クラブ・エス ウェブマガジン

今月のオススメの一冊

暮らしに基づくインテリア

『心地いい部屋をつくる収納ルール』

心地いい部屋をつくる収納ルール 日常生活を送る自宅をより心地よい空間に演出したい人に向けた本書は、インテリアと実用を兼ねた収納ルールを紹介するアイデアブック。部屋をすっきりさせたい時、まず行うことと言えば日用品を隠すこと。しかし、しまったはいいものの、よく使うものを取り出しにくい場所へ収納してしまい、不便に思った経験はないでしょうか。とくにキッチンは食器、調理器具、調味料や食材など多くのものが集まっている場所。すべてを棚や引き出しの中にしまうのは困難ですよね。そんな時、アイデアをくれるのが本書です。使う頻度によって収納する高さを決め、デッドスペースである壁や空間を利用し、一部を“見せる”収納にすることで、センスのよいキッチンの出来上がり。また、たくさんの物が集まるリビングも、同系色のインテリアでまとめて細やかな物はかごや箱に収納し、すっきりと見せています。また、視線を集めるインテリアを置く事で、家電を目立たなくさせるテクニックも。家を造る側からも、“暮らし”を意識したインテリアの数々は参考になるはず。

『心地いい部屋をつくる収納ルール』 心地いい部屋をつくる収納ルール
  • ■発行:学研パブリッシング
  • ■著者:ライフ&フーズ編集室編
  • ■参考サイト:学研出版サイト
  • ■価格:¥933+税


『住宅インテリア究極ガイド 2014→2015』

住宅インテリア究極ガイド 2014→2015暮らしに基づいたインテリア設計をするためのガイドブックである本書は、部屋ごとの間取りの基本と、マテリアル別の仕上げの基本を解説しています。特に圧巻なのが、大量に紹介されているマテリアルの情報。家全体の雰囲気を決める仕上げ素材の項目では、デザインバリエーションの紹介だけではなく、強度や耐久性、メンテナンス性など実際に暮らす上でのメリット・デメリットも記載しています。例えば、床に使用するマテリアルだけでも、定番の木のフローリングのほか、コルクタイル、畳、カーペットやビニル床シートなど複数の素材が紹介されていますが、そのうちのカーペットだけを取り上げても製法別に9種のスタイルを掲載。加えて、カーペットを仕上げ材として使用する場合の安全性や保温性、防音性に優れているというメリット、ほこりやごみが混入して掃除がしにくいなどのデメリットも挙げています。また、実例を挙げながら具体的なデザイン手法も紹介。インテリア設計について基礎から学ぶことができる一冊です。

『住宅インテリア究極ガイド 2014→2015』住宅インテリア究極ガイド 2014→2015

ページトップ