール管理です。一週間のなかで確保できる時間は限られているため、確保可能な時間に合わせて最適なスケジュールをつくり、そのスケジュールに沿った学習を行うことが大切です。私は誘惑の対象となるSNSなどの閲覧をやめて、スケジュール通りに勉強時間が確保できるように専念しました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
仕事への理解が早まった
上司に法規の基準について教えてもらったときに学習していた内容だったので、実務知識の定着が早かったように感じます。建築を行う上で基礎的な知識であり、設計上必要なことが学習内容に多くありました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
対面講義でその場で解決
独学で勉強していたときは、わからないことを調べるのに多くの時間を要していましたが、総合資格学院の対面講義では、その場で解決することができます。また、学習に関する的確なアドバイスのほかに、モチベーションのつくり方も教えてもらえたので、最後まであきらめずに学習することができました。
前期講座(実力養成講座)で、エスキス・作図・チェックなど、課題発表前に十分なトレーニングを行っていただきましたが、そのなかで成長したと実感されたことを教えてください。
初見の課題に対しての免疫
前期講座では、試験課題発表までの間に様々な課題を経験することができ、毎課題新しい内容で、常に本番を想定したモチベ―ションで学習することができました。そのため試験本番もいつも通りだと感じて、落ち着いて挑むことができました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
文章が読むのが苦手
私は本を読む習慣がなく、文章を読むのが苦手でした。なので課題の読み取りに時間がかかり、焦ってミスをしてしまうことが多かったです。そこで私は得意な「要点の記述」「作図」で時間を短縮することで、チェックする時間を確保し、読み取りもプランニングも落ち着いて行えるようにしました。得意分野を伸ばすことが、苦手分野のフォローにつながります。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
文字が汚い
講師の添削でよく「文字が汚い」と指摘されていました。昔から文字を書くことが苦手なので半ばあきらめていましたが、講師が文字をきれいに見える方法を教えてくれて、添削のたびに「文字がきれいになったね」と褒めてくれました。おかげで文字をきれいに書くことができるようになり、試験当日もきれいな図面を描くことができました。
製図合格のポイント
自分を信じて落ち着いて思考私は試験本番で問題の読み取りに通常よりも10分以上オーバーし、エスキス終了時には30分オーバーしていました。ほかの人より進みが遅いと感じると、焦ってミスのきっかけになりますが、私は得意な作図で巻き返せる自信があったので、落ち着いて思考することができました。ちょっとした間違えや判断が合否を決める試験のため、焦りは禁物です。