
この本では、素朴で小さな教会から、洗練された巨大カテドラルまで、世界中のさまざまな教会や修道院が紹介されています。本書では、グアテマラのウルトラバロックと呼ばれた壁一面を埋め尽くす装飾や、チェコの聖人たちの骨でデコレーションされた教会のインテリアなど、見たこともないような建築や装飾が160も載っています。ル・コルビュジエなどの巨匠たちがデザインした教会だけでなく、なかなか見ることのできない小さな教会まで楽しむことのできる一冊です。

著者である西村氏が、スイス、ドイツ、イタリア、フィンランド、フランス、ノルウェイ、オランダなど、世界各国の教会を旅して撮影したというたくさんの写真が、フルカラーで掲載されています。また、著者独自のアングルで切り取られた教会の写真と丁寧な解説が載っているので、実際に自分が見ているかのように楽しむことができます。奥深い教会建築のデザインを、細かなところまでじっくりと堪能したい方にオススメの本です。