渋谷駅前交差点(東京〜日本)
外国人が驚愕必至! 東京を代表するスポット

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渋谷駅ハチ公口に面する渋谷駅前交差点は世界で最も有名な交差点といわれ、「渋谷スクランブル交差点」の名で親しまれています。道玄坂や渋谷センター街へ続く五差路の道に5本の横断歩道が引かれており、1回の青信号で道路を横断する人数は多いときでおよそ3000人。こんなに大勢の人々が前から横から斜めから、ぶつからずに行き交う様子は外国人から見ると「It's amazing!(驚くほどすごい)」だそうで、ここは東京観光の必見スポットとなっているのだとか。
戦後の高度経済成長期に、丸井百貨、東急百貨店、西武百貨店などをはじめとする商業施設が続々とオープンし、“流行の発信地”となった渋谷。この街の発展を受けて1973年、一時的に交差点へ流入する車の流れを全て止め、歩行者が自由に横断できる「スクランブル式」が導入されました。
交差点に面した4つの大型ビジョンや看板などは『ブレードランナー』のような独特の近未来感があり、『ロスト・イン・トランスレーション』や『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』『バイオハザードIV』など外国の映画にも数多く登場しています。爆破テロ犯に翻弄(ほんろう)されるクリスマス・イブの東京を描いた『サイレント・トーキョー』では、爆破予告された場所として登場。厳重警戒をする警察と、イベントとして盛り上がる若者たちでごった返す渋谷の光景は臨場感たっぷりですが、実はこのシーン、総工費3億円をかけて精巧に再現した栃木県足利市のセットで撮影が行われたもの。セットだからこそ出来た、ありえない渋谷の光景をご堪能ください。
聖夜に、絶望を。
■Introduction「アンフェア」シリーズなどの秦建日子が、世界的なクリスマスの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされて書いた小説「サイレント・トーキョー And so this is Xmas」を、「SP」シリーズの波多野貴文監督が実写映画化。事件の行方の鍵を握る人物たちには佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊などベテラン俳優陣を配役。さらに中村倫也、広瀬アリス、井之脇海、勝地涼など若手実力派キャストも集結し、クリスマスの東京を襲った連続爆破テロに翻弄(ほんろう)される国家と人々の姿を描く。
■Story12月24日、東京。「恵比寿に爆弾を仕掛けた」とテレビ局に電話が入る。半信半疑で中継に向かったテレビ局契約社員の来栖公太(井之脇海)と、買い物に来ていた主婦の山口アイコ(石田ゆり子)は、犯人のわなにより実行犯に仕立て上げられてゆく。その様子を“謎の男”朝比奈仁(佐藤浩市)が静かに見つめるなか、爆発は起きた。そして、次の犯行予告が動画サイトに上げられることに。独自の捜査を行う刑事・世田志乃夫(西島秀俊)と泉大樹(勝地涼)をはじめとした、さまざまな人の思惑が交差する渋谷に“その時”が訪れる。