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今月のオススメの一冊

今月のテーマ「環境との共生」

住環境福祉論 人と環境の調和をめざして

住環境福祉論 人と環境の調和をめざして 住む人の生命・財産を守るとともに移動の自由や、地域社会のコミュニケーションを形成する生活基盤となる…住宅をこのように位置付けると、欠かせない知識として「住環境福祉」が挙げられます。住環境福祉とは何か。本書では、まずその位置づけを試みたうえで、住宅、福祉用具、生活・交通環境、まちづくりの順に、これらの意義や沿革、そして、現状と課題について述べています。最後に「住環境福祉の実際」として事例を紹介し、各事例に対する結果および評価・考察を加え、その実践について解説。住宅に対する意識を、環境も含めたものへ高めてくれる一冊です。

『住環境福祉論 人と環境の調和をめざして』 住環境福祉論 人と環境の調和をめざして

500年住宅

500年住宅欧米の歴史ある街の石造りの住宅などは、100〜200年ものあいだ、そこに住む「家族」を守り続けます。ところが、日本は一般的な戸建住宅の場合、30 年周期で改修や立て替えを考えなければならないといわれています。本書では、超高性能コンクリートを使い、新幹線高架橋と同じ構造で造る、安心・安全な超長寿住宅「500 年住宅」について、その構造とともに住宅建設事情や人にやさしい暮らしのための住環境をとりあげ、超長寿住宅普及のための提言を行います。夏は雨が多く、冬は寒く大雪が降る地もある、建物には厳しい環境と住宅をどう折り合いをつけていくのか…その指針となる一冊となるでしょう。

『500年住宅』 500年住宅

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