1級建築士試験の
受験資格と実務経験について
受験資格について
1級建築士試験の「受験資格」は、建築士法第14条で、建築に関する「学歴または資格等」が定められています。
令和2年からの法改正により、法改正前は、受験要件として扱われていた実務経験が、法改正により免許の登録要件となり、受験時の要件ではなくなりました。
これにより、大学・専門学校等において指定科目を修めて卒業すれば、すぐに(実務経験なしで)建築士試験が受験できるようになりました。
〔表〕1級建築士試験の受験資格(平成21年度以降の入学者に適用)
建築に関する学歴又は資格等 |
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大学、短期大学、高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した者 |
2級建築士 |
建築設備士 |
その他国土交通大臣が特に認める者(外国大学を卒業した者等) |
上記の通り、大学、専門学校において指定科目を修めて卒業すれば、また2級建築士・建築設備士取得者ならば、1級建築士を「実務経験なし」で受験可能です。
実務経験について
実務経験要件では、建築に関する実務として国土交通省令で定める実務の経験年数を満たす必要がありますが、 以下の実務経験期間ごとに要件が異なります。
- 1.平成20年11月27日以前の建築実務
- 2.平成20年11月28日から令和2年2月29日までの建築実務
- 3.令和2年3月1日以降の建築実務
実務経験要件は変更となる場合があり、また、業務内容によって、実務経験としてカウントされない場合もあります。
実務経験について詳しい内容は、試験実施機関HPにてご確認ください。