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2019(令和元)度 建築設備士「第一次試験」(学科)総評

総評

建築一般知識、建築法規、建築設備に共通して、「実務的な面からの出題」「本質的な理解を問う出題」「新傾向の出題」「過去問を発展させた出題」が目立ち、特に建築設備において、継続して難化傾向がうかがえる内容でした。
設計製図試験までの合格も見すえた場合、これまで以上に、十分な学科試験対策が必要と言えます。

建築一般知識

各分野の出題数は、2018年同様、建築計画が4問、防災計画が4問、環境計画が12問、建築構造が3問、建築材料が3問、建築施工が4問でした。一部、難易度の高い出題もあり、実務に即した本質的な理解が問われる出題が多くみられました。

建築計画(No.1〜4)No.4「環境に配慮した建築物の計画」では、省エネルギーに関する用語について出題されました。
No.4−2について、「クール・ヒートチューブ」に対する説明は正しくは「地中熱ヒートポンプ」の説明であり、用語と説明の整合が問われる新傾向の出題でした。

防災計画(No.5〜8)No.5「煙制御」No.7「避難計画」No.8「避難安全検証法」初出題の内容が多く、特にNo.7、8の難易度は高かったと言えます。また、No.8法規とも関連した内容でした。

環境計画(No.9〜20)… 原理・原則をしっかりと理解していれば、解ける問題も多くありましたが、No.10「各時刻の直達日射量」は初出題の内容であったことに加え、日照・日射に関する、より深い理解が問われた問題であり、難易度は高かったと言えます。
また、No.14−1「コロナ放電式空気清浄機」は、過去に正しい内容で出題された記述が、誤った記述(正答肢)として出題されており、発展的な内容でした。

建築構造・建築材料(No.21〜26)… 概ね過去問に準ずる内容が出題されましたが、過去の出題と関連する初出題(過去発展)の内容も見受けられました。
例えば、No.22−3(層間変形角)では、過去には制限値(1/200 以内)に関して出題されましたが、今回は定義に関する内容が初めて出題されました。また、No.22−4(重心と剛心の位置)では、過去には計画上の原則に関して出題されましたが、今回は重心と剛心の位置と変形・損傷との関係について初めて出題されました。

なお、No.24(コンクリートの一般的性質)では、選択肢2〜4は過去に出題された内容でしたが、選択肢1(単位水量とスランプ)と5(単位セメント量と水和熱)が初めて出題されました。

建築施工(No.27〜30)…近年の出題傾向を踏まえ、基本的な学習をしっかり講じられているかどうかが問われました。

建築法規

近年の傾向と同様、建築基準法から14問、関係法令から6問出題されました。難解な条文からの出題は多くはありませんでしたが、法令集で条文をしっかりと確認することが求められる問題が多く出題されました。

建築基準法(No.1〜14)
建築基準法の構成は例年通り、「用語の定義」「面積・高さ等の算定方法」「制度規定」「一般構造」「構造強度」「耐火・防火」「避難施設等」No.1からNo.7建築設備系No.8からNo.14 で出題されました。
建築基準法や政令の範囲で解ける問題と、告示まで調べなければ解けない問題が混在しており、細かい確認が必要でした。

関係法令(No.15〜20)… 関係法令の構成も例年通り、「消防法」が2問、「建築士法」「電気事業法」「電気設備に関する技術基準を定める省令」「関係法令融合」が各1問ずつ出題されました。

近年の改正事項として、建築基準法からはNo.3−4「接道規定」、関係法令からはNo.15−4「建築士法:保険契約の締結」、No.20−5「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」が出題されました。

建築設備

空気調和設備が12問、給排水衛生設備が12問、電気設備が20問、設備工事が6問出題されました。近年の本試験では出題されていない問題や、新傾向の問題と併せて、過去問の言い回しを変えた問題が目立ち、2018年に引き続き、難易度は高かったと言えます。

空気調和設備(No.1〜12)
No.3「蒸気加湿装置の加湿量」No.8「送風機静圧の計算」等、今回出題された計算問題は過去の内容を発展させたものになっており、原理・原則を理解したうえで公式を使いこなせるかが問われました。

・空気調和設備における正答肢の多くは過去6年以内に出題された内容やその言い回しを変えた記述でしたが、No.10−5「インバータ搭載型の遠心冷凍機の効率」のように、過去問とは切り口を変えた内容で出題されている問題もありました。過去問に関しては正答肢だけでなく、正しい記述も含めて正確に理解をしておく必要がありました。

給排水衛生設備(No.13〜24)
No.16「給水設備の計算問題」は、給水ポンプの回転数と吐出し量・揚程の関係を理解していれば、正答を導き出せる内容でした。No.18「排水通気設備の計算問題」は、通気管の最小管径を求めるもので、また初出題であったため、受験生は戸惑ったと推察されます。

No.20「消防用設備等」は、消防設備の設置等の基準となる数値に関する問題でした。消防設備に関しては法律で定められている数値が多く、似たような数値を混同して覚えていると誤答してしまいます。きちんと消火設備ごとの基準を整理することが重要です。

No.21「浄化槽設備」では、新設することができる浄化槽の種類が問われましたが、単独処理浄化槽が水環境の汚染防止のため新設できないという知識があれば、正答できる内容でした。

電気設備(No.25〜44)
計算問題については、例年よりも多くNo.25、No.26、No.30、No.33 の4問が出題され、No.33 を除く3問が初出題であったため、戸惑う受験生が多かったと考えられます。

・文章問題については、過去の本試験で出題された内容が正答肢となっているものが多い傾向がありますが、No.27−4「屋外に施設するコンセント回路」No.29−5「2台の三相変圧器の並行運転」、No.32−3「不快グレア」のように、過去には適当な記述で出題されていたものが、今回、不適当な記述で出題されているものも多くありました。

施工関連(No.45〜50)
No.45「建築設備工事の施工計画」、No.46「労働安全衛生法」、No.50「建設業法」のほか、例年通りNo.47〜No.49 で各種設備工事が出題されました。特にNo.47「空調設備の配管工事」No.49「電気設備工事」は、正答肢が初出題の内容であり、難易度は高かったと言えます。

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