プリンシパリティ・スタジアム(ウェールズ〜カーディフ)
ラグビーの強豪ウェールズ代表の聖地

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本作は『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督と『ラブ・アクチュアリー』の脚本家リチャード・カーティスが、「もしも、ある日ビートルズが存在しない世界になっていたら?」をテーマに、ビートルズの歌を歌い、あれよあれよとスターダムにのし上がる男の姿を描いたコメディー。現代の音楽シーンをリードするエド・シーランが本人役で登場することでも話題となりました。劇中、彼のライブ会場であるウェンブリー・スタジアムとして登場したのが、プリンシパリティ・スタジアム(2016年に改名。通称ミレニアム・スタジアム)。ラグビー・ウェールズ代表の“聖地”といわれる場所です。
昨年ラグビーW杯でベスト4に輝いたウェールズ代表チームと、サッカー・ウェールズ代表チームの本拠地であるプリンシパリティ・スタジアムは、ウェールズの首都カーディフの中心地にある国立競技場で、欧州で2つ目の開閉式屋根を持つ全天候型スタジアムです。1999年のラグビーW杯のメイン会場とするべく、老朽化したカーディフ・アームズ・パーク(収容人数6万5000人)を解体。ピッチの配置を東西から南北に90度回転させ、さらに隣接する施設を買収したことで収容人数7万4500人のスタジアムとして生まれ変わりました。印象的な4つの巨大なマストは、開閉式の屋根を支える要。約20分で屋根の開閉が可能で、閉めている状態のときは一段と観客席の歓声がダイレクトに伝わってきます。
また、スタジアムはラグビーやサッカーだけではなくライブ会場としても人気で、本作のクライマックスのライブシーンは、エド・シーランの実際のライブ終了後に撮影されたもの。興奮冷めやらぬ観客たちの熱気とともに胸が熱くなるシーンとなっています。
昨日まで、世界中の誰もが知っていたビートルズ。
今日、僕以外の誰も知らない−。
『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督と、『ラブ・アクチュアリー』の脚本家リチャード・カーティスがタッグを組んだ作品。誰もが知っている「ビートルズ」を、自分以外、誰も知らないという世界を舞台に描くラブ・コメディー。主演はテレビ界でコメディアンとして活躍するヒメーシュ・パテル。相手役は『シンデレラ』のリリー・ジェームズが務める他、シンガー・ソングライターのエド・シーランが本人役で出演する。
■Story売れないシンガーソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)が音楽で有名になるという夢を諦めた日、12秒間、世界規模で謎の大停電が発生。真っ暗闇の中、交通事故に遭ったジャックが昏睡(こんすい)状態から目を覚ますと、なぜかビートルズが存在していない世界になっていた。ジャックがビートルズの曲を歌うとライブは大盛況。その曲に魅了された超人気ミュージシャン、エド・シーランが突然やって来て、彼のツアーのオープニングアクトを任されることに。エドも嫉妬するほどのパフォーマンスを披露すると、ついにメジャーデビューのオファーが舞い込んでくる。