- 令和7年度合格祝賀会
- 2級建築士合格体験記一覧
- 岩本 実里さん
できないと決めつけず前に進む
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
理系と文系の間にある建築
高校の進路選択のとき、なんとなく理系を選びましたが、建築は構造や数値といった理系的な要素だけでなくデザインや歴史など文系的な要素も含んでいると感じ、建築系の学部に入学しました。大学では都市史のゼミにいたこともあり、建てて終わりではなく、建物を長い目で捉え将来を見据えた提案を行うことに面白さを感じ、修繕メインの建設会社に入社しました。
2級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ
今後のキャリアを見据えて
学生時代は設計製図の講義が苦手で、トラウマすぎて建築士受験を避けてきました。会社としても建築施工管理技士の優先度が高かったため、そちらを優先してきましたが、今後のキャリアの広がりを考えたとき、若手で時間があり、かつ意欲のある今がチャレンジすべきときだと考えるようになりました。自分のなかでは人生の忘れ物を取り返す挑戦として受験を決断しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
最後までサポートしてくれると感じた
製図は絶対に独学では無理だと思っていました。当初からライセンスアドバイザーのフォローは手厚くスピーディで、忙しい環境でも伴走してくれると思えました。また、同僚や友人からも「総合資格学院は指導が手厚い、厳しいがその分合格をめざせる」と聞いており、自分にはその環境が必要だと感じ学院に決めました。
受験期間中の印象に残るエピソード
厳しさのなかで周囲に助けられた
学科は独学でギリギリ合格、製図から学院に通いはじめたため、当初はピリッとした教室の雰囲気と周りの完成度にとても驚きました。振り返ってみると、あれくらいの緊張感があったから最後まで気を抜かずに走りきれたと思います。そもそも製図に苦手意識もあったため、最初は最低限しか自宅学習に取り組んでいませんでしたが、講義で自分の立ち位置を知り、課題を常に意識できたこと、周りの受講生の方と励まし合えたことで前向きに学習するようになりました。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
環境づくりで学習時間を補う
学科と違い、製図は製図板に向き合う時間をつくらなければならず、「ながら学習」がしづらい点に苦労しました。そのため、図面でも暗記が必要な数値やポイントなどは紙にまとめ、部屋の壁や洗面台、トイレの扉に貼るなど、自然と目に入る環境をつくる工夫をしました。また、不定休の仕事ですが、あえて水曜クラスにすることで毎週休みを必ず取り、週に一日は仕事をすべて忘れて講義に集中するように意識していました。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
周囲からの信頼につながる
仕事柄、学習内容が実務に直結する場面は多くありませんが、仕事と並行して厳しい受験勉強に取り組んでいる姿勢は社内で評価してもらえていたと思います。これからは名刺にも資格が記載されるので、実際のお客さまの評価の違いを感じることができたら嬉しいです。
当学院指導の大きな特長である、講師による対面講義を受けて良かったこと
図面の「合格レベル」を明確に学べた
製図の具体的な上手さは大学で学んだ記憶があまりなく、独学では何が良くて何が足りないのかわからなかったと思います。また、どの時期にどんなレベルに達しているべきなのか、という「めざすべき基準」を教えてもらえたのが良かったです。タイムトライアルや優秀な方の図面をみて、自分の至らなさを客観的に自覚できたのも非常に良かった点です。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
行き詰まったときの立て直し
エスキスでは、一度考えたプランがうまくいかなかったときに思考が止まってしまうのが課題でした。講義で水回りのプランや敷地条件に対する解法の「型」を理屈の解説とともに、複数教えてもらえたことで別案を考えやすくなり、行き詰まっても立て直せる引き出しが増えたと感じます。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
手順と線を体に覚えさせる
最初は手順を十分に理解できておらず、序盤で迷うためかなり作図スピードが遅かったことに加え、筆圧が弱くメリハリのない図面になってしまうことに苦労しました。繰り返し作図して手順を覚えるとともに、綺麗な太線を引けるように意識して練習しました。毎週講義の最初に行っていた線トレや矩計トライアルはかなり効果があったと思います。また、サポーターやシャープペンなど、道具も積極的に試しました。
製図合格のポイント
時間を意識した強みの強化と弱みの補強・手順厳守エスキスはわりと得意だと感じていたため、条件を正確に読み取りながらもさらなる時間短縮を普段から意識して練習していました。本番で想定外の課題に直面した際も、エスキスを早くまとめる、少なくとも110分でまとめきる、という時間管理意識が冷静な対応につながったと思います。作図は本番2週間くらい前に急に安定した線が引けるようになり、いろいろなミスをしていても、線のクオリティが結果的に自分を助けてくれたのだと思っています。本番ではエスキスの最後の最後に建蔽率オーバーに気づき、震える手で無理やり修正しましたが、これもチェックを怠らなかったこそ気づけたので、手順厳守も大切です。