令和2年度 1級建築施工管理技術検定 実地試験 総評

2020年度 1級建築施工管理技術検定 実地試験 ランク判定サービス

2020年度 1級建築施工管理技術検定 プレゼント

総評

  • 問題1(経験記述)のテーマは、『合理化』でした。出題内容は、平成30年の臨時試験で出題された問題と同様の内容が多くを占める一方で、設問2では初めての内容が出題されました。
  • 問題2(一般記述:安全対策)では、『設備又は機械を安全に使用するための留意事項』が、4年ぶりに出題されました。
  • 問題5(ネットワーク工程表)では、昨年に引き続き、『実際の暦においての作業可能日による工程(工事完了日)の算出』が出題されましたが、過去の出題とは前提条件が異なり、非常に注意が必要な問題でした。
  • 全体的には、過去に出題された内容の発展形や、類似した問題が目立ち、しっかり対策ができた受験生にとっては、得点しやすい問題もあったと考えられますが、問題3や問題5及び問題6については初出題の割合や難易度も高く、昨年と比較すると高得点を取ることが難しい試験であったと言えるでしょう。
  • 令和3年度から新技術検定となり、監理技術者としての能力を明確に問う出題が予想されます。過去の出題内容はもちろん、さらに実務の要素を取り入れた発展形の出題に対する対策が必要になると考えられます。

【問題1:経験記述】経験記述のテーマは合理化!

近年の出題の通り施工の合理化でも『品質を確保したうえで』と前提条件が付されて出題されました。

設問1の内容は、平成30年の臨時試験で出題された内容と類似した設問内容であり、しっかり添削を受け学習した受験生は十分対応できたと考えられます。

また、設問2は、施工の合理化の取組みの中でも『コスト削減』に限定した内容が初めて出題され、戸惑った受験生も多かったと考えられます。

【問題2:一般記述】仮設物ごとの留意事項(完全記述式)!

近年の一般記述は「災害別の留意事項(災害防止計画)」と「仮設物ごとの留意事項(設置計画の作成についての検討・留意事項、安全に使用するための留意事項、安全点検項目等)」が出題されていますが、今年度は、『設備又は機械を安全に使用するための留意事項』について、4年ぶりに出題されました。

出題された3つの設備・機械は『設備又は機械を安全に使用するための留意事項』としては初めて出題されましたが、過去に『設置計画の作成にあたっての留意事項』での出題があった設問もあり、比較的対応しやすい出題であったと考えられます。

【問題3:躯体工事】施工上の留意事項(3択記述式)!

近年、問題3と問題4の出題形式は、毎年入れ替わって出題されていますが、今年度の問題3(躯体工事)は、昨年の問題4(仕上げ工事)と同様の形式である3つの下線部のうちから誤った語句又は数値を選び、適当な語句又は数値を記入する形式(3択記述式)で出題されました。

過去10年(問題3)で出題された問題は、8問中3問と少なく、また、数値が多く問われました。学科試験で問われていた内容もありましたが、数値を含めた正確な知識が必要でした。

【問題4:仕上げ工事】施工上の留意事項等(完全記述式)!

今年度の問題4(仕上げ工事)は、昨年の問題3(躯体工事)と同様の形式である完全記述式で出題され、内容も1つの設問に対し、その施工上の留意事項を2つずつ記述するというものでした。

過去10年に出題のあった過去問は4問中2問でした

。過去問以外の2問中1問については、平成28年に出題のあった問題と類似した内容でしたが、タイルの接着剤張りの留意事項について、勘違いをしないことが重要でした。

問題4に関しては、例年と比較し、比較的解答しやすい出題であったと考えられます。

【問題5:施工管理法(工程表の読取り)】ネットワーク工程表!

問題5は、平成29年度より連続して出題されているネットワーク工程表が出題されました。

出題内容は、事務所ビルの内装仕上げ工事に関する工程表でしたが、問題文中の前提条件が過去に出題のあったものを発展させた内容であり、そこを見逃した受験生は計算が必要なほぼ全ての問題が不正解になる危険性がある出題でした。

また、今回も昨年度と同様に『作業内容』『フリーフロートの算出』『総所要日数の算出』『実際の暦においての作業可能日による工事完了日の算出』が出題されましたが、新規の出題としては、『1日当たりの作業員の最小人数の算出』に関する内容の設問もありました。

  • ※実際の暦においての作業可能日:工事開始を令和3年2月8日(月)とし、作業休止日は、土、日曜日、祝日(2月11日・2月23日・3月20日)とする。

【問題6:法規】建設業法・建築基準法・労働安全衛生法から出題(穴埋め記述式)!

近年の出題傾向通り、「建設業法」「建築基準法」「労働安全衛生法」の3つの法律から幅広く出題されました。

今回出題された3つの条文のうち2つは過去10年で出題のあった条文でしたが、穴埋め部分(解答する部分)については、6問中4問が初出題であり、比較的難易度の高い出題でした。

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