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- 山田 有紀江さん
SPECIAL INTERVIEW
学習も通学も楽しむことが大事

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
転職を機に
大学卒業後は建築業界で働いていたのですが、現職の会社から長期間お誘いを受けていました。アミューズメント関連企業ですが、建築設計やデザインを担当できる業務内容が私の志向にマッチしていたので最終的に転職を決め、同時に1級建築士の資格を取得することを決意しました。転職と資格取得は私の人生において大きな転機になったと思います。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
建築に携わる身としてどうしてもめざしたかった
大学で建築を学び建築に携わる仕事をしてきた身として、1級建築士はどうしてもめざしたい資格でした。社会人になりたてのころは、仕事と勉強の両立なんてとても考えられず、あきらめようと思ったこともありました。ですが、ふとしたタイミングでやっぱり気になってしまい…。これは取得するまで忘れることはないのだろうなと思い、転職を機に受験を決断しました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
ライブ講義と信頼できるサポート体制
自分の性格上、熱心な講師や充実したカリキュラムが必要だとわかっていたので、総合資格学院は当初から有力な選択肢でした。そして学校選びの決め手になったのは「学科もライブ講義を受講できること」で、この選択は正解でした。講師をはじめ、チューターや教務スタッフのサポート体制も万全で、自分の中で合格までの道筋がはっきりイメージできたので、学院にお世話になることを決めました。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残るエピソード
がんばりと息抜き
製図の学習期間中、「今年こそは」の気持ちが強すぎて、がんばり過ぎた時期がありました。結果、気持ちのゆとりがなくなってしまいスランプに陥り、勉強の成果が出ず焦る日々が続きました。講師から「気晴らしすること」を宿題にされたことがあったくらいです。通っていたコースは学習期間が長い分、試験まで自分のペースとモチベーションを保ちながらがんばるのが大変なので、息抜きやリフレッシュは本当に大切だと思います。同じクラスの受講生とバーベキューをしたのはいい思い出です。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
会社や友人の理解があったからこそ
無事合格したのですが、実は今年不合格だった場合、学科試験から受験し直す必要がありました。「今年は絶対合格する!」と決意し、1年間は資格学習を中心に生活することを決め、平日はもちろん休日も朝から晩まで学院に通って勉強していました。現在の職場は資格取得に協力的で、定時で終業できるよう業務量を調整してもらい、学習時間を確保しました。プライベートのお誘いも「ラストチャンスだから今年だけはゴメン」とお断りを続けたので、つき合いの悪い人間になっていたと思います。それでも私の本気が伝わったのか、応援してくれる同僚や友人ばかりで嬉しかったです。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
根拠があるから説得力が生まれる
会社の事務所を設計することがあったのですが、例えば扉の位置や向きを提案する際、根拠を持って説明できたのは学習の成果だと思います。以前とは説得力が違うことを自身でも実感しました。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
講師と受講生のコミュニケーション
講師が受講生の理解度に応じて、解説を変えて臨機応変に対応してもらえたことがとてもありがたかったです。また、疑問に思ったことはその日のうちに講師に質問し解決しました。勉強のやり残しが無い状態で毎回の講義に臨めたので、学習効率が良かったと思います。講義の後、遅い時間までおつき合いいただいた講師のみなさまには感謝しかありません。
前期講座(実力養成講座)で、エスキス・作図・チェックなど、課題発表前に十分なトレーニングを行い、そのなかで成長したと実感されたこと
時間管理が合格のカギ
本番の試験で何が出題されても対応できるようになるため、まず必要となる製図の基本知識や作図テクニックをしっかり学びました。そして合格のカギになったのは6時間30分という試験時間の管理です。自分で決めたタイムスケジュールに沿ってプランニングを進めるテクニックを身につけたことで、どんなパターンの課題でもチェックを含めて時間内に図面を完成させる自信がつきました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
焦らずセオリー通りに
1級建築士試験に関連した設計業務の経験がなかったので、1年目は何をしたらいいのか本当にわからず、エスキスやプランニングの要領を得るのに苦労したので、学習時間が長くとれる長期コースに通いました。結果、エスキスやプランニングの基礎を習得しセオリー通りに進めていくことで、徐々に自身の力でプランニングする力が身についたと思います。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
作図手順の習慣化
3回目の設計製図受験だったので、作図や時間管理にはあまり不安はなかったのですが、作図で何かしらを描き忘れてしまう、という悩みがありました。重要な法規記号や上下階の不整合に繋がる屋根外形の描き忘れなど、本番でやってしまったら笑えないミスをしてしまうのです。そこで講師に相談したところ、「作図手順を明確化する」というアドバイスをいただきました。法規記号をすべて描いたら次は必ず外構を描く、といったふうに、描くプロセスをしっかり決めてそれを習慣化したあとは描き忘れのミスが無くなりました。
製図合格のポイント
仲間を見つけて楽しみながら学習する製図試験の勉強中は、環境的にかなり特殊な状況に置かれると思います。私自身、時間を好きに使えず体力的にも精神的にもかなり厳しい時期がありました。そんな時に支えとなったのは同じ教室で学ぶ仲間の存在でした。お互いに刺激し合い励まし合い、ときには愚痴を言いながら、一緒に戦う仲間のおかげでがんばり通すことができました。最後までモチベーションを維持しながら仲間とともに勉強できる環境こそが合格のポイントだったと思います。
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講師による添削
とても細やかな添削をしていただけたので、自分でも気が付かなかったエスキスのクセや繰り返しのミスについても1つずつ克服できました。できるようになるまで何度でも根気強く指導いただけたので、着実に実力がつきました。
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グループミーティング
製図の解答は正解が1つではないので、同じグループの受講生と情報共有することで、違った角度からの考え方を身につけることができたと感じます。また、ミスを共有することで人数分の「今後注意するポイント」を得られたことも学習に効果的でした。
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自習室
平日の仕事後だけでなく休日も必ず自習室に行くよう心がけていました。自宅ではつい気が散ってしまいがちですが、自習室では勉強モードに入り集中して学習することができました。また、同じ境遇の受講生と顔を合わせることが多く、お互いに励まし合いながら切磋琢磨できたのでモチベーションを維持できました。
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