
令和3年3月3日(水)に、令和2年度 2級管工事施工管理技術検定試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。
学科試験 ※1 | 実地試験 | |
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受検者数 |
9,535人(前年 9,118人)
|
12,678人(前年 13,064人) |
合格者数 | 6,064人(前年 6,321人) | 5,514人(前年 5,760人) |
合格率 | 63.6%(前年 69.3%) | 43.5%(前年 44.1%) |
- ※1 学科のみ試験の受検者数および合格者数については、含まれておりません。学科のみ試験の合格発表については コチラをご覧ください。
総評
令和2年11月15日実施の学科試験(後期学科試験のみ受験者を除く)の受験者数は、9,535人、 合格者は6,064人で合格率は63.6%(前比−5.7%)、となりました。
また、実地試験の受験者数は、12,678人、合格者は5,514人で合格率は43.5%(前比−0.6%)でした。
令和2年度は、前期学科試験が中止になったため、前期学科試験受験を予定していた受験生の一部が後期学科試験を受験したと考えられ、昨年度と比較すると後期学科試験の受験者数は増加していますが、年間の受験者数では、昨年度と比較すると近年の増加傾向から一転、減少しています。
ここから、新型コロナウイルス感染症の影響で、受験を控えた方が一定数いたことが推察されます。
1960年代の高度経済成長期につくられた多くの空調・衛生・給排水設備等の老朽化が進んでいます。 平成28年度より土木学会により行われている調査によると多くの施設で劣化が顕在化しており、補修や補強が必要であると診断されています。それら老朽化する設備への戦略的な維持管理・更新が求められています。
また、それらの対応に伴い、企業では「管工事」に関連する技術者の確保が課題となっていますが、資格保有率の高い年齢層の業界人が順次定年を迎えて以降、「技術者不足」は深刻な問題になっています。
こうした背景により、2級管工事施工管理技士の重要性・有資格者の価値は今後もさらに高まっていくと考えられます。
令和2年度試験のポイントと令和3年度合格に向けて
●学科試験
2級管工事施工管理技士の学科試験は、非常に幅広い範囲から出題され、確実に合格するためには、出題の傾向をしっかり捉えた、 幅広い学習が必要です。 令和3年度からは、独立した技術検定の第一次検定に変更となり、合格すれば、技士補の称号が与えられることになり、更に難易度の上昇が予想されます。
●実地試験
令和2年度初出題の内容や古い過去問での出題内容もあったため、どれだけ範囲を広げて学習できていたかどうかがポイントだったと考えられます。 令和3年度からは実地試験から第二次検定 に改正されますが、記述で解答する出題に変わりは無く、今後の第二次検定対策でも、日頃からの記述の訓練が必要不可欠です。
令和2年度2級管工事施工管理技術検定 学科・実地試験総評はコチラ
令和3年度から技術検定が変わります
〜2級の施工管理技士資格取得のメリット拡大@〜
【1級の第一次検定受験資格要件緩和】
令和3年度は新技術検定制度がスタートし、2級施工管理技士及び2級の第二次検定合格者であれば、 所定の実務経験の要件なしに1級の第一次検定を受験できることになります。
〜2級の施工管理技士資格取得のメリット拡大A〜
【監理技術者の専任緩和】
監理技術者補佐を専任で置いた場合は、元請の監理技術者の複数現場(2)の兼任が可能となります。 監理技術者補佐の要件としては、主任技術者の資格を有する者(2級の施工管理技士等が該当)のうち、 1級の技術検定の第一次検定に合格した者(1級技士補)等としています。
総合資格学院では、令和3年度新試験に向けて2級管工事施工管理技術検定対策講座をご用意しております。
最新かつ正確な試験分析に基づくカリキュラムと教材を用いた講義を通じて、基礎から段階的な学習を積み重ねることで、初受験者の方でも合格レベルの実力を身につけることができるように計画的に受験までサポートいたします。
6月受験・11月受験の2つのコースがございますので、令和3年度の合格をめざす方は、ぜひ受講をご検討ください。
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