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アーキテクト・イン・シネマ 〜映画に観る建築・住まい・家族〜

ジャックと天空の巨人
  • ジャックと天空の巨人
  • 『ジャックと天空の巨人』
  • ■発売日:2014年3月5日
  • ■発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
  • ■価格:¥2,381(税抜)+税
  • 監督:ブライアン・シンガー
  • 出演:ニコラス・ホルト エレノア・トムリンソン ユアン・マクレガー 他
 
 

(C) 2013 Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary Pictures Funding, LLC. All Rights Reserved.

ノーリッジ大聖堂<ノーリッジ〜イギリス>

美しいヴォールトに圧倒される歴史ある大聖堂


サン・フランシスコ教会(キト〜エクアドル)

(C) mbfoley - Fotolia.com

ロンドンから北東へ電車で約2時間の場所にあるノーフォーク州の州都・ノーリッジは、中世の面影を色濃く残す街です。ノーリッジの歴史は古く、アングロ・サクソンがブリテン島侵入後に初めて築いた街であり、中世から産業革命の間にはロンドンに次ぐ第二の都市となるなど、この街の歴史は英国の歴史と深く結びついています。

そんな古都ノーリッジのシンボル的な存在が、高い尖塔が目印のノーリッジ大聖堂。1096年から49年の歳月をかけて完成したノルマン・ロマネスク様式の聖堂は、ダラム大聖堂と並ぶ堂々たる建物。名作童話「ジャックと豆の木」を迫力ある映像で映画化した『ジャックと天空の巨人』では、ブラムウェル王の玉座の間として登場しましたが、吸い込まれるような高さの美しい天井のヴォールトと光が差し込む細く長い身廊は、巡礼者を天上へと導くかのような荘厳な雰囲気に満ちています。

聖書をモチーフにした石造りの見事なヴォールトとステンドグラスとともに、ノーリッジ大聖堂で有名なものが尖塔と2階建ての回廊です。尖塔の93メートルはソールズベリ大聖堂に次ぐ英国第2位の高さであり、かつてエリザベス1世をもてなした宴会場としても使われたという幅10メートル、長さ49メートルの回廊に至っては英国最大の大きさを誇っています。また2階建ての構造も非常に珍しく、英国で現存する唯一のものとなっています。

中世の教会が西ヨーロッパでもっとも多く残る街として知られるノーリッジでは、ノーリッジ大聖堂をはじめ、30以上あるノルマン朝やチューダー朝の教会が今も現役で親しまれています。中世の時代を間近に感じ取れるこの街は、英国の歴史を知ることのできる貴重な街といえるでしょう。

『空から巨人が降ってくる!』 ■Introduction

1700年代初頭に書かれた「Jack The Giant Killer」と、童話「ジャックと豆の木」をベースに、人間と巨人の壮絶な戦いを迫力の映像で描く空前絶後の3Dアドベンチャー大作。監督は、『スーパーマン リターンズ』など、数々の傑作エンターテインメント映画を世に送り出しているブライアン・シンガー。主人公の青年・ジャック役は、『アバウト・ア・ボーイ』で子役ながら名演技を披露して話題になったニコラス・ホルト。その他、プリンセス・イザベル役にエレノア・トムリンソン、二枚舌のロデリック男爵役にスタンリー・トゥッチなど実力派キャストが脇を固める。

■Story

何百年も昔、かつて地上には巨人が存在した。ある日、ひとりの青年・ジャック(ニコラス・ホルト)が、そうとは知らずに人間界と恐るべき巨人界を隔てていた扉を開けてしまった。何百年もの間、人間たちから遠ざけられていた巨人たちは、かつて自分たちが住んでいた地上を取り戻すために、再び人間界に足を踏み入れる。ジャックは、王国のために、王国の人々のために、そしてプリンセス・イザベル(エレノア・トムリンソン)への愛のために、命懸けの戦いに挑むことを決心するが、襲ってくる巨人はなんと100人、迎え撃つのは、わずか300人の人間。この猛攻撃に、果たしてジャックたちに打つ手はあるのか…。

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ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ 通常版
  • ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ 通常版
  • 『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ 通常版』
  • ■発売日:発売中
  • ■発売元:アップリンク
  • ■販売元:KADOKAWA 角川書店
  • ■価格:¥3,800(税抜)+税
  • 監督:ジェイソン・コーン ビル・ジャージー
  • 出演:ルシア・イームズ イームズ・デミトリオス ポール・シュレイダー 他
 

(C) 2013 Eames Office, LLC./Quest Productions./Bread and Butter Films.

