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SPECIAL INTERVIEW
勉強しない日をつくらず、継続する強い意志を持つ

加藤 千春さん (29) 令和6年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 専門学校
- 勤務先:
- 設計事務所(施工図作成)
- 教室:
- 上野校
計画:19点 法規:23点 構造:17点 施工:16点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
弓道場をつくりたい!
高校時代は弓道部に所属しており、仲間と一緒に弓道をするための弓道場を自分で建ててみたいと思ったのがきっかけです。専門学校で建築デザインを学んだのち、知識を増やし経験を積むために、施工図を作成する会社に就職しました。祖父が建具屋でその姿を見て育った影響もあったと思います。
2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
資格取得は人生設計の一つ
高校卒業後に入学した専門学校が認可校でなかったため、実務経験が7年となる令和6年に2級建築士の資格を取得する人生設計を立てました。総合資格学院に入る前は施工図の作成という仕事で得た知識がどこまで通用するか不安でしたが、学院で2級建築士の学習を進めるうちに合格する自信をつけることができたと思います。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
ライセンスアドバイザーの熱意
学科は独学で受験しようと考え、設計製図で通える様々な学校をリサーチしていました。総合資格学院に設計製図コースの説明を受けに行った際、ライセンスアドバイザーから「学科から全力でサポートします!」という熱いエールをいただき、ライブ講義で合格実績の高いところも魅力的だったので、学院に決めました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか。
合格ラインの設定が具体的
独学で約2年かけて1級建築士の学科に合格した会社の上司から、製図の合格率は学科の合格点に比例するという情報を教えていただきました。学科と製図を1年で合格するストレート合格を目標にしていた私にとって、学科の合格ラインを80点以上と具体的に定めていた総合資格学院は非常に魅力的でした。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
情報交換は積極的に
会社の友人が受験しないタイミングだったことや、集中したいという強い思いもあって、当初は他の受講生と交流せずに勉強していました。後期の模擬試験終了後からは情報交換するようになりましたが、今振り返ってみると、はじめから他の受講生と意見交換する機会をつくったほうが良かったと思います。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
勉強しない日をつくらない
仕事が忙しくても、やる気が湧かなくても、1日10分だけでも必ず何か問題を解く時間をつくり、帰宅後は毎日最低でも1時間は勉強をするようにしていました。残業で夜の学習時間の確保が難しい場合は、起床した朝の30分や通勤時間、昼休みを活用して毎日必ず学習時間を捻出するように心がけました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
「何となく」が「明確」になった
施工図を作成するにあたりベースとなるのは設計図なのですが、納まりを検討していくと避難廊下の有効が取れなくなるなど、法規的な問題が発生する状況が出てくることがあります。今までは何となく狭い気がする、と曖昧な感覚で先輩や上司に確認していましたが、学習後は短時間で問題点を提起し、解消策も含めて監理へ質疑書を送ることができるようになりました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
ライブ講義ならではの熱量
ライブ講義だからこその熱量が感じられて、重要項目がスッと頭に入ってきました。また講師が対面で要点を押さえながら進めていってくれるので、学科と製図それぞれの理解度が高まり、自宅でも要点の効率的な復習ができました。対面だからこそ伝わる重要性が多くあったと思います。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
特別講義への参加がきっかけ
構造計算が苦手でしたが、ゴールデンウィークに行われた特別講義が非常に役立ちました。構造の基礎から応用に至るまで講師がていねいに何度も教えてくれ、私自身も教室や自宅で何度も復習しました。直前まで特別講義の内容を復習したので、試験本番は自信を持って構造の科目に取り組めたと思います。
講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
学習目標が明確で具体的だった
周囲に2級建築士を受験した友人がいなかったため、当初は何をどこまでやればいいのかわからず不安でした。学院に通い始めてからは「これを完璧にすれば合格します!」と講師が明確に提示してくれたので、学科でも製図でも具体的な学習目標を設定することができ、不安がなくなりました。
学科合格のポイント
継続は力なり毎日わずかな時間でも勉強することがいい刺激になっていました。継続して勉強することが「今の私は受験生なんだ!」という意識づけにつながり、結果、いい意味で緊張感を維持しながら合格というゴールまでたどり着くことができたのだと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
パズルのようにパターンをイメージ
試験本番の1週間前から会社を休んで、エスキスや記述対策の時間を取るようにしたのですが、その期間に講師がエスキスと記述を集中的に指導してくれました。この直前対策のおかげでパズルのように「この場合はこの方法を当てはめる」とイメージできるようになったので、試験本番のプランニングは比較的簡単に感じました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図スピードと完成度
学院に通い始めたころは、他の受講生の作図スピードや図面の完成度の高さに圧倒されて不安でしたが、欠席しないこと、勉強しない日をつくらないこと、そして何より講師の熱心な指導のおかげで、作図を合格するレベルに持っていけたと思います。
製図合格のポイント
体力と気力が大切学院では熱心な指導のもと多くの課題が出るのですが、日々の残業と毎週末の講義、そして課題が重なる、と肉体的にも精神的にも非常にタフで、体力と気力が重要だと強く感じました。バランスの取れた食事やウォーキングといった運動など、メンタルを含めた体調管理をしながら日々の学習に挑むことがポイントだと思います。