令和7年度 建築設備士 第二次試験(設計製図)
合格発表
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合格発表の概要
令和7年11月6日(木)に、令和7年度 建築設備士 第二次試験(設計製図)の合格発表がありました。概要は下記の通りです。
| 令和7年度 建築設備士 第二次試験(設計製図) | |
|---|---|
| 実受験者数 | 1,275人(前年1,371人) |
| 合格者数 | 563人(前年732人) |
| 合格率 | 44.2%(前年53.4%) |
| 採点結果の区分 | 採点結果については、上位から評価A、評価B、評価C、評価Dの4段階区分とする。なお、採点の結果、それぞれの割合は、次のとおり。
|
| 合格基準 | 採点結果における「評価A」を合格とする。 |
合格発表分析
令和7年度の二次試験(設計製図)の合格率は、令和6年度と比べて9.2ポイント低い、44.2%となりました。
過去10年間では、試験方法が変更になった令和2年度の合格率(二次試験合格率:41.4%)に次いで、2番目に低い結果となりました。
合格者の主な属性では、年齢別の29才以下の割合が、32.0%(前年22.4%)と昨年度より9.6ポイント上昇し、過去10年間で最多となりました。勤務先別では、建設会社が27.4%(前年22.3%)と昨年度より5.1ポイント上昇しました。
必須問題と共通問題の出来が合否に大きく影響
令和7年の設計課題は、『店舗をもつ事務所ビル』でした。必須問題においては、「気化式加湿器の気化式の原理」や「空調設備における搬送動力を削減するために有効な冷水ポンプの制御に係る計画の要点」など、学科試験で出題される内容ではあるものの、さらに踏み込んだ内容の提案が求められました。
近年の試験は、「各設備を構成する機器の理解・目的・留意事項」などについても理解していないと、正確な解答ができないレベルの問題となっています。また、学習した知識を踏まえ、問題に対して視野を広く持ち、条件や図面などからの情報を基に、柔軟に自分の提案が述べられるかが重要であると考えられます。
空調平面図、給排水配管(便所)平面図、照明配置図を作図する共通問題においては、限られた時間内で条件に合わせて素早く描く作図スキルが求められました。特に電気平面図の全般照明器具の台数算定においては、最大器具取付間隔についても考慮して計画する必要があり、提示された条件を、くまなく確認して解答することが重要でした。
令和7年度 建築設備士「第二次試験(設計製図)」の詳しい試験分析はコチラ>>
今後、より需要が高まることが予想される建築設備士
改正建築物省エネ法の施行によって、2025年4月から原則、全ての新築建築物が省エネ基準適合義務化の対象となりました。それにより、今後は省エネの審査対象となる建物の数が大幅に増える見通しです。
今後、設計・施工者が省エネに関する正しい知識を有すことが求められることはもちろん、適合性判定を行う判定員の需要も高まっていくと考えられます。
建築設備士は、建築設備全般に関する知識及び技能を有し、建築士に対して、高度化・複雑化した建築設備の設計・工事監理に関する適切なアドバイスを行える資格者です。
また、建築設備士には、建築物省エネ法に基づく登録適合性判定員講習について、受講資格が付与されます。
そのような意味で、建築設備士の需要は今後、より高まっていくことが予想されます。
令和8年に確実な設計製図試験合格をめざすために
令和6年学科合格者は、令和8年の第二次試験が3回目受験になる場合、学科試験が免除される最後のチャンスです。
設計製図試験は競争試験です。難化している建築設備士試験において、確実に評価Aを勝ちとるためには、(1)5時間30 分という限られた時間内に、(2)採点のポイント(出題者の意図)を把握し、(3)他の受験生よりも完成度の高い(減点の少ない)答案を描く力が必要となります。
総合資格学院の設計製図中期必勝コースは、他の受験生に先んじて、課題発表前に合格に欠かせない知識やスキルを習得する「合格戦略講座」と、当年度課題にあわせた対策を主として行う「設計製図講座」がセットになったコースです。
合格戦略講座では、過年度本試験を厳選し、最新の出題傾向にアレンジした課題に実戦形式で取り組み、「時間を意識した解答力」「ミスを回避する力」「図面の表現力」を習得します。
また当年度課題発表後は、いち早く当年度用途のポイントを確認しながら、オリジナル課題を用いて合格戦略講座の総まとめを行い、自身の実力を確認します。「合格戦略講座」を受講することで、以降の設計製図講座では、他の受験生に比べ、圧倒的な実力を身につけた上で、当年度用途に特化した学習に集中して取り組むことができ、合格に向けた対策を万全にすることができます。
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