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今月のオススメの一冊

図書館建築

『日本の最も美しい図書館』

日本の最も美しい図書館 図書館とは、ただ本が収蔵されているだけの空間ではありません。ひとえに図書館といっても、その様式はさまざま。本書には、明治時代に建てられた歴史的な建物や、グッドデザイン賞を受賞している近代的な建物まで、思わず読書を忘れてしまうような目を見張る美しさの図書館建築が紹介されています。日本全国に分布する美しい図書館41館を、蔵書数や設計者などのデータと共に、写真付きで紹介。“魅力的な図書館”とは、美しいデザインだけではなく、自然光を取り入れる工夫や、香りや音を使った演出で五感にアプローチするなど、心地よい空間のために施された“機能美”も備わっていることがうかがえます。また本書には「使われなくなった図書館」や「文豪たちの図書館」「図書館の歴史」といったコラムもはさまれており、読み物としても楽しめます。“図書館マップ”なるものも掲載されており、旅のお供としても利用できそうな1冊。図書館目当てでその土地を訪れる、そんな旅の楽しみ方はいかがでしょうか。

『日本の最も美しい図書館』 日本の最も美しい図書館

『死ぬまでに行きたい世界の図書館』

死ぬまでに行きたい世界の図書館中央・北ヨーロッパ、西・南ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジアと分類し、世界中の図書館を紹介。ページをめくれば、数々の見目麗しき建築物の世界に引き込まれます。巻頭には、「一生に一度は見ておきたい話題の図書館ベスト3」と題され、イギリスのオックスフォード大学ボドリアン図書館、アメリカのニューヨーク公共図書館、オーストリアのアドモント修道院図書館といった、“図書館好き”の間ではよく知られた存在の図書館が登場。さらに、『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ハリー・ポッター』など、映画の舞台となった有名図書館特集も組まれています。どの図書館も、豪華絢爛(けんらん)の造りに貴重なコレクションを有し、長い歴史のなかで人々から愛されてきた姿は圧巻の一言です。各紹介ページには日本から航空機で出発するアクセスや、成田空港から目的地までの平均的なツアー料金も掲載されており、実用性も抜群。本書では図書館のほかに「美しき本屋さん」も紹介されており、ウィーンの“美術館のような書店”や、フランスの“ワインがおいしい書店”など、日本ではお目にかかれないような本屋さんに驚かされることでしょう。

『死ぬまでに行きたい世界の図書館』死ぬまでに行きたい世界の図書館

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