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今月のオススメの一冊

子供と暮らす家

『家族が幸せになる家がほしい』

家族が幸せになる家がほしい 仕事、夫婦、子供、健康。人生に幸福をもたらす鍵は、家の「買い方」「つくり方」にあるといいます。従来の住宅本は、「失敗しないための知識と情報」や「素敵なインテリアや間取り」に目が向けられてきましたが、本書には、長年にわたり住宅建築をメインとして多くの設計・監理を手掛けてきた一級建築士の伊澤多喜男さんが、何十年と人生を営む大事な場所として、家族がケンカせず、仲良く過ごせるようにと考えられてきた知識が満載。誰もが気になる、家に関する知識や考え方など、根本的な部分も記されています。例えば、一目で「いい家」と「悪い家」を見分ける方法として、「明るさ」を挙げています。間取りや設備を重視し過ぎて、採光をおざなりにしてしまった結果、常に暗く、「この家に帰りたい」という気持ちを起こさせない家ができてしまったという実例もあわせて紹介。そのほか、快食・快眠・快便を大切にすることや、その家での生活をシミュレーションしてみることなどが挙げられています。家族が幸せに生活できるような家を造るために押えておきたいポイントが詰まった一冊です。

『家族が幸せになる家がほしい』 家族が幸せになる家がほしい

『わが子を天才に育てる家』

わが子を天才に育てる家これまで実際に家造りに取り組む中、才能を開花させ、自分らしくエネルギッシュに生活している子供をたくさん見てきたという著者。子供の才能を育てるための後押しができる環境をどうやってつくるかをテーマに、これまでの住環境がどのような影響を及ぼしてきたかなどを体系的にまとめたのが本書です。3部構成になっており、第1部では、いわゆる子供部屋が子供にとってどんな影響を及ぼすのかについて書かれています。第2部では、子供の才能を育むために知っておきたい13の家造りのポイントを挙げています。第3部では、子供がクリエイティブに育つための住まいのQ&Aを掲載。「完全な個室にしたほうがいいでしょうか?」「天才を育てるには天井が高いほうがいいのですか?」「家造りを考える際、子供の意見はどこまで取り入れるべきでしょうか?」など数々の疑問を解決しています。脳の働きが活性化しやすくなる光の色から、コミュニケーション能力や創造力をアップさせる家の設計までが具体的に掲載されていますので、子供と生活する家を造る際に、ぜひ読んでおきたい一冊です。

『わが子を天才に育てる家』わが子を天才に育てる家

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