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- 酒井 真樹さん
SPECIAL INTERVIEW
今日したミスを大切に

現在の仕事の道に進もうと思ったきっかけ
生活・芸術・つくる仕事
つくることに興味があり、建築専攻で美術大学のデザイン学科へ進学しました。インテリアやプロダクト、建築空間に触れることで生活と芸術が身近に感じられる住空間に魅力を感じ、戸建の住宅設計に携われる現在の設計事務所に就職しました。
1級建築士試験の受験を決断した理由・きっかけ、また受験を決める際に不安だったこととその克服法
娘の出産を期に働き方を見直した
現在の設計事務所では1級建築士の資格は無くても仕事ができるため、受験に踏み切ることはありませんでした。しかし娘の出産後、これまでの働き方を続けるのは難しいと感じ、同時に1級建築士試験の受験を決めました。時間の確保が不安でしたが、夫と両親の協力のもと受験勉強をはじめました。夫は転職活動中でしたが私の資格取得まで活動を休んでもらいました。
独学または、他の学校利用ではなく「総合資格学院」に決めた理由
課題の多さと1級建築士の友人の勧め
他校で受験した1回目の製図試験は不合格でした。不合格の原因は製図の課題数の少なさと学習時間不足だと感じ、課題数が多く学習時間を確保しやすい総合資格学院に通うことを決めました。また、学院に通い1級建築士試験を学科と製図を同年度で合格していた友人からの勧めがあったのも理由の1つです。
他講習と比較して、実際学院で学んでみていかがだったでしょうか
熱意を持った指導
他校ではエスキスの勉強プロセスが不足しており不安でしたが、学院では講師が担当についてくれたことで、エスキスや作図の疑問点などの相談がしやすくなりました。何より講師の熱意が違いました。講師が課題を自分で解き、受講生がどこでつまずくかを想定したうえで、図面の細部の描き方や追記の表現方法などのアドバイスをしてくれたのがとてもありがたかったです。
合格したからこそ言える失敗談や反省点、受験期間中の印象に残ったエピソード
周りの受講生とたくさん話そう
私は家族に協力をしてもらいながらの受験だったので常にプレッシャーと不安を抱えていました。課題が解けず落ち込んだ際、自習室で周りの受講生と話せたことが本当に大きく、おかげで前向きになれました。受験までの過程は一緒に励まし合える受講生がいます。一人で抱え込まずに周りの受講生と相談することをおすすめします。
勉強時間のつくり方について、苦労した点・工夫した点
スキマ時間の活用と体調管理
3歳の娘が起きる前の早朝や、寝た後の深夜に10分でも時間があれば勉強するようにしていました。通勤中は縮小コピーをした教材を常に持ち歩いて勉強しました。自宅では家事をしながら記述対策を行い、日曜日は夫に娘を任せて私は外出して学習時間を確保しました。スキマ時間を活用して学習時間を積み重ねることが大切です。ただ、睡眠を削ることはミスや効率の観点から避けました。試験勉強は長期間に渡るので、睡眠を確保するといった体調管理も大切だと思います。
当学院で学習した内容が、お仕事で活かせたエピソード
仕事の打合せがスムーズに
以前は構造設計者や施工者との打合せで分からない内容があり、内心不安を抱えながら打合せをしていました。ですが学院で学習し知識が増えたことで、構造や設備に関する打ち合わせを円滑に行えるようになりました。また現場で問題が起きたときに素早く対応できるようになったと思います。
当学院指導の大きな特長である、講師によるライブ講義を受けて良かったこと
モチベーションを維持しやすい
ライブ講義では講師が受講生の理解度を確認しながら重要なポイントを何度も解説してくれたので、疑問点をその場で解決することができました。結果、自分の弱点を効率的に復習することができたと思います。また、講師の熱意がダイレクトに伝わってくるのでモチベーションの維持がしやすかったと強く感じます。
前期講座(実力養成講座)で、エスキス・作図・チェックなど、課題発表前に十分なトレーニングを行っていただきましたが、そのなかで成長したと実感されたことを教えてください。
作図は手順が大事
講義で作図手順をていねいに教えてもらった結果、手順に対する意識がより高まり作図スピードがアップしました。作図手順を習得したことで手が覚えている、という自信がついたので、試験直前期は課題の確認や記述対策などに時間を充てることができました。
エスキスや記述(プランニング)で苦労した点や克服法、講義で役に立ったこと
教わったことを何度も復習する
他校在籍時はエスキスがまとまらず、作図が終わらないことがありました。学院では講師からエスキスや記述の思考方法、組み立てる方法を具体的に教えていただき、講義を何度も復習した結果、エスキスが速くまとめられるようになりました。全体のタイムスケジュールも管理できるようになったと思います。
作図で苦労した点や克服方法、講義で役立ったこと
課題に向き合い、意識づけを大切に
私には、◯防抜けなどの記入漏れが多い、図面上の文字が読みにくい、作図が遅い……など、課題がいくつもありました。そこで記入漏れについては作図手順を順守し、文字については記述の練習や仕事で読みやすい文字を意識して書くようにしました。作図時間の短縮については、迷いなく描けるように階段のパーツ練習を繰り返し行いました。また、作図スピードを向上するためにプランをシンプルにすることも心がけていました。ミスや課題を克服するには、講義で学んだことを活かす意識づけが大切だと思います。
製図合格のポイント
課題要求への対応とチェック時間の確保課題文の要求に全力で応えるためには、事前に準備できる法規対策などを完璧にして、かつ、作図やエスキスで不安がないようにしておくことが重要です。私は学院の課題文の読み取り対策のおかげで、試験当日は最後のチェック時間を確保できました。チェック時間があったからこそ、最後の最後でミスを修正し合格できたと感じています。普段から講師にチェック時間の確保を厳しく指導されていたことが本当に役立ちました。
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講師による添削
製図の表現が正しいか確認できるためです。これで伝わるだろうと思って描いた図面でも適切な表現でないことが何度もありました。講師による添削のおかげで、客観的な目線で理解しやすい製図の表現をすることができるようになりました。
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実力養成講座
時間をかけて課題を解くことで、エスキスプロセスや構造、設備などを理解したうえで次の課題に臨むことができました。要領がよくない私にとっては時間をかけて何度も復習することが良かったと思います。
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自習室
自習室は勉強に集中でき、かつ疑問点を講師に質問し解決できる環境です。また建築の各分野で仕事をしている受講生と情報交換を行えるのも魅力でした。長期にわたる試験勉強を楽しく前向きに過ごせたのは、自習室での講師や受講生とのコミュニケーションのおかげだと思います。
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