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アーキテクト・イン・シネマ 〜映画に観る建築・住まい・家族〜

ナイト・ミュージアム2
  • ナイト・ミュージアム2<特別編>
  • 『ナイト・ミュージアム2<特別編>』
  • ■発売日:発売中
  • ■発売・販売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • ■価格:¥1,490(税込)
  • 監督:ショーン・レヴィ
  • 出演:ベン・スティラー ロビン・ウィリアムズ エイミー・アダムス オーウェン・ウィルソン 他
 

(C) jiawangkun - Fotolia.com

 

(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

スミソニアン博物館<アメリカ〜ワシントンD.C.>

地球の貴重な宝が集まった世界最大の博物館


ワットポー(タイ〜バンコク)

魔法の石板によって展示物たちが甦り大騒動を繰り広げるファンタジー・コメディ『ナイト・ミュージアム』シリーズ。前作はニューヨークの自然史博物館が舞台でしたが、続編となる今回はワシントンのスミソニアン博物館へ舞台を移し、スケールも大幅にパワーアップ。リンカーン大統領やアインシュタイン、名画やライト兄弟の飛行機などが意外な形で登場してきます。

ワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館は、合計19もの博物館、美術館、動物園からなる世界最大の博物館群。1848年、「人類の知識の普及と向上をはかる」ためイギリス人の科学者ジェームズ・スミソンの遺産をもとにつくられたのがその始まりです。現在所蔵品数は約1億4000万点あり、実際に展示されているのはその2%にも満たないとか。

たくさんある博物館群の中でも特に人気が高いのが、アポロ11号や月の石が展示されている国立航空宇宙博物館です。ほかにもライト兄弟が初飛行に成功したライトフライヤー号をはじめ、第二次世界大戦時に広島に原爆を投下したエノラ・ゲイ、スペースシャトル“エンタープライズ号”などが展示されています。

このほか、ロダンの『考える人』、モネの『パラソルと女性』、ナポレオンの肖像画など、ルーブル美術館に匹敵するといわれる名画を揃えるナショナルギャラリーをはじめ、各博物館では世界の歴史、文化、技術の粋を無料で見ることができます。

また、スミソニアンのハイライト展示が楽しめるキャッスルでは、ベン・スティラーがガイド役を務めたオリエンテーション・ビデオが流されているほか、博物館でも映画に登場した展示品がマーク入りで紹介されるなど、粋なはからいが施されています。

『もっともっと動き出す!』 ■Introduction

真夜中の博物館で、ひとりでに展示品が動き出す!?大ヒットファンタジー映画の続編!今回は世界最大の博物館・スミソニアンを舞台に、有名な巨大リンカーン座像や深海に住む巨大ダイオウイカ、ナポレオン、アル・カポネ、エジプトのファラオなどが次々と動き出し、大騒動を引き起こす。前作に引き続き、監督のショーン・レヴィと主演のベン・スティラーがタッグを組んだ。さらに新たなヒロインとして登場する伝説の女性パイロット、アメリア・イヤハートを『魔法にかけられて』のエイミー・アダムスが演じた。

■Story

真夜中に動き出す展示物を相手に、ニューヨーク自然史博物館の平和を取り戻した警備員のラリー(ベン・スティラー)。その後、念願だった起業を果たし、順風満帆な生活を送っていた。一方、自然史博物館は大規模な展示替えが行われ、展示物の一部はワシントンのスミソニアン博物館へ移送されることとなった。ところがある日、スミソニアン博物館に送られた展示物から助けを求める電話がかかってくる。自然史博物館に残るはずの魔法の石版がスミソニアン博物館に移送されてしまい、膨大な展示物たちが生き返ってしまったのだ。

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幸せのちから コレクターズ・エディション
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  • ■発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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  • 監督:ガブリエル・ムッチーノ
  • 出演:ウィル・スミス ダンディ・ニュートン ジェイデン・クリストファー・スミス 他
 

(C) 2006 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC AND GH ONE LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

家を取り戻そうとする父の戦いの記録

ホームレスから会社経営者へ―。 アメリカン・ドリームを実現した男の実話は、自分と息子が心から安らげる場所をつくらんとする戦いの記録でもあります。

この物語の主人公は医療機器のセールスマン、クリス・ガードナー。一向に売れない医療機器を抱え、一家の家計は破たん寸前。彼はそんな生活を変えるため一流証券会社の研修生となるのですが、それは半年後に1人だけ採用、さらにその半年間は無給という非常に厳しい道でした。やがて愛想を尽かした妻が去り、家を追い出され、さらにモーテルにも泊まれなくなったクリスと息子はついにホームレスとなってしまい……。

がむしゃら、必死という言葉はまさにクリスを表すかのよう。見習いトレーダーとして1日数百件のセールス電話をし、合間に経済の勉強。朝と夕方には保育園への送迎をし、さらに無給ゆえ週末は医療機器のセールスという日々は過酷そのもの。それでも愛する息子のために頑張る彼に、現実はなお彼に試練を与えます。

毎日安心して眠る場所がないことの心細さ、一向に出口が見えない将来…。絶望的な状況を何とか踏みとどまりながら走り続けるクリスの姿は見ているこちら側も胃が痛くなるほど。とりわけ、駅の中で腕の中で眠る息子を抱えながら思わず涙を流すシーンは、胸に迫ります。

生活苦と惨めさの中でたった一つの希望だけを信じて、息子のためにひたすら努力する姿は、多くの人に生きる勇気を与えてくれることでしょう。同時に、広くても狭くても、新しくても古くても、近くても遠くても、そこがどんな家でも雨風をしのげ、家族とともに温かい布団で眠る毎日は何よりの幸せ。そんなシンプルなことを改めて気づかせてくれる作品です。

『この手は、離さない―』 ■Introduction

住む家を失い、息子と共にホームレス生活を送っていた男が、超難関の株トレーダー養成コースを経て一流証券会社に就職するという実話を、本作でハリウッドデビューを飾ったガブリエレ・ムッチーノ監督が映画化。実在の人物であるクリス・ガードナーの半生と、彼を支えた息子との心の交流を描いた。主演は『メン・イン・ブラック』シリーズのウィル・スミス。彼の実子であるジェイデン・クリストファー・スミスが息子役を、『ミッション:インポッシブル2』のダンディ・ニュートンが妻役を演じた。

■Story

医療機器のセールスマンであるクリス(ウィル・スミス)は、5歳の息子と妻と共に困窮した生活を送っていた。必死に働いても商品は売れず、家賃の支払いすらままならない。そんなある日、クリスは学歴がなくとも証券会社の養成コースを受講すれば正社員採用の道が開けるという話を耳にして、証券会社の養成コースへの願書を提出する。しかし、我慢の限界に達していた妻は息子を連れて出ていってしまう。28歳まで父親に会う事ができなかったクリスは、同じ想いをさせたくないと息子を引き取るが、住んでいたアパートの家主からは立ち退きを命じられてしまい…。

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