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今月のオススメの一冊

シニア世代の家づくり

『50代からの快適住まいは80%バリアフリーの家』

50代からの快適住まいは80%バリアフリーの家 80%バリアフリーの家とは、壁に手すり用の下地を入れたり、将来において快適な生活ができるよう備えた住まいのこと。本書ではバリアフリーだけでなくインテリアにもこだわり、建築家やインテリアデザイナー、内装・照明のメーカーなど、専門家の意見やアドバイスをもとに、50代での家づくりに大切なポイントを詳しくまとめています。建築家が提案する夫婦のほどよい距離間や、「段差を徹底的になくす」「部屋の色づかいをできるだけ明るくする」といったさまざまな実例を写真・イラストを用いて分かりやすく解説。また、バリアフリーとしての参考になるアイデアや、リフォームQ&Aなど知りたい情報が満載です。歳を重ねればおのずと家にいる機会が多くなってきますが、だからこそ心地よい暮らしが必要であり、「人に自慢する家よりも、自分が満足できる家を建てるべき」という本書の言葉がとても印象に残ります。これからバリアフリーを考えている方にはオススメの一冊ではないでしょうか。

『50代からの快適住まいは80%バリアフリーの家』 50代からの快適住まいは80%バリアフリーの家〜

『高齢化時代の家づくり』

高齢化時代の家づくり「高気密・高断熱」による省エネ技術を北欧にて学び、東京の気候風土に適した省エネ住宅の普及を目指す一級建築士の兼坂亮一氏が、高齢化時代の家づくりについて提案する本書。昨今、世界でも例をみないほど高齢化時代を迎えている日本ですが、同書では今から家を建てようと思っている人たちに向け、30年後の暮らしを見据えていくべきとその理由について触れています。第1章は省エネ住宅の分かりやすい説明から始まり、高断熱高気密住宅や建築工法などを紹介。続く第2章では、次世代省エネルギー住宅基準や、結露を防ぐ方法や計画換気といった話題に触れ、第3章は建て主参加の家づくりとして、ハウジングシステムや建て主の役割、トラブルを防ぐといった実用的な話題について記述しています。家づくりの常識を根本から変える「居住性を高める家づくり」の最新情報が満載。省エネ住宅について説明しつつ、高齢者になっても安心して暮らせる家づくりを紹介しています。

『高齢化時代の家づくり』高齢化時代の家づくり

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