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SPECIAL INTERVIEW
最後まであきらめないこと!

松浦 旭花さん (21) 令和6年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 工業高校
- 勤務先:
- 建設会社(施工管理)
- 教室:
- 郡山校
計画:17点 法規:16点 構造:14点 施工:16点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
変わっていくのが面白い!
私は小さいときによく依頼主の困りごとを受けてリフォームするテレビ番組をみていました。建築の匠たちの手によって依頼主の方々の思い入れある建物が変わっていくという光景を見ているのがとても面白くて、建築に携わる仕事がしたいと思うきっかけになりました。施工管理をやってみたいと思ったのは高校に上がってからですが、建物が出来あがっていく過程を間近で見ることができることに魅力を感じて今の仕事につきました。
2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
収集癖も相まって
実際仕事をしていると「自分の持っている知識が合っているのか」「本当にこの段取りで合っているのか」など、自信を持てない場面が出てきます。そんな自分を少しでも変えたいという気持ちと、取得可能な建築系の資格をいくつか取りたいという収集癖が相まって受験を決断しました。私は勉強が得意なわけではないのでスタートした直後は得点が伸びず不安ばかりでしたが、繰り返し問題を解いていると少しずつ解ける問題も増えてきて「この調子ならきっと大丈夫」と思えるようになっていきました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
独学では無理だとわかっていたから
私は勉強が得意ではなく「わからないところがわからない」「疑問点を調べるのが下手」「一人で勉強していると集中力が切れやすい」というのが自分でも最初からわかっていたので資格スクールに通うことは決めていました。いくつかある資格スクールの詳細を調べていた際、通学で対面講義を受けることができ、合格実績の高い総合資格学院を知って通うことを決めました。
ご自身と独学者を比べてみて、一番大きな違いは何でしたか。
事前に得られる情報の差
高校の時の同級生と製図試験の受験タイミングが一緒でした。その同級生は、「過去の課題で二階建てRC造の課題が出たことがある、二階建ての条件が付く可能性がある」という情報がなく、主に三階建ての図面の練習しかしていなかったようです。これまでの傾向や頻出問題などの情報を自分だけで得るのは難しいと感じるので、事前に多くの情報を得られることは、講座を受講する大きな利点だと思いました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
不安を和らげる言葉、意見を交わせる環境
受験期間中は講師や学院スタッフに、「大丈夫だよ!」「きっと出来ますよ!」とよく声をかけもらったのが、不安になりやすい私にはとても心強かったです。本番でも最後まで全力で臨むことができたのは、それまでかけてもらっていた言葉が心の支えになっていたからだと思います。また図面作成後に、他の受講生の図面を見たり、近くの席の人と意見を交わしたりすることも楽しく、考え方を広げることができる環境でした。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
仕事終わりに勉強することの大変さ
平日仕事が終わってから勉強をしようとすると、一日の疲れもあり、睡魔との格闘が続いていました。格闘しながら勉強しても効率は良くない、でもやらなければ進まない、そんな状況で勉強時間を確保するのはなかなか難しかったのです。夜はしっかり寝て、朝の始業前や隙間時間にできるだけ長く勉強をやるようにしたら、気持ち的にも時間的にも、余裕を持って取り組むことができたと思います。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
打ち合わせ内容の理解度が上がった
今までは関わったことのない工種と絡みがある部分は理解できていない部分が多々ありましたが、講習を受けるようになってからは打ち合わせなどでも関連性や確認しなければいけないポイントに気づけることが増えてきました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
受講生の理解度を踏まえたうえでの解説
解いた問題から私たち受講生の理解度を踏まえたうえで重要な事項の解説や補足などをしてもらえたのは、何から質問したらいいのかわからないでいる私には合っていて着実に知識を重ねていくことができました。
得意科目と苦手科目
得意科目
苦手科目
得意にできた理由、もしくは苦手科目の克服法
繰り返し法令集を開く
講習の中で出てきた問題を繰り返し法令集で開くようにしていました。必要なページにたどり着くまでに時間がかかってしまうことや、開き方がわからないことが多かったので繰り返し法令集を開き、講習映像を見返すことで苦手意識が薄れてきたように感じます。
講義で一番役に立ったこと、助けになったこと
課題が明確に示されること
講義映像や教務スタッフより、講習や次回までの課題の中でやるべきことを明確に示してもらえたのは、何から始めればよいのか分からない状況ではとても心強く、迷うことに時間を使わずに学習が進められたと思います。
学科合格のポイント
あきらめずに課題をやりきること大事だと説明されて出された課題をやりきれば大事なポイントを押さえることができ、自分の自信にもつながりました。「ここまでやったのだから大丈夫だ!」と思えるまで課題をやったのが試験を最後まであきらめずに取り組めた要因だと思います。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
文面や都度ある確認
記述欄(計画の要点欄)では、問われていることに対して、自分の設計をいかに説明するかの内容を考えるのはなかなか慣れない作業でした。設問に対して、「この記述で答えになっているのだろうか」といつまでも自問自答していました。講師に指導していただいた内容や例文(記述例)のテキストの構成を参考に繰り返し書いたことで、次第にできるようになっていきました。エスキスの確認は焦ると手順を飛ばしてしまったり、確認漏れがあったりしましたが、繰り返し課題に取り組み、都度手順帳を確認しているうちに、焦らずにできるようになっていきました。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
今までの描くクセが障害に
高校生の時に作図していたテンポや手順が、描くときのクセになっていたのでどうしても効率が悪く、抜けが出てしまっていました。学院の作図手順帳を見ながら、繰り返し描いているうちに、少しずつペースを上げて効率よく描くことができるようになりました。
製図合格のポイント
エスキスのパターンを増やすことエスキスをする際に作図がしやすく、かつ条件をクリアできる内容にするために講師から意見をもらったり、周りの受講生と意見やアイデアを交換して自分の中でパターンを増やしていくことで息詰まることなくやりきることができるようになりました。