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- 1級建築士合格体験記一覧
- 佐藤 大典さん
SPECIAL INTERVIEW
名残惜しいほど楽しんでいました

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
単純なようで奥が深い
山奥に建つ鉄塔がどのように建っているのか興味が出たため、鉄塔を設計施工する会社に入社しました。正直鉄塔はどれも同じに見えますが、実際設計すると、用途の違いや通常の建築物が建たないような山奥、山頂などの特殊な条件に頭を悩ませるほど奥が深いです(時にはヘリコプターも出動します)。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
建物が好きだから設計してみたい
建築士をめざそうと思ったきっかけは、一番身近なのに設備などが複雑で地震時には耐える構造体を持ち、ときにはそこのシンボルにもなる建物に興味を持ったからです。いつかは自分で設計してみたいと思い、自分が建築系で知っている資格のなかで頂点である1級建築士をめざすことを決めました。1級建築士のことをほとんど何も知らなかったこと、親が1級建築士を持っていたことがあり、受けることに不安はなかったです。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
実は難しい資格だと気づき、確実に取りたかった
建築系の学科に進んだ大学生のとき、総合資格学院のライセンスアドバイザーに声をかけていただきました。そこで思った以上に難しい資格だと気づかされました。独学で受けるのは不可能と思い、せっかく資格スクールに行くなら確実に取りたいため、合格実績の高さから学院に決めました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか。
情報量の違い
独学で学んでいる方は、年スパン発行の過去問ベースのテキストを使っていたみたいですが、知識量・情報量で比較すると、考えられた教材や予想問題などを出してくる分、学院テキストや教材の方が上をいっている印象がありました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
窮地に追い込まれる恐怖
学科3回、製図3回、計5年と結構時間をかけてしまいました。会社からのプレッシャー、製図での角番の恐怖は今でも冷や汗が出ます。1級建築士をめざす方は私を反面教師にし、最初から本気で受けてほしいです。逆に窮地に追い込まれたと感じたら、それはチャンスと感じていいかもしれません!
勉強時間のつくり方について、苦労した・工夫した点をお教えください。
ある程度学んだら量より質に移行
最初はとにかく過去問を解くなど量をこなすことで知識がつきますが、一通り学んだところで忘れている箇所が出てきます。帰宅してから寝るまでの数時間でより多くの知識を定着させ、忘れない・思い出せるかの効率のいい方法を見いだせるようになると、更に伸びると思います。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
設計意図が手に取るようにわかる!
法規は苦手でした。しかし、設計が変わった際に妙な設計を見ると、なぜその設計になったのか、今までなんとなくでしか見られなかったものが、法規を学んだことで自然と「法に準拠するとこうなるのか」とわかるようになってきたことで、法規が楽しくなりました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
自分の思い込みを的確に訂正できる
当日講義で自分の思い込みで覚えたことが、その日の最後のテストに出て間違えるとモヤモヤしていました。しかし、講師が近くにいることでそのモヤモヤしていた部分をすぐ質問しに行くことができ、その場で解決できたのはとてもよかったと思いました。
前期講座(実力養成講座)で、エスキス・作図・チェックなど、課題発表前に十分なトレーニングを行っていただきましたが、そのなかで成長したと実感されたことを教えてください。
様々の条件に対応できる武器が増える
今までは階段や設備の知識が乏しかったことで、対応できない箇所がありました。前期講座を受けたことで経験値が増え、様々な知識を武器にプランニングの自由度が増し、様々な条件の課題に対応できるようになったことが嬉しかったです。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
いかにきれいなプランにまとめるか
本試験での採点状況を踏まえると、条件に合ったなかで、いかにシンプルなプランにまとめるかを考えるのに苦労しました。極力各室をスパン内に収めるように考え、課題条件を読むと同時に、大体のスパン割を考えられるようにすることで克服しました。スパンの面積を即座に思い出せるようにすると講義で役立ちます。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
字のキレイさとスピードの両立
限られた時間の中で計画を行い、図面に落とす製図試験の性質上、焦った気持ちから走り書きになることが多く、結果字が汚い読みづらい図面になっていました。そこで、チェックを兼ねて字を書いていくことにし、心を落ち着かせながら書くことで字をキレイに書き、ミスを減らすことに成功しました。
製図合格のポイント
受かるという気持ち、初心を忘れない本試験では角番の緊張もあってか、エスキスで3時間以上かかってしまい、途中であきらめかけましたが、今までの苦労を思い出し、絶対今年で終わらせる気持ちをたぎらせ、今までで最速で作図を終わらせることができ、無事合格できました。あきらめてはそこで終わってしまいますが、最後までやれば可能性はあります。また、初歩的なミスを本試験でやりがちなので、受験番号・名前・〇防・〇特が1個でも抜けると合格はないと思い、絶対忘れないよう自信がつくまでチェックしました。
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教務スタッフ
なぜか成績が伸び悩む「沼」にはまったときの脱出策を教えていただきました。また、試験を受ける際に極度に緊張しない方法など、勉強以外のことも教えていただきました。
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講師による添削
自分の思い込みによる間違いは気づきにくいものですが、講師の添削によりピンポイントで指摘をしてもらえました。また、今後同じ状況になったときの解決策や、そうならないような工夫も教えてくれました。
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グループミーティング
様々な仲間の意見を聞くことができ、自分のダメな点を修正できました。また、自分では思いつかない知らない情報を知ることができ、勉強になると共に刺激になりました。
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自習室
同じ合格という目標を持った人と共に勉強することで、家ではなかなかできない集中力を出せる空間がよかったです。同じクラスの人と意見交換をしたり、当日の本試験の作戦会議もしたりできたので試験1週間前は毎日使っていました。
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