令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 合格発表
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令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定 合格発表
令和6年8月23日(金)、令和6年7月21日(日)に実施された令和6年度 1級建築施工管理技術検定 第一次検定の合格発表がありました。
一級建築施工管理技術検定 第一次検定 | |
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受検者数 | 37,651人(前年:24,078⼈) |
合格者数 | 13,624人(前年:10,017⼈) |
合格率 | 36.2%(前年:41.6%) |
合格基準 | 60問中36問以上正解(応用能力:10問中 6問以上正解) |
令和6年度は受検資格が変更されたこともあり、受検者数37,651人(前年+13,573⼈)、合格者数13,624人(前年+3,607人)と受検者数、合格者数ともに大幅に増加しました。受検者数に関しては、前年に比べ1.5倍以上の増加となっています。
ただし、合格率は36.2%(前年比-5.4%)となり、過去10年では令和3年度の合格率36.0%に次いで低い合格率となりました。
なお合格基準は「60問中36問以上正解 (応用能力:10問中6問以上正解) 」となり、当初発表されていた合格基準どおりとなりました。
合格発表分析
受検者数が大幅に増加
受検者数は、37,651人と前年24,078人より大幅に増加(前年比+13,573人)しました。 建設業における中長期的な担い手の確保・育成を図るため、建設業法に基づく技術検定(第一・二次検定)の受検資格の見直しが令和6年度より行われました。 令和6年度以降の第一次検定は、19歳(年度末時点)以上の方が学歴及び実務経験を問わず、受検できるようになりました。 令和6年度の受検者数の増加は、受検資格の見直しにより、これまで受検資格がなかった層が受検可能となったことで、受検者数が増加したと考えられます。
受検資格変更にともない、20代の合格者割合が増加
「年齢別合格者割合」において、20代が44.3%となり昨年の28.0%より16.3%上昇し、合格者年齢も大きく変化しています。 令和6年度からの受検資格緩和(19歳以上で受検可)により、若手が数多く受検し、合格していることが伺えます。 若いうちに資格試験の学習をスタートすることは、 実務者であれば「ベテランとなり多忙となる前であれば、比較的学習時間を確保しやすい」、 「学んだ知識が実務に活かせる」、学生であれば、「就活のアピールポイントになる」「学習時間が確保しやすい」などのメリットがあります。
女性合格者の割合が過去最多に
女性合格者の割合が過去最高だった令和5年度(7.9%)からさらに増加し、過去最高(12.7%)となりました。 2024年度も「女性活躍・男女共同参画の重点方針(女性版骨太の方針)」を国が公表するなど、女性の活躍を後押しする取り組みが進んでいます。 国だけでなく、業界団体や企業単位でも継続的な取り組みが行われていることもあり、女性活躍の機会が広がってきていることが今回の結果からも読み取れます。
※ TOPIC:技術検定の受検資格が変更
建設業における中長期的な担い手の確保・育成を図るため、令和6年度より建設業法に基づく技術検定(第一・二次検定)の受検資格の見直しが行われました。令和6年度以降の第一次検定は、19歳(年度末時点)以上の方が学歴及び実務経験を問わず、受検できるようになりました。
令和6年度 一次検定について
- 令和6年度の第一次検定は、試験問題の一部見直しもあり、令和5年度と異なる出題構成に変更となりました。
- 【建築学一般】の出題範囲においては、昨年まで選択問題として15問(12問を選択解答)出題されていましたが、今年度はそのうち6問が必須問題(6問全て解答する)として出題されました。
- 【施工管理法(応用能力)】の出題範囲においては、「五肢択二式」から「五肢択一式」に解答形式が変更されたとともに、出題数についても昨年の6問から、今年度は10問へと増加(応用能力問題以外の施工管理法が15問から10問に減少)し、その出題内容も昨年出題された躯体工事と仕上げ工事に関する問題のほか、施工計画、工程管理、品質管理、安全管理に関する問題が加わり、広範囲からの出題となりました。
令和7年度 第一次検定に向けて
令和6年度より、第⼀次検定は、19歳(年度末時点)以上の⽅であれば学歴及び実務経験を問わず、受検できるようになりました。
若手実務者の方で、将来的に1級建築施工管理技士 取得をお考えの方は、この機会を活かし早期の一次検定受検をおすすめします。比較的、時間のある若手のうちの方が、学習時間を確保しやすいというメリットもあります。
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