- 007/スカイフォール
- 『007/スカイフォール』
- ■発売日:発売中
- ■発売・販売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- ■価格:¥1,419+税
- 監督:サム・メンデス
- 出演:ダニエル・クレイグ ジュディ・デンチ ハビエル・バルデム レイフ・ファインズ ナオミ・ハリス 他
SKYFALL(C)2013 Danjaq, LLC, United Artists Corporation, Columbia Pictures Industries, Inc.
SKYFALL, 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks(C)1962-2013 Danjaq, LLC and United Artists Corporation.
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トリニティスクエア<ロンドン〜イギリス>
重厚なボザール様式とモダンが融合した注目のホテル
(C) Leonid Andronov
ダニエル・クレイグ演じる6代目ボンドと、上司M(ジュディ・デンチ)を狙う元エージェントの悪党シルヴァとの死闘を描いたシリーズ第23作『007/スカイフォール』。“ボンドマザー”Mを中心に、エージェントの光と影、ミドルエイジの悲哀をのぞかせながらボンドの死と再生を描いた本作は、『007』生誕50周年を飾るにふさわしい傑作です。
Mの機密漏えいに関する公聴会場として使用されたのが、タワーブリッジのほど近く、ロンドン塔やテムズ川を見渡せる「10 Trinity Square」です。ロンドンの保護対象建築「gradeII」に指定されているこの建物は、1922年にエドウィン・クーパー卿設計のもと、テムズ川の船舶の航行や水路を管理するロンドン港湾局(Port of London Authority)の本部として建てられたもので、海の神様・ネプチューンの彫刻を頂に抱いたボザール様式の重厚なファサードは、かつて「世界最大の港」と呼ばれたロンドン港湾の歴史を刻んでいます。
建設当時はセント・ポール大聖堂に匹敵するほどの立派な丸屋根があったものの、第二次世界大戦の空襲で破壊。幾度もの修復を経て今日まで受け継がれてきましたが、今年新たに100部屋の客室を持つフォーシーズンズ・ホテル、41戸のレジデンス、クラブなどが入るラグジュアリーな建物へと生まれ変わります。丸屋根の跡にガラスを用いたモダンさと歴史的な重厚感が融合するホテルでは、ジェームズ・ボンドのようなお洒落で洗練されたひとときを体感できることでしょう。
■Introduction
「007」シリーズの第23作。主役のジェームズ・ボンドを演じるのは、『カジノ・ロワイヤル』『慰めの報酬』に続きダニエル・クレイグ。監督を務めるのは『アメリカン・ビューティー』のサム・メンデス。オスカー監督が手がける「007」はシリーズ初となる。ボンドガールはフランスの新進女優ベレニス・マーロウと、イギリス・ロンドン出身の女優ナオミ・ハリスが抜擢された。悪役には『ノーカントリー』でアカデミー賞助演男優賞を獲得したハビエル・バルデムが配役。MI6の長官M役は、シリーズおなじみのジュディ・デンチが演じる。
■Story
トルコ・イスタンブール。各国のテロ組織に潜入している工作員を記録したMI6(英国情報局秘密情報部)のハードディスクが何者かに奪われ、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)は、犯人を追いつめるが、M16の長官M(ジュディ・デンチ)の命令で放たれた銃弾に撃たれ、橋の上から谷底へと落ちていく。Mはリストが奪われた責任を追及され辞職を迫られるが、これを拒否。しかしその直後、リストを奪った犯人によりM16のオフィスが爆破され、さらなる犠牲者を出してしまう。このニュースを見たボンドは再びMのもとへ舞い戻り、現場へ復帰。犯人の手掛かりを求めて上海へと渡る。

タイムトラベルで気付いた人生の意味とは?
恋人にフラれたとき、けんかしたとき、勇気がなくて気持ちを伝えられなかったとき、過去に戻ってあのときをもう一度やり直せたら…と、誰もが一度は思ったはず。みんなが笑顔になるクリスマスイブの1日を描いた『ラブ・アクチュアリー』を監督したリチャード・カーティスが、「あと1日しか生きられないとしたら、どんなふうに過ごすか?」という友人との会話をきっかけに生み出した本作は、内気な青年が現在と過去を行き来しながら、人生の中で本当に大切なものを見つける人生賛歌です。
21歳の誕生日に父から一家の男たちにタイムトラベル能力があることを知らされたティム。彼はその特殊な能力を金もうけや出世などに使うのではなく、ただひたすら彼女をつくることに使います。ロンドンで偶然に出会ったキュートなメアリーを射止めるために、失敗してはやり直し、失敗してはやり直しを繰り返しながら、距離を縮めていく前半はテンポよく青春コメディ風ですが、後半めでたくメアリーと結婚したティムは、能力にも限界があることを知るのです。
本作が素晴らしいのは、恋愛のみならずティムをとりまく家族の絆もきっちりと描かれていること。特に息子の奮闘を静かに見守るビル・ナイ扮する父と、息子が浜辺を歩くシーンは胸を打たずにはいられません。1日1日がかけがえのない瞬間の連続であると気付き、心に刻むこと。それはタイムトラベルの能力がなくてもできることだと勇気づけられます。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ターミネーター2』『時をかける少女』『バタフライ・エフェクト』など、タイムトラベル映画に名作は多いといわれますが、本作も間違いなくその一つ。これがリチャード・カーティスによる最後の監督作だというのが、実に残念です。
『幸せとは何か―人生を彩る愛と時間について
今日という日を生きる それが人生を素敵にする―。』
■Introduction
恋愛映画の達人、リチャード・カーティス監督の引退作。いまなおランキングの上位を占める人気作『ラブ・アクチュアリー』『ノッティングヒルの恋人』『ブリジット・ジョーンズの日記』『フォー・ウェディング』などロマンティック・コメディの数々を生んできた偉才リチャード・カーティスの、映画監督としての集大成。単なる恋愛ドラマに留まらず、家族・友人・仕事仲間など、関わるすべての人々への愛情を描き、男女を問わず観る人々の心をしっかりと掴んで離さない。
■Story
イギリス南西部コーンウォールに住む青年ティムは、両親と妹、そして伯父の5人家族。自分に自信のないティムは、年頃になっても彼女ができずにいた。そして迎えた21歳の誕生日、一家に生まれた男たちは代々タイムトラベル能力があることを父から知らされる。そんな能力に驚きつつも恋人ゲットのためにタイムトラベルを繰り返すようになる。やがてティムは、弁護士を目指してロンドンへ移り住み、チャーミングな女の子メアリーと恋に落ちる。ところが、タイムトラベルが引き起こす不運によって、二人の出会いはなかったことに。ティムは巧妙なタイムトラベルを重ねた末、ようやくメアリーの愛を勝ち取ることに成功する。その後もタイムトラベルを続けて人とは違う人生を送るティムだったが、やがて重大なことに気が付いていく。どんな家族にも起こる不幸や波風は、特殊能力を使っても回避することは不可能なのだと。そして、人生最大の選択を迫られるのだった…。
