
令和4年1月28日(金)に、令和3年度 2級建築施工管理技術検定 第一次・第二次検定(令和3年11月14日(日)実施)の合格発表がありました。概要は下記の通りです。
第一次検定(註1) |
第二次検定(註2) |
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受験者数 | 32,128人(前年 32,468人) | 15,507人(前年 11,484人) |
合格者数 | 15,736 人(前年 11,366人) | 8,205人(前年 6,514人) |
合格率 | 49.0%(前年 35.0%) | 52.9%(前年 56.7%) |
- (註1)第一次検定については、第一次検定のみ(後期)受検を含む数値。
- (註2)第二次検定の受検者数は、「第一次検定及び第二次検定同日受検者のうち第一次検定合格者」と、「第二次検定のみ試験受検者」の実際の受検者の合計で記載。合格率も同様の数値を元に算出されています。
第一次検定
令和3年11月14日(日)に実施された令和3年度 2級建築施工管理技術検定 第一次検定(後期一次のみ試験 受験者を含む)の受験者数は32,128人、合格者数は15,736 人、合格率は49.0%となりました。
なお、合格基準は「40問中24問以上正解」となりました。
令和2年度11月実施の学科試験(後期学科のみ試験 受験者を含む)と比較すると受験者数は340人減少、合格者数は4,370人増加しました。
なお「通年(注1)」で比較すると、昨年は前期試験が行われなかった(注2)こともあり、令和3年度は昨年より受検者数・合格者数ともに増加(受検者数+12,734人、合格者数+9,322人)しています(注2)。
- ※注1:第一次検定のみ試験(前期)と第一次検定(後期※後期一次のみ試験 受験者を含む)の合計
- ※注2:令和2年度の学科のみ試験(前期)は、新型コロナ感染症拡大防止の観点から中止
試験日程 | 受検者数 | 合格者数 | |
---|---|---|---|
令和3年度 | 前期 | 13,074名 | 4,952名 |
後期 | 32,128名 | 15,736 名 | |
合計 | 45,202名 | 20,688名 | |
令和2年度 | 前期 | 中止 | 中止 |
後期 | 32,468名 | 11,366名 | |
合計 | 32,468名 | 11,366名 |
出題傾向
建設業法の改正に伴い、令和3年度から新しい技術検定制度がスタートしました。出題数・解答形式は下記図の通りで、このうち躯体工事・仕上げ工事は11問中8問を選択(昨年は15問中12問を選択)する出題形式に変更され、施工管理法では新規に四肢二択問題が4問出題されました。施工管理法の四肢二択で解答する能力問題については、躯体工事と仕上げ工事に関する問題が各2問出題されました。
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第二次検定
合格率は52.9%となり、昨年(56.7%)より3.8低下しました。また、第二次検定の合格基準は、「得点が60%以上」となりました。
出題傾向
問題1(経験記述)は、3テーマが順番に出題されていましたが、令和3年度は出題順が変わり、【品質管理】ではなく、【施工計画】が出題されました。また、1つの設問に対して要求された項目数が増え、その要求項目の中には初めて出題された内容もありました。
加えて、問題3(工程表)では、鉄骨造のバーチャート工程表が4年連続で出題されました。過去は、用途が事務所に関する出題でしたが、令和3年度は店舗(1階)・賃貸住宅(2・3階)に関する工程表が初めて出題されました。
問題4(法規)及び問題5(躯体工事・仕上げ工事)は、新技術検定制度となり、令和2年度までの「記述の解答形式」から、「四肢一択のマーク方式」に変わり、「初出題の内容が多く出題されました。
第二次検定合格者の属性について
女性の割合が過去最も高い11.2%となりました。例年女性の割合が過去最多を更新していることから、女性技術者活躍の広がりが見受けられます。
建設業界が持続的に成長を維持するための「人材の確保・育成」の取り組みは、官民をあげて継続的に行われており、特に「若者や女性の建設業への入職や定着の促進」は重要テーマの一つとなっています。
政府からは、平成26年に「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」、令和3年には「女性活躍・男女共同参画の重点方針2021」が策定され、建設業における女性活躍支援が推し進められてきました。国だけでなく、業界団体や企業単位でも継続的な取り組みが行われていたこともあり、今回の結果からは、これらの取り組みが功を奏し、女性活躍の機会が広がってきていることが読み取れます。
令和4年度 合格に向けて
令和3年度からの建設業法改正による新技術検定制度がスタートするまでの技術検定では、学科試験(現第一次検定)は知識問題、実地試験(現第二次検定)は能力問題で構成されていましたが、令和3年度から、第一次検定では、知識問題を中心に能力問題を追加、第二次検定では、能力問題を中心に知識問題を追加という構成に再編されました。
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