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試験総評

 

1級管工事施工管理技術検定試験「第二次検定」は、これまで必須問題2問と選択問題4問の計6問が出題され、そのうち4問を解答する形式で実施されていました。 しかし、令和6年度は試験問題の見直しが行われ、必須問題3問、選択問題2問の計5問が出題され、そのうち4問を解答する形式に変更されました。 解答形式は例年と同様で、問題1[設問1]が○×形式、その他の問題はすべて記述形式でした。 ただし、これまで必須問題だった「経験記述」が廃止され、選択問題だった「工程管理」と「法規」が必須問題に変更されたことが特徴的でした。

特徴的な問題

問題1[設問1](施工管理法(知識))は第一次検定の設備施工の範囲から出題され、○×形式の解答だったため、比較的易しい内容でした。 一方、[設問2・3](設備全般)は「設問で示された各図について、適切でない部分の改善策を記述する問題」で、 過去に出題された内容が多かったものの、正解するためには原理原則を深く理解しておく必要がありました。

 

問題2(工程管理)はネットワーク工程表に関する問題で、5つの設問に対して順を追って解答を導く必要がありました。 思考力と正確性が問われ、ケアレスミスにも注意が必要でしたが、過去問演習を通じて解法を理解しておけば正解できる内容でした。

 

問題3(法規)は労働安全衛生法に関する問題でした。[設問1]は、石綿障害予防規則について、空欄に当てはまる語句等を語群から選ぶ形式であり、 知識が曖昧でも正解できたと考えられます。 一方、[設問2]は労働安全衛生規則に基づく記述問題で、語群がなく、法規の正確な理解と記述力が求められました。

 

問題4(空気調和設備)は「吸収冷温水機及び冷却塔を設置する場合」について、問題5(衛生設備)は「飲料用受水タンクを設置し、 一般配管用ステンレス鋼鋼管を給水管に使用する場合」について、施工上の留意事項や機器の特徴などを記述する問題が出題されました。 いずれも実務に基づいた具体的な解答が求められるため、難度の高い内容でしたが、第一次検定対策で得た知識過去の第二次検定で 出題された類似問題を十分に学習していれば一定の対応は可能でした。

 

令和6年度の試験では、事前に試験問題の変更が告知されていたものの、具体的な内容は試験当日まで不明だったため、多くの受検者が十分な準備を行えなかったと考えられます。 しかし、出題された問題の難易度は例年と同程度かやや易しいレベルあり、過去問を活用して知識を深め、適切な対策を行った受検者にとっては、十分対応可能な内容だったと考えられます。

【TOPIC】技術検定の受検資格が変更

 

建設業における中長期的な担い手の確保・育成を図るため、建設業法に基づく技術検定(第一・二次検定)の受検資格の見直しが令和6年度より行われました。令和6年度以降の第一次検定は、19歳(年度末時点)以上の方が学歴及び実務経験を問わず、受検できるようになりました。

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