- 令和7年度合格祝賀会
- 2級建築士合格体験記一覧
- 矢野 結実子さん
努力は実を結ぶ
矢野 結実子さん (21) 令和7年度 2級建築士合格
- 学歴:
- 高専
- 所属:
- 大学3年生(芸術地域デザイン学部)
- 教室:
- 佐賀校
建築計画:19点 建築法規:17点 建築構造:22点 建築施工:16点
受講講座
- 受験回数:
- 学科1回/設計製図1回
現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
子どものころの憧れが現実味のある目標へ
小学生のころに見たとある建設会社のテレビCMがきっかけでした。「地図に残る仕事」というフレーズに憧れ、建築の道に進む決断をしました。建築の勉強をするために、中学卒業後は高専に進学し、建築について0から勉強をはじめました。学校の設計課題に取り組んだときの、プランを考える楽しさ、図面を描く大変さ、そして何より一人で0から建築作品をつくり上げたときの嬉しさと達成感は忘れられません。高専での5年間の歩みを経て、建築の仕事をしたいとより強く思うようになりました。
在学中に2級建築士試験の受験を決断した理由
高専時代の集大成
高専在学中、同級生たちが「建築士をとるために資格学校の講座に申し込んだ」と話していたのがきっかけでした。将来を見据えて動き出している同級生たちに触発される形で、大学生活をどう過ごすか真剣に考えてみて、自分なりに高専で学んできたことの集大成を示したいと思うようになりました。大学生活でこれといってやりたいこともビジョンもなかった私は、2級建築士の取得を大学在学中に成し遂げる目標の一つに決めました。もちろん持っておいて損はないし、就活に役立つ、受験資格もあるから、という理由もありますが、在学中に建築士試験の受験を決断した理由は、高専時代に積み重ねてきたことを無駄にしたくなかったからです。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
独学は不安だったから
最初は学科試験だけは独学でも……と考えていました。書店などで販売している2級建築士用のテキストを見に行ったこともあったのですが、「これだけで大丈夫なのかな」という不安があり、資格学校に通うことを決めました。その中でも総合資格学院に決めたのは、受講を考えている旨を相談した際に講座の内容や学習方法などを丁寧に説明してくれて、ここなら大丈夫そうだと思えたからです。自宅からの通いやすさも決め手の一つでした。毎週通うことになるので通学のしやすさは本当に大事です。製図講座を受講するとその大変さがよくわかります。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
学科試験1カ月前の模試が60点未満
実は、私は学科試験1カ月前まで模試の点数が合格点に届いていませんでした。「このままじゃやばい」という漠然とした焦りがあったのですが、教務の先生の激励に背筋が伸びました。残り1カ月しかないと認識を改め、より一層勉強に打ち込むようになりました。「ご飯をカロリーメイトにしたら勉強しながら食事を済ませられる、というぐらいの勢いで勉強しよう」という意味の言葉を真に受けて、本当にカロリーメイトとinゼリーだけで勉強しながら食事を済ませていた時期もありました。食事と睡眠はしっかり確保した方がいいので真似しないでください。
早期から学習を開始して良かった点
在学中の受験は大きなアドバンテージ
同級生は社会人として働きながらの受験だったので、大変そうという印象でした。会社で勉強をサポートしてくれる面もあると聞いていましたが、学生の私の方が空きコマなどの隙間時間を駆使して勉強時間を確保できたため、大きなアドバンテージだったと思います。また、同級生は「会社で取れって言われたから」という理由で受験する人もいたのですが、私は自分の意志で受験を決意したことがモチベーションの維持につながったと思います。講座の受講料が自費だったのも大きいです。
当学院で学習した内容が、学校生活または就職活動などで活かせたエピソード
イメージの解像度が上がった
正直に言うと、これといったエピソードはまだないです。しかし、学校でやるような知識だけの勉強ではなく、実際の現場の話や社会人の受講生から聞くリアルな仕事の話から得られるものもありました。学生では現場のことはイメージがしにくく、実際の仕事とギャップを感じることがあると思うのですが、リアルな話を聞けたことでイメージの解像度が上がり、これからの進路選択に役立ちそうだと感じています。
当学院指導の大きな特長である、講師による対面講義を受けて良かったこと
一人じゃ気づけない学びもある
私は短期コースでの受講だったので対面講義を受けたのはほんの数回だったのですが、映像講義よりも集中して講義に参加できました。映像講義だと一人での学習になるので集中が途切れたり、倍速にして早く終わらせようとしたり、逃げに走ってしまいがちですが、対面講義だと人の目があるので真面目に講義を受けようという気持ちになります。また、他の受講生の質問が自分にも役立つことがあり、自分になかった新たな学びや気づきが得られました。インプットは一人でやるよりも対面講義の方がいいなと感じました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点
作図スキルよりも読解力
設計条件の読み取りには苦戦しました。個室に設けるクローゼットは個室の設計条件の面積に含まれるのか否かなど、プランニングに大きく関わってくるポイントは見落としやすかったです。本番の試験でも、個室の面積に洗面所やトイレを含めるのか否かという点は重要なポイントだったと思います。設計製図試験は作図する技術だけでなく、設計条件を正しく読み取る読解力が重要だと痛感しました。
作図で苦労した点
覚えてしまえば楽しくなる!
矩計図の部材の名称を覚えるのには苦労しました。中々覚えられなかったので、毎週出される製図の宿題+矩計図の名称を書いて覚える練習を繰り返していました。覚えることはそれなりにありますが、覚えてしまえば作図が一気に楽しくなりました。
製図合格のポイント
あきらめそうになったときに踏み出す一歩ズバリ「あきらめない心」だと思います。製図講座のオリエンテーションに出席したとき、「講座中に3回は心折れる」という話を聞きました。実際製図講座はそれぐらい大変だったのですが、本番の試験では講座中の苦労なんか比にならないほど精神的に辛かったです。試験中にあきらめる選択肢が一瞬頭によぎったほどでした。本当にあきらめるのか、最後まで足掻ききるかが分かれ道だったと思います。あきらめずに最後まで図面に向き合ったあの5時間は一生忘れられない時間です。
-
製図模擬試験
5時間通してやる模擬試験は、実際に5時間通してやる試験に挑むためのいい練習になりました。普段の製図の練習では5時間通してやるのは中々難しく、はじめての模試では想像していたよりもずっと疲れました。「5時間ぐらい」と思っていたのですが、実体験することで試験中のペース配分を考えるいい機会になりました。
-
作図手順COMPACT
製図講座を受講するまで図面は自己流で描いていたのですが、作図手順COMPACTに則って描くと圧倒的に作図スピードが速くなりました。また、作図手順を体が覚えるまで繰り返してルーティン化したことで、試験本番でも描き漏らしを出すことなく、最後まで描ききることができました。
詳細はこちら -
課題文読み取り手順帳
はじめて製図試験の問題を見たとき、何からはじめたら良いのかわかりませんでした。課題文読み取り手順帳にはエスキスをするまでの下準備の段階から細かく記載されていて、課題に対するアプローチの仕方を理解しやすかったです。チェック項目などの注意するポイントも書いてあるので、エスキスをしながら「ここは注意点だな」と意識することができました。
詳細はこちら