
“バリアフリー”という概念は、建築の分野でも近年ではもはや常識になっています。建築設計としてのバリアフリーは、公共の施設はもちろん、一般住宅にも浸透しつつある状況。しかしその結果、施工費用が莫大になってしまったり、介助者が暮らしづらい家になってしまったり・・・と、新たな問題が生まれています。そんな現状を打開するため、福祉施設の建設などにも携わる筆者が、新たなバリアフリー住宅の設計方法を解説。バリアフリー住宅についてさらなる理解を深めたい方におすすめの一冊です。
『イラストと詳細図で学ぶ バリアフリー住宅 「計画・設計」パーフェクトマニュアル』

- ■発行:エクスナレッジ
- ■著者:坂本啓治
- ■価格:¥\3,150(税込)
- ■参考サイト:エクスナレッジのウェブサイト

少子高齢化が叫ばれて久しい現代。40年後には3人に1人が65歳以上という時代がやってくるといわれています。そんな中で避けられない問題が“介護”。施設での介護から住宅での介護へと社会の意識が次第に変わってきている中で、未だ過密過小・設備不良などの問題を抱える住宅が多いのも現実です。今後は社会福祉を支えるために住宅の「質」向上=バリアフリー化が必須。そう説く筆者が、施工の実例写真と図面をふんだんに掲載した本書で、バリアフリー改修のノウハウを余すことなく解説。福祉を重視した建築を目指している方は必読の一冊です。