平成30年度 一級建築施工管理技術検定 学科試験 合格発表

平成30年7月20日(金)に、平成30年度 1級建築施工管理技術検定 学科試験の合格発表がありました。概要は下記の通りです。

受験者数 25,198人 (前年 24,755人)
合格者数 9,229人 (前年 9,824人)
合格率 36.6% (前年 39.7%)
合格基準点 60問中36問以上正解

合格発表についての詳しい分析は、本日、第二弾を当ページにて公開します。
[7月20日(金) 09:30更新]

総論

7月20日(金)に、6月10日(日)に行われた平成30年度「1級建築施工管理技術検定 学科試験」の合格者発表がありました。受験者数は25,198人、合格者数は9,229人となり、全国合格率は36.6%となりました。 本年度学科試験の特徴として、「合格率が平成21年以降では最低の36.6%」となったことや、合格者属性について、「45歳以上」や「女性」の割合が増加したことなどが挙げられます。

合格率が平成21年以降では最低の36.6%

平成30年度 学科試験の合格率は36.6%となり平成21年以降では最低の合格率となりました。平成29年度と比べると3.1%低下しています。合格率低下の要因として、本年度試験の難易度が高かったことが考えられます。
本年度、出題の特徴として、専門性の高い知識が必要な「解体工事」や「改修工事」など、過去の出題では選択問題で出題されていた問題が、必須問題の『施工管理法』で出題され、例年以上に幅広い知識が要求されました。
また『法規』については、過去に出題があった内容でも非常に難易度の高い問題が多く出題され、特に「建築基準法」では難易度の高い出題が目立ちました。

45歳以上の割合が増加

合格者の割合について45歳以上が過去5年でみると増加傾向にあり、平成25年と比べると7.5%も増加しています。
建設業界では、資格保有率の高い年齢層の業界人が順次、定年を迎えて以降、有資格者不足が深刻な問題となっています。企業等でこれまで受験資格がありながら、受験をしてこなかった層に対しても資格取得の要請がされていると推察されます。

女性の割合が過去最高

合格者における女性の割合が過去(データが残っている平成15年以降)最高となる5.1%となりました。
平成26年に策定された「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」をはじめとして、建設業における女性活躍支援は、現在も国だけでなく、業界団体や企業単位の取り組みとして拡大しながら継続的に行われています。今回の結果は、そのような取り組みが実を結んだものと推察されます。

平成31年以降 学科試験から受験される方へ

平成30年度の学科試験は、専門性の高い「解体工事」や「改修工事」などが必須問題で出題され、幅広い知識が要求されました。試験の難易度についても難易度の高かった平成29年よりさらに低い合格率となり、難化を続けています。本年度の結果から見ても今後の試験では、単に過去問を解くだけでは合格することは難しく、幅広い範囲について理解を伴なった学習が必要です。

平成30年 実地試験を受験される方へ

平成30年度 学科試験の合格率は36.6%となり平成21年以降では最低の合格率となりました。
近年の実地試験では、専門性の高い初出題の内容が多く出題されています。
また、経験記述については、どのテーマにおいても要求されたことに対し、明確に採点者に伝える記述力が要求されます。

経験記述の学習について独学では、記述した内容が合格レベルに達しているかを自己評価することが難しく、また記述の問題点を見つけることも困難です。
そのため、合格レベルの記述力を身に付けるには、試験に対して専門的な知識を有する第三者の添削を受け、客観的な評価を受けること、また添削を通して記述の問題点と改善方法を知る学習が必要不可欠です。

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