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アーキテクト・イン・シネマ 〜映画に観る建築・住まい・家族〜

インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
  • インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
  • 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
  • ■発売日:発売中
  • ■発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
  • ■価格:¥1,429(税込)
  • 監督:ニール・ジョーダン
  • 出演:トム・クルーズ ブラッド・ピット クリスチャン・スレーター 他
 
 

(C) 1994 The Geffen Film Co. All Rights Reserved

オークアレイ プランテーション<ニューオリンズ〜アメリカ>

樹齢300年の樫の木が誘う栄華の時代


オークアレイ プランテーション(ニューオリンズ〜アメリカ)

(C) Mario Savoia - Fotolia.com

ニューオリンズのフレンチクオーターから車で約1時間ほどの場所にあるオークアレイ・プランテーションは、アメリカ南部で最も美しい場所の一つといわれています。ミシシッピ川から白亜の邸宅まで400mに渡ってつくられた樹齢300年の28本の樫の木のトンネルは、訪れる人を南北戦争以前の華やかな時代へと誘います。

19世紀前半、この一帯はかつてサトウキビと綿花を栽培する数百ものプランテーション(大農園)が並び、農場主は奴隷を従え贅沢な生活を送っていました。オークアレイ・プランテーションは、1839年に農場主のジャックス・テレスフォア・ロマンが2年の歳月をかけて妻のために建てた邸宅。グリーク・リバイバル様式の太い柱がぐるりと家を取り囲む堂々たる屋敷は、酷暑と湿気というニューオリンズの厳しい環境を考慮しており、広いベランダは心地よい日陰を、そして高い天井と大きな窓、正面玄関に対峙する庭園側のドアなどは風通しを考えた造りになっています。

南部のコスチュームを身にまとった女性が案内してくれる邸内は、まさに名作『風と共に去りぬ』の世界。男性の平均身長が160cm、女性は150cmと小柄だった当時を反映し、テーブルや椅子、ドアノブなども今よりかなり低い位置になっているのも印象的です。この場所で多くの撮影が行われましたが、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』では、ブラッド・ピット演じるルイスの館として使用されました。南北戦争時代以前の栄華を享受した時代の雰囲気を大いに感じ取ってください。

『勇気があるなら、聞かせてあげよう。 僕たちの愛のすべてを―。 』 ■Introduction

アメリカの作家アン・ライスの代表作である小説「夜明けのヴァンパイア」を、映画『ブレイブ ワン』のニール・ジョーダン監督が映画化。吸血鬼レスタトに魅入られ、不老不死となった青年ルイが遂げる数奇な運命を描いたゴシック・ホラー。吸血鬼レスタトを『ミッション:インポッシブル』シリーズのトム・クルーズが、運命に翻弄される青年ルイを『ツリー・オブ・ライフ』のブラッド・ピットが演じた。共演は『インビジブル2』のクリスチャン・スレーターや『レジェンド・オブ・ゾロ』のアントニオ・バンデラスなど豪華俳優陣が揃う。

■Story

現代のサンフランシスコ。街を見下ろすビルの一室で、野心的な若者(クリスチャン・スレーター)は美しい青年ルイ(ブラッド・ピット)へのインタビューを始める。その内容は驚くべきものだった。18世紀末のニューオリンズ。最愛の妻を亡くして絶望の淵に沈むルイの前に吸血鬼レスタト(トム・クルーズ)が現れる。レスタトに魅入られて吸血鬼となったルイだが、人の心を捨てきれず、人の命を奪うことに苦悩する。しかしある日、クローディア(キルスティン・ダンスト)という少女と出会ったルイは、衝動的にその命を奪ってしまう。レスタトは彼女を吸血鬼として蘇らせるが、それは思わぬ悲劇の始まりだった。

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最強のふたり コレクターズ・エディション(2枚組)
  • 最強のふたり コレクターズ・エディション(2枚組)
  • 『最強のふたり コレクターズ・エディション(2枚組)』
  • ■発売日:発売中
  • ■発売元:ギャガ
  • ■販売元:アミューズソフト
  • ■価格:¥3,990(税込)
  • 監督:エリック・トレダノ
  • 出演:フランソワ・クリュゼ オマール・シー アンヌ・ル・ニ オドレイ・フルーロ 他
 

(C) 2011 SPLENDIDO/GAUMONT/TF1 FILMS PRODUCTION/TEN FILMS/CHAOCORP

心と心のぶつかり合いが生む、プラスの力

事故で首から下がマヒした大富豪の男とスラム出身の青年が、様々な垣根を越えて友情を育む姿をユーモラスかつ感動的に綴った物語。本国フランスでは3人に1人が観たという本作は、実話がベースになっています。

パリ左岸、サンジェルマン・デ・プレにあるフィリップの屋敷は使用人を何人も抱え、高級車を多数所有する大豪邸。ロココ調のクラシックな装飾が施された邸内には、現代アートとアンティークがさりげなく飾られ家主のセンスの良さを物語っています。車いす生活のフィリップの自室は1階の中庭に面した明るいモダンな部屋。隣にあるシャワー室へも移動がスムーズにできるように工夫されているほか、夜間も専属の介護士が音声モニターで見守るなど、ハード面でのケア体制は万全に整えられています。

そんなある日、新たな介護士募集をみてやってきたのは、スラム育ちの青年ドリス。生活保護のため不採用通知を受け取るのが目的だったものの歯に衣をきせない物言いが気に入られ、住み込みで働くことに。しかし、“障害者の介護”に対して全く気負いがないドリスは、フィリップに対しても「健常者専用だ」とか「(マヒした足に熱湯をかけ)実験してみた」など遠慮がありません。けれどもお金や同情といった目線にウンザリしていたフィリップにはドリスの粗野ながらも友達として対等に接してくれる態度がただただうれしく、2人は社会的立場を越えて友情を深めていくのです。

敬意は払いながらも言いたいことを遠慮なく語り、音楽や絵画などお互いの世界をどんどん広めていく姿は実に痛快。障害者と健常者、お金持ちと貧乏人、そんな壁を取っ払って、人と人が化学変化を起こす様は見ている私たちも自然と笑顔になれるでしょう。介護される側にとってバリアフリーなどハード面での配慮ももちろん大切ですが、心のつながりというソフト面のパワーを本作は嫌味なく教えてくれます。

『さあ、人生に繰り出そう。』 ■Introduction

事故で首から下がマヒした大富豪のフィリップとスラム出身の青年ドリスが、様々な垣根を越えて友情を育む姿をエリック・トレダノ監督がユーモラスかつ感動的に綴った、実話をベースにしたドラマ。本国フランスでは公開されるやいなや年間興行収入第1位に躍り出るなど大ヒットを記録した。フィリップ役を演じるのは、『唇を閉ざせ』でセザール賞主演男優賞に輝いたフランスの名優フランソワ・クリュゼ。ドリス役にはコメディアンで俳優のオマール・シー。第37回セザール賞主演男優賞なども受賞している。

■Story

パラグライダーの事故で首から下がマヒした大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、自身の介護士の面接でスラム出身の青年ドリス(オマール・シー)と出会う。生活保護のため不採用通知を受け取るのが目的で面接にやってきたというドリスは、その歯に衣をきせない物言いが気に入られ、住み込みで働くことに。障害者と健常者、お金持ちと貧乏人、その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まるが、二人は社会的立場を越えて友情を深めていく。だが、二人が踏み出した新たな人生には、数々の予想もしないハプニングが待っていた…。

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