稀代のデザイナーが作った伝説の家

サイドシェルチェア、プライウッドチェアなど数々の名作椅子を生み出したミッドセンチュリー・モダンを代表するデザイナー、チャールズ&レイ・イームズ。類まれなイメージ力と斬新な発想で世界を驚かせてきた彼らはまた、建築家、映像作家としての顔も持っていました。そんな二人の素顔を関係者の証言と貴重な記録から探ったドキュメンタリー映画『ふたりのイームズ:建築家チャールズと画家レイ』。家具、おもちゃ、建築、映画と数多くの作品の中でも、イームズ・ハウスは傑作のひとつといえるでしょう。

LAの西端、サンタモニカビーチを望む小高い丘に建つイームズ・ハウス、別名ケーススタディ・ハウス#8は、雑誌『アーツ&アーキテクチャー』誌の企画の一環として誕生しました。“ともに仕事を持つカップルの家”というコンセプトのもと、スタジオ棟と居住棟で構成されたプレハブ構造のこの家は、既製の工場製品のみで構成、ガラス張りの壁につけられた赤、青、黄色の大胆な配色のスクリーンなど、シンプルな構造ながらも個性的な外観が目をひきます。

ガラスの壁と2層分の吹き抜けが気持ちの良い家の中は、卓越したセンスを持つレイのキャンバス。天井に吊るされた枯れ枝の横に並んだハンス・ホフマンのアート、リビングに置かれた本物のイームズハウス・バード、開放的な家の中で唯一奥まったアルコーブに飾られたたくさんのフォークアートや民芸品など、モダン・ハウスにしてはすいぶん賑やかな空間には、アイテム一つ一つに夫妻の物語がたくさん詰まっているのでしょう。

家は住人の個性の象徴と言えますが、常に新しい素材と方法を模索しミッドセンチュリー・モダンを生み出したイームズ夫妻の遊び心に満ちた住まいは、約50年を経た今もなお色あせず私たちをひきつけてやまない魅力に満ちています。

『二人が出会わなければ、あの“イームズ・チェア”は生まれなかった−
20世紀のアメリカをデザインした伝説の夫婦のドキュメンタリー。』
■Introduction

今なお世界中で愛され続けている“イームズ・デザイン”、その誕生秘話と伝説のデザイナー・イームズ夫妻の素顔に迫ったドキュメンタリー。生前明かされなかったイームズ夫妻の側面に初めてフォーカスした。二人がやりとりした手紙やたくさんの写真、生み出された美しい作品たち、そして当時“イームズ・オフィス”にいたスタッフや家族へのインタビューを通じて、20世紀をハイスピードで駆け抜けた伝説のデザイナー・イームズ夫妻の軌跡を鮮やかに描いていく。『オズ はじまりの戦い』のジェームズ・フランコがナレーションを担当した。

■Story

画家を目指すレイ・カイザーと、当時既婚者だった建築家チャールズ・イームズ。二人は出会い、恋に落ち、やがてお互いの才能を認め“イームズ・オフィス”を立ち上げた。第二次世界大戦、アメリカの急速な近代化、冷戦…と時代に翻弄されながらも、それを逆手に取り、あの有名なイームズ・チェアをはじめとした家具、おもちゃ、建築、映画と多岐にわたる作品を生み出していく。シンプルで洗練されたフォルムの中にも、遊び心と“おもてなし”の思いが軸にある、今なお世界中で愛され続けている“イームズ・デザイン”の誕生秘話と、夫婦の愛の物語。

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