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今月のオススメの一冊

集まって住む(シェアハウス)

『眼を養い手を練れ2 集まって住もう』

眼を養い手を練れ2 集まって住もう 近年、シェアハウスやコレクティブハウスをはじめとする「集まって住む」形態の住居が増えてきています。大きな意味で「集まって住む」という事を考えたとき、世界中の都市や集落についても1つの集合住宅としてとらえることが出来ます。そうしてみると、シェアハウスやコレクティブハウスなど新しく登場してきた「集まって住む」形態の住居との共通点も見えてくるはずです。この本では集まって住む「かたち」、「関係」、「しくみ」、「場所」という四つの切り口から多くの事例を紹介しています。「しくみ」ではシェアハウスの事例も取り上げられており、近年増えている空き住宅を利用した事例は、様々な社会的な問題も解消できる参考例として役に立ちます。多くの建築士の実体験を基に、たくさんの図面や資料をビジュアル的に配置した本書は、改めて「集まって住む」ことの面白さと新たな可能性を浮かび上がらせてくれています。

『眼を養い手を練れ2 集まって住もう』 眼を養い手を練れ2 集まって住もう

『建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで』

建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで読者に基礎を学びながらデザインすることの面白さを実感してもらう狙いがある本書は、近年注目されているシェアハウスのデザインについても取り上げています。シェアハウスには各人が占有して使う個室、食事や団らん、入浴、洗面など住人達が共有して使う共有部が存在しますが、その2つの関係をどのように位置づけるかによってデザインもまたその形を変えていきます。さらに建物と周囲の関係や配置など、様々な条件が加えられることでどのようにデザインをするかも決まってきます。実際に6人の学生が住むシェアハウスをデザインする、という課題が出され、コンセプトをいかしたデザインや等高線を利用したデザインなど、6つの具体的な解答例が掲載されています。基礎と共に実践的なデザインを学び、より多くの可能性を知ることができる内容となっている本書。自身の創造性をひきだしてくれるような一冊です。

『建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで』 建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで

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