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アーキテクト・イン・シネマ 〜映画に観る建築・住まい・家族〜

るろうに剣心 京都大火編
  • 太陽は動かない
  • 『太陽は動かない』
  • ■発売日:Blu-ray&DVD 発売中
  • ■発売・販売元:バップ
  • ■価格:Blu-ray ¥5,500(税込) DVD ¥4,400(税込)
  • 監督:羽住英一郎
  • 出演:藤原竜也 竹内涼真 他
 

(C)吉田修一/幻冬舎 (C)2020「太陽は動かない」製作委員会

アレクサンドル・ネフスキー大聖堂ソフィア〜ブルガリア

ブルガリア随一の美しさを誇る正教会の本拠地


日吉大社(滋賀県〜日本)

(C)shutterstock

吉田修一原作のサスペンス小説「太陽は動かない」「森は知っている」を藤原竜也×竹内涼真主演で映画化。組織への裏切りを防ぐため心臓に小型爆弾を埋め込まれた産業スパイの鷹野と相棒の田岡が、爆死という危険を抱えながら、各国のエージェントと次世代エネルギーの極秘情報を巡って死闘を繰り広げます。本格アクションが見ものの本作は、ブルガリアの首都ソフィアで1カ月にわたるロケを実施。メインストリートでの爆破や走行する列車での格闘など迫力あるシーンが撮られました。

心理戦が描かれたアレクサンドル・ネフスキー大聖堂は、ブルガリア正教の本拠地でソフィアを代表する建物です。ブルガリア独立のきっかけとなった露土戦争で戦死した約20万人のロシア人兵士を慰霊するため、1882年の着工から30年以上の歳月をかけて作られました。中央にある高さ45メートルの金色のドームをはじめ、12のドームをもつネオ・ビザンティン様式で、5000人を収容できる大きさは、正教会の聖堂としては世界最大級。ドームの天井から吊り下げられた巨大なシャンデリアが照らす内部は、壁一面にメノウや大理石で作られたモザイクの壁画が描かれ、ブルガリア、ロシア、スラブ諸国にささげられた3つの祭壇があります。大聖堂内部での写真撮影は禁止されていますが、本作では映画史上初めて撮影が許されました。細部まで美しく装飾された荘厳な雰囲気を、ぜひ本編から感じ取ってください。

心臓に爆弾。リミットは24時間。 ミッション失敗は-爆死。

■Introduction

「怒り」「悪人」などで知られる吉田修一のスパイアクション小説「太陽は動かない」「森は知っている」を藤原竜也主演で映画化。心臓に小型爆弾を埋め込まれたエージェントが、タイムリミットが迫る中、世界規模の極秘ミッションに挑む姿を描くノンストップ・サスペンス。主人公・鷹野を藤原が、相棒の田岡を竹内涼真が演じる。共演には、佐藤浩市、市原隼人ら日本人キャストに加え、ハン・ヒョジュ、ピョン・ヨハンら国際色豊かなキャストが名を連ねる。監督は、「海猿」「暗殺教室」など数多くのヒットシリーズを手掛ける羽住英一郎。

■Story

謎の秘密組織AN通信。この組織に属するエージェントは心臓に爆弾が埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫る。精鋭エージェントの鷹野(藤原竜也)は相棒の田岡(竹内涼真)とともに、死の危険を抱えながら全人類の未来を決める次世代エネルギーの極秘情報を巡って、各国のエージェントたちとの命懸けの頭脳戦を繰り広げる。そんな中、二人の心臓の起爆装置が発動。タイムリミットが刻々と迫りくる中、襲い来る数々の困難を乗り越え、果たして彼らは命懸けのミッションを完遂することができるのか…。

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パラサイト 半地下の家族
  • グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告
  • 『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』
  • ■発売日:2022年4月8日
  • ■発売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
  • ■価格:BD ¥2,075円(税込) DVD ¥1,572円(税込)
  • 監督:ティム・ヒル
  • 出演:ロバート・デ・ニーロ
    ユマ・サーマン
    ロブ・リグル
    オークス・フェグリー
    クリストファー・ウォーケン
    チーチ・マリン
 

(C)2020 MARRO WWG LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

部屋を巡る祖父と孫の仁義なき(?)戦い

妻を亡くし娘夫婦の元で暮らすことになったエドの登場により、自分の部屋を取られてしまった孫のピーター。激怒した彼はおじいちゃんに宣戦布告をし、部屋を取り返そうといたずらを開始するのですが…。部屋を巡る祖父と孫のバトルをコミカルに描いた、名優ロバート・デ・ニーロ主演のコメディです。


3人の子供がいるエドの娘サリーの家は、夫婦の寝室、姉ミアと末っ子ジェニファーの相部屋、ピーターの個室という部屋割りでしたが、エドが一緒に暮らすことになったため、ピーターは屋根裏部屋へ移動させられてしまいます。屋根裏は、広さは十分あるものの、ネズミやコウモリが出たり、雨漏りがしたりと環境は劣悪。部屋を取りかえてもらうため、祖父に宣戦布告したピーターは、エドの宝物を接着剤でつけたり、大切なレコードを壊したりと様々ないたずらを仕掛けます。そんな彼に堪忍袋の緒が切れたエドは、「やられたらやり返せ!」と反撃を開始。こうして2人の戦いの火ぶたが切られます。


高齢者世代vs孫世代と繰り広げられる、ちょっと過激ないたずら合戦が見ものの本作は、デ・ニーロ率いる名優たちが喜々としていたずらを受けて立つ姿が楽しくほっこりします。しかし、そんな緩い雰囲気の中にも根底には“戦争”というテーマがあり、はっとさせられる場面も。エドの友人役として出演しているクリストファー・ウォーケンとデ・ニーロは、1978年公開の名作『ディア・ハンター』以来の共演になりますが、年月を経て『ディア・ハンター』とは一味違う角度から戦争を語っているのも感慨深いです。最後に、映画をご覧の際は、エンドロール後のNGシーンもお見逃しなく!

やられたら、やり返せ! ■Introduction

ロバート・K・スミスの児童文学「ぼくはおじいちゃんと戦争した」を、オスカー俳優である名優ロバート・デ・ニーロ主演で映画化したコメディ。祖父と孫の家族とご近所を巻き込んだ大騒動をコミカルに描く。孫のピーター役を『ピートと秘密の友達』のオークス・フェグリーが演じる他、「キル・ビル」シリーズのユマ・サーマン、『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』のロブ・リグル、さらに『ディア・ハンター』以来のデ・ニーロとの共演となるクリストファー・ウォーケンらが脇を固める。監督は『スポンジ・ボブ/スクエアパンツ ザ・ムービー』のティム・ヒル。

■Story

妻を亡くしたエド(ロバート・デ・ニーロ)は、彼の娘サリー(ユマ・サーマン)の家へ引っ越し、娘家族と一緒に暮らすことに。孫のピーター(オークス・フェグリー)は、始めはおじいちゃんと暮らせることを喜んでいたものの、自分の部屋を明け渡し、屋根裏部屋で暮らさなければいけないことを知り激怒。ピーターは、エドが部屋を明け渡すように、さまざまな攻撃をしかける。あまりにも度を越したイタズラに、怒り心頭のエドは、悪友ジェリー(クリストファー・ウォーケン)の悪知恵を借り、ピーターに報復を始める。

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