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- 太古 尚稀さん
SPECIAL INTERVIEW
ミスと苦手をマネジメントしよう

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
父の背中を見て
防水工事業を営んでいた父の影響です。家で建築関係の書類を目にすることが多く、建築業を意識することが多かったと思います。小さいころからトイレットペーパーの芯で工作を楽しんだりしていました。
在学中の1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
趣味の学びが本気に
もともと勉強が好きで、大学2年次にはインテリアコーディネーター、3年次にはインテリアプランナーの学科試験を突破していました。建築士試験の勉強も、明確に「建築士になりたいから」というよりは、知識を得たくてはじめたことです。学ぶうちに体系的な知識の重要性を感じるようになり、本格的に資格取得をめざすことにしました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか
スキマ時間で差が出る
あえて言うならスキマ時間の活用方法かもしれません。学習量の多い試験なので、学習時間の積み重ねが重要になります。移動時間などの空き時間を復習に充てることで、効率的に学習を進めることができたと思います。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残ったエピソード
テキストを読みつくしてリベンジ!
設計製図試験は学科試験後の2カ月間で対策を行う必要があります。学院のカリキュラムだけでなく、テキストを端から端まで読みつくすことで、リベンジ合格を果たすことができました。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで活かせたエピソード
学科合格そのものが武器に
就活時、学科試験に合格していたこと自体がアドバンテージでした。「基礎知識がある」「目標に向かって努力できる」と解釈していただけました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
「学習量」でカバー
学生なので、実務の知識や経験が不足しており、記述には苦労しました。対策方法は「ひたすら学習」です。手間がかかりましたが、根気強く取り組むようにしていました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
型を自分流につくりかえる
まずは学院方針を「型」として身につけることが大切です。そのうえで、もし余裕があればフローを自分流にアレンジしても良いかもしれません。例えば私は作図が得意だったので、時間を少しでも短縮するため省略できるフローは省略していました。ミスには注意が必要ですが、ある程度の実力が身についた後なら自分に合うようにしていくこともいいです。
製図合格のポイント
チェックは何より丁寧に途中のチェックフローを丁寧に行うことです。限られた時間のなかで正確に課題をこなすには、あとから大規模な修正を加えることは致命的になります。学院のチェックフローに倣って確実に、一つひとつこなしていくことが重要です。